利用者様が「行きたい」と感じ、スタッフが「働きたい」と思う時代に即した介護サービスを提供。【北海道福祉事業協力会】
2023年1月30日 公開
札幌琴似、新琴似、前田に「さくら丘」の名称で小規模多機能型居宅介護事業所(以下、小多機事業所)を運営しているのが、株式会社北海道福祉事業協力会。人間味あふれる介護姿勢が利用者や家族に支持され、今春には4拠点目となる事業所も開設予定です。代表の八戸翼さんにお話を伺いました。
自宅のような空間で利用者目線の介護を提供。
手稲区前田の事業所を訪れた際の第一印象は、まるで家のよう。玄関の先に開けていたリビングスペースには多くの利用者や職員が集い、にぎやかに談笑していました。
「どの事業所も中古の民家を改築し、事業所として利用しているんです」と答えてくれたのが八戸さん。所内の雰囲気そのままの柔和な笑顔が印象的です。
小多機事業所とは、通いを中心とし要介護状態や希望に応じ訪問や泊まりを組み合わせながら、入浴や食事などのサービス、その他日常生活のサポートを行う地域密着型サービス事業所のこと。
「利用者様の在宅での生活が継続できるよう支援する場であり、ご自宅の延長線上にある仮の住まいのような存在です。弊社の事業所をあえて家庭的な雰囲気にしているのも、家のようにくつろいでほしいといった考えがあるからなんです」
その昔、利用者の家族がついつい口にしていた「(介護施設に)預ける」という言葉。それを耳にしたお年寄りの多くは、深く傷ついていたそう。
「尊厳と誇りを持って生きていっていただくためには、介護施設は預かる場ではなく、利用者様本人が行きたくなるような空間でなければなりません。特に小多機事業所は介護の入口にもなる施設です。穏やかな雰囲気はもちろん職員の対応も、具体的なサービスやサポートも利用する側の本意に沿った内容にすべきだと思っています」
「どの事業所も中古の民家を改築し、事業所として利用しているんです」と答えてくれたのが八戸さん。所内の雰囲気そのままの柔和な笑顔が印象的です。
小多機事業所とは、通いを中心とし要介護状態や希望に応じ訪問や泊まりを組み合わせながら、入浴や食事などのサービス、その他日常生活のサポートを行う地域密着型サービス事業所のこと。
「利用者様の在宅での生活が継続できるよう支援する場であり、ご自宅の延長線上にある仮の住まいのような存在です。弊社の事業所をあえて家庭的な雰囲気にしているのも、家のようにくつろいでほしいといった考えがあるからなんです」
その昔、利用者の家族がついつい口にしていた「(介護施設に)預ける」という言葉。それを耳にしたお年寄りの多くは、深く傷ついていたそう。
「尊厳と誇りを持って生きていっていただくためには、介護施設は預かる場ではなく、利用者様本人が行きたくなるような空間でなければなりません。特に小多機事業所は介護の入口にもなる施設です。穏やかな雰囲気はもちろん職員の対応も、具体的なサービスやサポートも利用する側の本意に沿った内容にすべきだと思っています」
介護の理念をスタッフ間で共有。人間味あふれる対応を。
利用する側に立ったサービスやサポートとは具体的にはどのようなものでしょう。
「例えば訪問介護だけのサービスだと滞在時間も限られますが、小多機事業所は通いや宿泊との組み合わせなので時間の融通も利きますし、『ちょっと顔を見に来たよ』的な臨機応変な対応も可能です。その分、利用者様との距離も近くなります。四角四面のルールに縛られないのが、弊社流の運営なんです」
こうした人間味あふれる対応の一方、働く環境は先進的。その象徴がタブレット内の介護ソフト。
「食事メニューや服薬の詳細から日々の生活状況、微妙な体調変化まで細かに記入し、職員同士が常に情報共有しています。グループLINEもリアルタイムで稼働しています」
ただしこうしたデジタル環境に依存しすぎないのも、さくら丘スタイル。
「依存が過ぎると対応がマニュアル的になってしまうからです。なぜ介護が必要か、なぜその対応が重要なのかなど日々の取り組みの意味や意義を、社員はもちろんパートさんとも共有するようにしています。弊社のスタッフ間の結束が強いのは、日ごろの細かなコミュニケーションによるものだと思っています」
「例えば訪問介護だけのサービスだと滞在時間も限られますが、小多機事業所は通いや宿泊との組み合わせなので時間の融通も利きますし、『ちょっと顔を見に来たよ』的な臨機応変な対応も可能です。その分、利用者様との距離も近くなります。四角四面のルールに縛られないのが、弊社流の運営なんです」
こうした人間味あふれる対応の一方、働く環境は先進的。その象徴がタブレット内の介護ソフト。
「食事メニューや服薬の詳細から日々の生活状況、微妙な体調変化まで細かに記入し、職員同士が常に情報共有しています。グループLINEもリアルタイムで稼働しています」
ただしこうしたデジタル環境に依存しすぎないのも、さくら丘スタイル。
「依存が過ぎると対応がマニュアル的になってしまうからです。なぜ介護が必要か、なぜその対応が重要なのかなど日々の取り組みの意味や意義を、社員はもちろんパートさんとも共有するようにしています。弊社のスタッフ間の結束が強いのは、日ごろの細かなコミュニケーションによるものだと思っています」
幅広い介護度に対応し、働きがいを感じる職場に。
株式会社 北海道福祉事業協力会
『さくら丘』手稲
札幌市内に3つの小多機事業所を運営。要支援、要介護の認定を受けた方が自宅で継続して生活できるよう必要な支援を提供。今春4拠点目が手稲区前田に開設予定。
北海道ビジネスニュース
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