私の選んだ職場 私の選んだ職場【ザ ロイヤルパークキャンバス札幌大通公園】

2022年1月24日 公開

2021年10月、テレビ塔近くに誕生したホテル「ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園」。国内初の高層ハイブリッド木造建築で話題となり、地域のクリエイターと共にイベントを開催するといった新しい取り組みも、全国から注目を集めています。同ホテルの鈴木大吾さんに職場の魅力を伺いました。

自由なアイデアを実践できるまさに〝キャンバス〟のような職場です。

株式会社ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ
ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園
フロントチーム シニア/鈴木大吾さん
宮城県出身、28歳。仙台市内のIT専門学校を卒業後、株式会社ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツへ入社。ヨーロッパの城のような外観で知られる「仙台ロイヤルパークホテル」で7年の勤務を経て、「ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園」立ち上げスタッフとして来道。

「この人たちと働きたい」7社の内定を断り入社

カジュアルなたたずまいが、ホテルマンというより今どきのITワーカーといった雰囲気の鈴木さん。このホテルへ就職する前は地元の宮城県でIT専門学校に通っていました。在学中にさまざまな仕事を体験したいと考え、数多くのアルバイトを行ってきたと振り返ります。
「力仕事からデスクワークまで、幅広い業種のバイトを経験した中で、接客が最も自分に合っていると感じたんです。そこで、サービスやコミュニケーションをとことん突き詰めてみたいと思い、ビジネスホテルでのバイトに応募した事が、この業界に入るきっかけとなりました」
ホテルの仕事に楽しさを覚えた鈴木さんは、就職活動でも宿泊業へ積極的にアプローチ。外資系高級ホテルを筆頭に、なんと7社もの内定を獲得したそうです。そして最後に応募したのが、現在の勤め先である株式会社ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツでした。
「仕事への考え方や育成方法など、面接で『こんな上司と一緒に働きたい』と感じたのは初めてでした。またスタッフの誰もが気さくで、風通しのいい会社である事がひしひしと伝わってきたんです」
満を持して最終面接に向かう途中、緊張のあまり道を間違え、予定時刻に遅れてしまうというアクシデントも。
「慌てて電話をすると、『ゆっくりでいいから気をつけて』と、むしろ気遣って頂いたんです。そんな温かさに、ますます心を打たれました」

マルチな能力を発揮し、立ち上げスタッフに抜擢。

2014年、無事に入社を果たした鈴木さん。地元にある「仙台ロイヤルパークホテル」のバンケット部門に所属し、結婚式の披露宴や宴会での配膳、更には司会や案内役も担当。次第に裏方として各業者の手配やスケジュール管理を行うなど、多くの業務をこなしながら着実にスキルを広げていきました。
そして2020年。会社にとって北海道初進出となる「ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通」の新設が発表され、鈴木さんは現場のリーダーとして抜てきされました。
「道産木材をふんだんに使用した建築はもちろん、テレビの代わりにレコードプレイヤーが置かれた客室、DJブースのあるラウンジ、キャンプ場のような屋上など、すべてが常識破りのホテルです。自分にとっても故郷を離れる初めての機会、またとないチャンスに全力で取り組んでいこうと決めました」
しかし、ユニークなホテルであるが故に、開業するまでもひと苦労。オペレーションやサービスの仕組みなど、手探りで作り上げていったそうです。
「オープニングイベントの運営やキャストアテンド、更には壊れた備品の修理まで僕が務めました(笑)。ただ当社では、スタッフを幅広い業務がこなせる『マルチジョブ』に育て上げるのが特徴です。マルチな経験を積んだからこそ、困難を乗り切る事ができました」
開業後は大きな話題となった事に加え、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いてきた時期でもあったため、客室はたちまち満室の状態に。「あっという間に年末を迎え、ようやく落ち着きました」と笑顔を見せます。

スタッフ全員が、北海道を体感しながら働く

近ごろは新人スタッフやアルバイトの教育、働く環境の整備にも取り組んでいるという鈴木さん。
「当ホテルは『キャンバス』の名前通り、自由な発想で運営やイベントのプランを描けるのが特徴です。もちろん、ホテリエとしての礼儀作法は大切ですが、髪もネイルも自由、制服もアレンジ可能と、堅苦しいルールはありません。また弊社は三菱地所グループですので、休日や勤務時間の管理はもちろん、制度面も安定的です。そのお陰か、皆がいきいきと働いています」
今後はホテルのコンセプトである「北海道を体感する」をより深く、楽しくお客様に提供できるよう、さまざまな工夫を凝らしていきたいと意気込む鈴木さん。
「ラウンジの目の前が大通公園とテレビ塔ですから、秋は紅葉、冬はイルミネーションと、スタッフ自身も北海道を体感しながら働いています。個人的には、初めて迎える北海道の冬ですので、自然の厳しさも体感しています(笑)」

働きやすさのポイント

ホテルらしからぬ自由な雰囲気!
ホテリエとしての礼節やおもてなしはあれど、自由なホテルづくりを目指しているため、服装や髪型などの規律は堅苦しくありません。
4週8休のシフト制と充実した福利厚生
不動産大手の三菱地所株式会社が親会社のため、労働環境はしっかり整備。無理なく働ける4週8休のシフト制で、福利厚生も充実。
伝統あるグループで新しい取り組みを実践
東京にある系列店は人気映画シリーズのモデルにもなった一流ホテル。最上級のおもてなしと、革新的な取り組みの両方を学べます。

ホテルではなく、コミュニティ。街の一員として新しい価値を創造します。

「キャンバス」ブランドのコンセプトは「MAKE IT HAPPEN」。 ホテルというより、お客様と札幌の方々が交流し、何か楽しい事を生む“拠点”です。これからたくさんのイベントを開催するにあたり、バンケット経験が長く、リーダーシップのある鈴木さんはピッタリです。また、いつも穏やかな性格で教育熱心、後輩からも好かれている印象です。彼が育てるスタッフや手掛けるイベントが、これからどんな出来事を巻き起こすか、期待をしています。
株式会社ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ
ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園
総支配人/神田典子さん

ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園

「北海道を体感する」をコンセプトに、2021年10月にオープン。サステナブルな取り組みとして、構造体から内装に至るまで北海道産木材をふんだんに使用。ラウンジや屋上ではワイン試飲会や映画上映会などのイベントも多数開催。
北海道札幌市中央区大通西1丁目12
TEL.011-208-1555
https://www.the-royalpark.jp

私の選んだ職場

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