機材やテクノロジーに積極投資することで、映像ビジネスの未来を。【niceグループ】
2022年3月21日 公開
専門性の高い「チーム分け」は、人材育成の面でも有効。
「かつては、撮影と照明を同じ会社で担うことは一般的ではありませんでしたが、私たちの場合は設立時からワンストップの制作体制を整えています。グループ全体でスピーディーにクリエイティブを届けられる一方で、それぞれの部隊が独自に仕事を獲得できるようにするためにも分社化を進めてきました」
現在、ナイスグループは東京に分室(支社)を置く他、機材レンタル会社や撮影・照明の人材派遣部隊、編集・音声の技術会社、撮影に特化した集団、コンテンツの企画開発チームなどに分かれています。
「映像制作の各工程を内製化することで利益率を高めるのも狙いの一つです。専門性を高めたチーム分けは、カメラマンのスキルアップや撮影・照明・特殊機材(撮影用クレーンや大型送風機など)をマルチにこなせるスタッフの輩出など、人材教育の面でもメリットがあると考えました」
世界でも注目を集めるリアルタイム3Dバーチャルシステム。
「映像の技術は日進月歩しています。私たちは日本ではなく、海外の最新事例や潮流に目を向け、自社に取り入れることで多くの仕事を獲得してきました。最近はトルコやクロアチアの技術を導入し、世界でも注目を集めている『リアルタイム3Dバーチャルシステム』を可能にするスタジオを開設しました」
このシステムを取り入れたスタジオでは、カメラワークに合わせてリアルタイムに背景を合成し、バーチャル空間で多彩な表現を可能にするのだとか。人間の動作を記録し、デジタルデータ化する「モーションキャプチャ」というテクノロジーも活用できることから、大手動画サブスクリプションサービスのドラマ制作に携わることになったそうです。
「とはいえ、ミッションに対してベストなクリエイティブを制作する ために、どの技術を使うかチョイスするスタッフの力も重要です。テクノロジーと人材をセットで提供できるのが当グループの強みです」
点と点の活動を、線につなげる出会いの場。
「キッチンスタジオは北海道の食を発信できる場として利用してもらい、若い人がテストキッチンのようにも活用してほしいと考えました。例えば、カメラマンが写真教室を開いた後に、焼きそばを振る舞うだけでも楽しいですよね」
コロナ禍でまだ実現してはいないものの、「ZOU cafe」の2階はシェアオフィスにする予定。多くの機材を必要としない若手インスタグラマーやユーチューバーといったクリエイターの出会いの場にしてほしいそうです。
「キッチンスタジオやカフェは利益を見込んでオープンしたわけではありません。ビジネスにすぐ直結せずとも、クリエイターの点と点の活動を線につなげることで北海道に少しでも貢献したいと思っています。さまざまな業界の人が集う場から、新たな化学反応が起こることに期待したいですね」
niceグループ(株式会社nice)
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