私の選んだ職場 銀行からの転職を決意。その理由は自由な経営方針とフラットな社風でした。【株式会社ウィズリンク】

2022年9月5日 公開

札幌市内で高齢者や重度障がい者の訪問介護、移動支援の他、企業主導型保育園など、幅広い事業を展開している株式会社ウィズリンク。同社で総務として働く鷲見亮さんにお話を伺いました。
指定訪問介護事業所ウィズケア 総務
鷲見 亮さん
旭川市出身、28歳。群馬県の経済系大学を卒業後、地元の銀行に就職。法人営業を5年間経験した後、2020年にウィズリンクへ入社。

現状の安定よりも、面白さと将来性を求め挑戦。

鷲見さんの前職は銀行員。旭川市の高校を卒業後は群馬県にある経済系大学へ進み、地元へ戻り就職したそうです。銀行と言えば安定しているように思いますが、一体どうして、転職を決意したのでしょうか?「正直言うと、労働環境や待遇の面では一切不満がありませんでした。しかし5年程働いてみると、自分の将来が安易に想像できてしまい、何となく面白みのなさを感じていたんです。また長いスパンで見ると、銀行員という仕事が数十年後にも存在しているのか、不安に思ったことも理由の一つでした」

鷲見さんがウィズリンクを知ったのは、将来に迷いが生じていたそんな時。融資を担当していた企業の社長から紹介を受けたことがきっかけだったと言います。「介護福祉業界そのものに興味を抱いたわけではなかったのですが、多角的に事業を広げていく、言わば『何でも屋』のような仕事だと聞いて、将来まだまだ可能性のある企業だと実感したんです」

介護未経験から充実した制度で実務を学ぶ。

2020年に総務として入社した鷲見さん。担当は労務管理や契約書類の処理、請求や人事など、バックオフィス業務が中心です。しかし、実は訪問介護の現場に出ていることも多いのだとか。同社では社員全員がサービス全体を理解して、お互いの立場を尊重するために、社長も含めた全員が現場に出て働くそうです。「僕は転職前に時間があったので、必要な資格は銀行員時代に取得していました。しかし、コロナ禍も重なり実技研修を受けることができず、基本的な実務は入社してから先輩や社長から教わりました」

更に、資格取得や教育に掛かる費用は会社が全額負担。こうしたバックアップのお陰で、すぐに仕事を覚えることができたそうです。「ただ、それまで包丁を握る習慣が無かったので、利用者さんのご自宅で料理する場面では非常に困りました。特に『冷蔵庫にあるもので』と言われると、非常に難しいんですよね。主婦の方の気持ちがよく分かりました(笑)」

フラットな雰囲気でみんなが夢を追える会社。

異業種からの転職で気になるのが、安定性や労働環境の面。「介護福祉業界と言えば、ハードで給与も低いイメージがありましたが、ここは他の事業所に比べて高水準の待遇です。希望休はほぼ取得可能で、勤務時間もある程度自由に調整できるようになっています。正直、入社する前の想像以上に自由な環境でした」

今では新規事業の企画や事業計画など、経営にも深くかかわっているという鷲見さん。森社長をはじめ、役員全員がフラットな立場で話すことができ、従業員みんなの意見を積極的に取り入れる社風が根付いていると言います。

また、森社長が日ごろから「夢を追う人を応援したい」と積極的に呼び掛けているお陰で、高いモチベーションを持って働く人も多いのだとか。ある社員は「重度障がい児向けのデイサービスを作りたい」と入社時に話したところ、森社長が実現に向けて動き、関連会社で実際に施設を設立するまでに至ったそうです。「20代の一般社員という立場でありながら、経営や事業計画に深くかかわれる会社って、そうそうありませんよね。銀行員だったころは、自分が会社全体に影響を及ぼしているという実感は得ることができませんでした。今は日々、新しい出来事や人との出会いに刺激を受け、自分の可能性がどんどん広がっていることに、大きな喜びを感じているんです」

働きやすさ3つのポイント

週休2日制で融通の利きやすいシフト制
勤務時間は8時から22時30分の間で選択可能。公休に加えて希望休も多く、組み合わせて連休にすることも可能です。
資格取得に掛かる費用は会社が全額負担
介護福祉、保育など同社の事業にまつわる資格は会社が全面的にバックアップ。更に、研修会や勉強会への参加もサポートします。
利益を従業員に還元。賞与や昇給も充実
多角経営によるスケールメリットを生かし、他事業所より高水準の給与。年2回の賞与や昇給制度も備えています。

会社をみんなで成長させる。そんな社風が根付いています。

代表取締役/森 茂さん

弊社の立ち上げは2017年の2月。私も含めたった3人で訪問介護サービス事業所としてスタートしました。現在はスタッフも50人近く在籍し、幅広い事業を手掛けています。こうした多角経営によるスケールメリットを生かし、業績は右肩上がり。その分、給与も他事業所と比べて高い水準を設け、従業員へと積極的に還元しているんです。また私も役員も現場へ出て、従業員と同じ目線で運営できるよう心掛けていますし、従業員みんなが会社を成長させる意識を持っているように感じます。
鷲見さんは友人の紹介で知り合って勧誘しました。すぐに興味を持ってくれて、銀行員を続けながら入社前に介護の資格を取得してくれました。さまざまな事業を展開するにあたり、勉強熱心で頭が柔らかく、コミュニケーションが上手な性格に助けられています。

株式会社ウィズリンク
指定訪問介護事業所 ウィズケア

訪問介護サービス、居宅介護・重度訪問介護・同行援護といった障がい福祉サービスの他、企業主導型保育園「うぃず保育園」を運営。関連会社では重症児デイサービスも手掛ける。
札幌市豊平区美園3条6丁目1-7 ぺルドゥエープス美園205号
TEL.011-799-1620
https://www.wiz-care.net

私の選んだ職場

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