9月、札幌東区にAI技術を駆使した最新のデイサービス施設が完成!
ゴルフゲーム、e-スポーツ機器、多彩なジムマシン…。複合レジャー空間を思わせるラインナップですが、実はこれらすべて札幌東区に9月誕生予定のデイサービスに備わる設備というから驚きです。詳しいお話を伺うべく同施設を開設する有限会社おいらーくを訪ねました。
団塊の世代の利用を見据えた最新コンテンツをラインナップ。
ライルパークSapporoが提供するリハビリメニューは有酸素運動、筋力トレーニング、認知トレーニング、スポーツ、栄養管理など8つのカテゴリーに分類されています。さらにスポーツのコンテンツの中にはシミュレーションゴルフやボッチャがあったり、 認知トレーニングとしてe-スポーツを取り入れたりと現代的な工夫も施されています。
「これから利用者となっていくのはパソコンやスマホも使える団塊世代の方々です。この世代の方々は趣味志向も多様ですし、センスや振る舞いも若々しいですよね。こういった方々が従来の手遊びや集団ゲームなど『やらされるリハビリ』に喜んで参加するとは考えにくいわけです」
団塊世代に自ら『行ってみたい』と考えてもらうためには、ビッグデータに基づいた的確なサービスに加え、一人ひとりの興味や関心を高める現代的なコンテンツを用意することも重要。
「さらにスポーツならゴルフ、有酸素ならウォーキングマシン…というように、利用者様が自由に選択できることも魅力です。楽しみながら体力や介護度の維持向上を図るのが、次世代型リハビリの大きな特徴なんです」
働く環境も大幅に省力化。介護の仕事が身近になりそう。
ICTリハはスタッフの働く環境も様変わりさせるはずと柴田さん。
「これまでは、利用者様の入退館・リハビリ内容などをそれぞれの担当が専用の用紙に記入する必要がありました。加えて日報や月次作業の実績報告書の作成などが負担となり、残業になることもありました。しかしICTリハが稼働すれば、利用者様のリハビリの詳細からバイタル(心拍や呼吸などのデータ)まで、パソコンに自動的に記録されるようになり改めてデータを打ち込んだり記入したりする必要がなくなります。さらにこれらのデータは一元化され、誰でも簡単に閲覧できるため、スタッフ間の業務の申し送りや連携も驚くほどスピーディになるわけです」
さらにICTリハは、送迎車両にも先進システムを導入し、よりスピーディで安全な利用者様の送迎を可能にします。
「こうした環境の変化は業務の省力化や簡略化をもたらすだけでなく、デイサービスを明るく開放的なものにしてくれます。これまで未経験者にはやや遠い存在だった介護の仕事が、楽しそうな仕事・働いてみたい仕事に変わっていくのでは、と期待しているんです」