国内外から注目されるニセコエリアの中心、ニセコ町。そのポイントは、日本有数の観光リゾートエリアという点だけではありません。SDGsへの取り組みの先進性に注目が集まっているのです。ニセコ町は2018年6月、内閣府の「SDGs未来都市」に選定されました。つまりSDGsの達成に向けた取り組みを積極的に進める自治体として認められたのです。さらにその中核である「NISEKO生活・モデル地区構築事業」は「自治体SDGs未来事業」に選定されました。それはニセコ町で住み続ける人のための、持続可能な町を開発していこうというもので、まさにSDGsの目標11「住み続けられるまちづくり」への取り組みそのものです。2020年7月、その開発事業の実施主体として「株式会社ニセコまち」が設立されました。ニセコ町と町内の事業者、加えて専門知識のある事業者が参加しています。2021年8月からは事業がスタートしています。「株式会社ニセコまち」取締役の田中健人さんに、その経緯と今後について伺いました。