株式会社KDDIエボルバ

2022年3月1日公開

株式会社KDDIエボルバは、コンタクトセンター業務を中心とするKDDIのグループ企業。母体の通信に関わる仕事を中心に、多彩な会社のカスタマーサポートなどを行っています。社員の働きやすさを重視した制度や環境を整え、2017年からは新卒採用もスタート。人材開発本部札幌HR部長／センター長の相徳光穂さんが、就活に大切な心構えや自分の見つめ方を教えてくれました。

就活は、自分の知らない自分に出会える貴重な経験。

株式会社KDDIエボルバ人材開発本部札幌HR部長／センター長相徳光穂さん
昭和女子大学文学部心理学科卒業。2002年4月に株式会社KDDIエボルバに入社。通信系コンタクトセンターのグループリーダーや同コンタクトセンターの東京センター長を経て、2017年4月に札幌センター長として着任。2019年10月北海道支社長兼札幌センター長に。現在は運用3本部長として札幌、山形を担当。

新卒社員に期待すること古い慣習を打ち破る、「目からうろこ」の気付き。

私たちが新卒採用に乗り出したのは2017年。業務拡大に向けて正社員雇用を増やさなければならず、さらに2年後には新しいセンターに移転することが決まっていたため、将来を見据えて若い世代を積極的に採用しようと考えました。
当社の仕事は、ごく端的に言えばクライアントの商品やサービスを「使いたい」「使い続けたい」と思ってもらうサポートをすること。ただ、ベテランになればなるほど頭が凝り固まってしまうというのでしょうか、受け答えやコミュニケーションの仕方も、従来の手法にとらわれてしまいがちです。一方、フレッシュな新卒社員は、古い慣習を打ち破るような「目からうろこ」の気付きに敏感だと思います。例えば、「インターネット注文画面のここが見づらい」「太字のほうがお客様に伝わりやすい」といった小さな意見から、クライアントのインターフェイスを変えたこともあるんです。北海道…とりわけ札幌はコンタクトセンター業界が活況で、情報技術のレベルが高い学生さんも多い印象。テクノロジーと人をつなげる役割として成長していくことにも期待しています。

面接のアドバイス自分の「好き」を深堀りしてみましょう。

面接では学生さんがどんなことに興味があり、何を達成するとワクワクするのかという「好きなこと」をよく尋ねます。私たちは日々進化するwebサービスやアプリといった技術についてお客様にご案内しているので、好奇心が必要不可欠。スポーツでもアルバイトでも良いのですが、自分の好きなことがあるというのは興味を広げて物事に取り組む素養だと思っています。
ただ、自分のピンポイントな「好き」を深堀りしたことがないという人も少なくありません。そんな時は今までの就活や面接を思い起こしてみてください。「自分の思いを伝えきれなかった」「あの会社の仕事が好きと思っていたけれど、何か違うかもしれない」など、いろんな感情が湧き上がるはずです。なぜ自分の思いを話せなかったのか、その仕事のどこに引っかかったのか、そう考えていくうちに、自分の好きなことにつながる答えが見えてくると思います。就活は自分の知らなかった自分に出会える貴重な場でもあるんです。

若い世代へのメッセージ相手を思いやり、寄り添う気持ちを大切に。

学生さんは自分と社会に興味を持って日々を過ごしてください。というと難しく聞こえますが、例えば、「FacebookよりもInstagramでメッセージを送ったほうが相手が喜ぶんじゃないだろうか」「自分は写真を撮ることよりも写真にコメントを付けるほうが好き」など、どんな小さなことでも良いのです。自分の心が動いた出来事に敏感になることで、やりたいことやなりたい将来像をイメージしやすくなると思います。
コンタクトセンター業界は、相手のことを思いやる姿勢が大切です。パソコンスキルやテクノロジーの知識は入社後に勉強することで身に付けられます。けれど、スマホを使いこなせないというシニア世代に寄り添ったり、IT化に取り残されそうな方に手を差し伸べたり、こうした心を磨けるのは自分自身。クライアントが私たちに求めるのも、相手を思いやる気持ちです。