注目企業のトップに聞くin北海道【株式会社サフィルヴァ代表 三木智弘さん】
2020年9月28日 公開
スポーツを通じて、北海道に世界があこがれる「スーパーシティ」を。

1996年、愛知県日進市生まれ。10歳のころに三重県に移り、高校卒業後、自宅浪人を経て東京大学文科二類に進学。現在は大学を休学し、株式会社サフィルヴァ、株式会社ミキスポーツ、株式会社スポーツネーションの代表取締役を務め、多くの企業の顧問や執行役員なども兼任。
父に恩返しすべく、学生のうちに起業。
「東大に入学してからはインターンシップでスタートアップの起業や大手企業のブランドコンサルに携わりました。大学2年生の春にはスポーツチームの経営を視野に入れながら、将来の道を模索し始めるようになったんです」
大学3年生のころ、三木さんは大胆な方角へとかじを切ります。一般の就職活動では納得のいくスポーツビジネスを手掛けることができないと考え、大学を休学した上で起業する道を選びました。まずは100万円を借金し、事業の出資者を募るために経営者向けのイベントなどを開催したというから驚きです。その際に掲げたのは「スポーツトレーナーの価値を高める事業を始めたい」。理由はごく個人的な背景だと笑います。
「父はサッカー日本代表のトレーナーを引退した後、お世辞にも厚遇には恵まれませんでしたが、僕ら家族を不自由なく支えてくれました。スポーツトレーナーは、技術が高くても生計を立てるのが難しいというケースも少なくありません。こうした環境を改善するために、スポーツトレーナーを育成し、健康意識の高い企業に派遣するビジネスを父と共に立ち上げようと考えました」
起業の準備から約3カ月。この思いに共感した出資者がついに現れ、三木さんは学生ながらスポーツトレーナーの育成・派遣を行う株式会社ミキスポーツを創業しました。
スポンサーシップの新しいビジネスモデル。
「僕に課されたミッションは地域に愛され、地元経済に貢献できるクラブを目指すために、しっかりとした収益性を確保することです。念願のスポーツチーム経営者になれることが背中を押し、10分も経たないうちに『やらせてください!』と答えました(笑)」
三木さんは他にもスポーツ関連の企業を中心に顧問や役員を兼務しています。まだ20代前半の若さながら、経営者や役員クラスの「大人」と対等にビジネスを進めています。
「ただ、サフィルヴァ北海道の選手やスタッフ、そしてファンにとって、僕は『見ず知らずの学生』に過ぎません。だからこそ、チームのために行動し、結果を出さなくては認められないと気を引き締めました」
CEO就任後に掲げた目標は5年後にチームを日本一に導くこと。選手の補強や環境整備には多大な資金が必要ですが、三木さんはスポーツ界における新しいビジネスモデルを既に考えていたのです。
「電気や光回線、マーケティングツールなど、あらゆる商材を安価で提供し、顧客の課題を解決する新進気鋭のIT企業と子会社を設立しました。その営業戦略を活用した副収入をチームの強化に使うという仕組みです」
さらに、子会社のサービスによってパートナー企業(スポンサー)の売上アップにも積極的に貢献し、ビジネスのマッチングもお手伝い。チームの収益を確保しながら、スポーツチームを介して地域経済も活性化させるまさにウインウインの関係です。
観光に訪れるだけでなく、「住みたくなるまち」を。
「V2リーグでは観客動員数が100人程度のチームが多いのですが、サフィルヴァ北海道の場合は宣伝を打たずともホームゲームに900人以上が集まってくれたこともあります。北海道は本当に人が温かく、スポーツへの愛情も深い土地柄です。チームを応援してくださる気持ちがひしひしと伝わってくるので、僕の『地元愛』もあっという間に芽生えました」
サフィルヴァ北海道のビジネスモデルが軌道に乗った際には、スポーツを通じた地域活性化を全国に展開するのが三木さんの夢。「日本中のスポーツ関係者がより豊かに暮らせる未来をつくりたいんです」と表情を引き締め、最後に北海道への思いを語ってくれました。
「世界ではスポーツチームがまちづくりの中心に据えられる例も少なくありません。僕を受け入れてくれた北海道に恩返しするためにも、サフィルヴァ北海道を軸とした新しい都市構想を練っているところです。具体的にはITと大自然が融合するスーパーシティを実現すべく、東大生の先輩とすでに動き始めました。10年後には世界中の人が観光に訪れるだけでなく、北海道に『住みたくなるまち』をつくり、更なる活気を生み出したいですね」
株式会社サフィルヴァ
パートナー企業大募集!
https://safilva-vc.com/contact
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