私の選んだ職場【平岸ハイヤー株式会社】
2020年8月17日 公開
地域に「超」密着したタクシー会社なので、常連さんの予約が多く、収入も安定しています。

タクシードライバーと並行しながら陶芸作品を制作。展示会やデパートの販売会などにも出品。
陶芸とドライバーの両立を目指して。
「札幌芸術の森で陶工房のアシスタントを務めながら器や茶碗を制作していました。作品はデパートの展示会やグループ展などで販売していたんです」
陶芸を仕事にしてから約10年。陶芸仲間から「タクシードライバーと陶芸活動の二足のわらじを履いている人がいる」と聞き、その働き方に興味を抱いたと言います。
「陶芸作品の売れ行きには波があるので、収入を安定させながら制作にも打ち込める環境は魅力的です。陶芸仲間から『平岸ハイヤーはお客様からの評判が良い』と教えてもらい、タクシードライバーにチャレンジすることを決めました」
種谷さんが平岸ハイヤー株式会社に入社したのは3年ほど前。タクシーの乗務に必要な第二種運転免許は会社の費用サポート制度を活用して取得しました。
「入社後に陶芸活動のことを上司にお話ししたところ、快く応援してくれたことがありがたかったです」
ドライバーを班分けし、新人を見守る体制。
「僕は1週間程度で独り立ちしました。初日はお客様が本当に乗ってくれるのか胸の内はドキドキでした(笑)。ただ、当社は『圧倒的地域密着宣言』を掲げ、平岸エリアの方々から厚い信頼を得ています。予約電話による配車が8〜9割を占めるため、その対応だけでも十分に売上が見込めるんです」
同社ではタクシー会社には珍しく、ドライバーを班に分けています。分からないことは定期ミーティングで先輩に聞くことができ、同じ班員とコミュニケーションも取りやすいことから新人が一人ぼっちになることはないそうです。
「ドライバーの勤務シフトは連休を含めた4週6〜7休で、陶芸の制作時間も十分にあります。当社は事前に休みの希望を伝えると、できる限り応えてくれるため、展示会の予定も立てやすいんです。展示会場に会社から花を贈っていただいたこともあり、社員思いの心遣いに感動しました」
平岸エリアの方々のお役に立てているという手応え。
「当社が『地域密着』を掲げる平岸エリアはご年配の方が多く暮らす地域です。定期的に病院に通わなければならなかったり、普段の買い物に困っていたりする高齢者も少なくありません。そんなお客様を目的地までお乗せして感謝の言葉を掛けていただくと、自分も地域の方々のお役に立てているんだと思えるんです」
現在、種谷さんは副班長として班長のサポート役を務めています。さらに、同社の観光事業のチームメンバーとして観光施策を話し合っているそうです。
「新型コロナウイルスの影響によってインバウンドの見込みが激減しました。これからは国内旅行者を対象に、ホテルや空港への送迎ができないかと考えているところです。こうした乗務だけではない業務に携われるのも当社の面白いところだと思います」
働きやすさのポイント
地域密着型の営業方針を続けてきたことにより、電話予約の配車が圧倒的に多く、収入が安定しやすいのが特徴です。
ドライバーを8つの班に分け、定期的にミーティングを開催。新人さんも先輩方とのコミュニケーションが取りやすい体制です。
ドライバーの勤務シフトは連休を含めた4週6〜7休。さらに、休みの希望にもできる限り応えるように努めています。
地域の暮らしも、ドライバーの生活も守ります。
一方で創業時から「社員=家族」「ドライバーの地位向上」もテーマに掲げてきました。電話予約の安定的な収入やドライバー同士のきずなを深める班体制、自社アプリや電子マネー決済などのいち早い導入もその一つです。今後も平岸の地域にかかわり続け、ドライバーの生活を守れる営業戦略にトライしていきたいと考えています。
代表取締役社長/神代晃嗣(くましろてるつぐ)さん
平岸ハイヤー株式会社
私の選んだ職場
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