北海道で就職しよう!

自己分析に役立てよう。センパイたちの本音アドバイス 一鱗共同水産株式会社

2022年3月1日 公開

一鱗共同水産株式会社は、今年で創業61年を迎える水産仲卸の老舗企業。山城勇真さんは、2019年7月に営業職として入社しました。実は大学卒業後はまったく別の仕事に就いていましたが、それから4年、「ちょっと回り道をしましたが、好きなことを仕事にできて、今、とても充実しています!」と満面の笑み。彼のこれまでの歩みを伺いました。

自分の「好き」を、しっかりとイメージしてください。

一鱗共同水産株式会社 営業 山城 勇真さん(26歳)
北海道千歳市出身。北海学園大学 法学部 法律学科卒業。

自身の失敗談から「何となくの就活」では、仕事は続きません…。

就職活動をスタートさせたのは大学4年生の半ばのこと。今振り返ると恥ずかしいのですが、当時は「そろそろ就活をしないとまずいだろうな」とどこか他人事のような気持ちでした。自分のやりたいことや働くことについて深く考えず、「公務員だから安定しているかな」と、大学卒業後はとりあえず自衛隊に入隊…もちろん、こんな動機では長続きしませんでした。
その後は、稼ぎを求めて愛知の自動車工場で期間工として働くなど、いろんな職を転々としました。ただ、このままではいけないと自問自答を繰り返し、安定や給与ではなく、好きなことを仕事にしようという考え方にシフト。僕は食べること、そして特に魚が大好きなので、新千歳空港での水産物販売の仕事にたどり着きました。

仕事の心構え好きなことは「次」への向上心も湧き上がります。

大好きな魚を販売する仕事は、とても楽しかったです。だからこそ、もっと水産物に詳しくなりたいという思いがフツフツと湧き上がってきました。空港のお店では扱う種類もお土産用の高級魚がメインですし、販売できる量にも限界があります。当時の雇用形態は契約社員ということもあり、魚の知識を深められる正社員の転職先を探したところ、目に留まったのが共同水産の求人情報。実はバイヤーが休みの時、たまに札幌市中央卸売市場内に商品を受け取りに行ったこともあり、あの圧倒的な魚の数、セリの活気、ターレ(円筒形の動力部が360度回転する構造の小型運搬車)が市場内を縦横無尽に走る姿に目を奪われ、「ここで働きたい!」と思うようになったんです。自分のステップアップのために、一も二もなく転職を決めました。

北海道で働く魅力「好き」や「やりたい」に真っ直ぐに向かって。

ご存知の通り、市場の朝は早いのが通例です。現在は深夜1時30分に起床して会社に向かっています。まだ外は真っ暗ですし、冬などは眠気と寒さで布団から出るだけで精一杯。それでも楽しく働けるのは、魚や加工品を仕入れ、スーパーや小売店に販売することで「大好きな水産物のマーケットの一部を自分が動かしている」というダイナミックな手応えが得られるからです。僕の大学時代の就職活動は参考にならないと思いますが、今は「好きなこと」「やりたいこと」を仕事にすると、長く続けられると胸を張っていえます。
「稼ぎたい」という理由だけで働いた自動車工場ではとにかく辛かったですし、愛知の夏の暑さや台風といった環境面も自分に合いませんでした。僕は少しだけ遠回りしましたが、学生の皆さんは「好き」「やりたい」を大切にしながら真っ直ぐに理想の仕事と出合ってください。

一鱗共同水産株式会社

北海道札幌市中央区北8条西20丁目1-20
Tel 011-621-4151
1959年9月札幌市中央卸売市場開設に備えて設立され、水産仲卸として半世紀以上にわたり、量販店や大手スーパー、鮮魚小売店をはじめとするお客様のパートナーとして商品とサービスを提供。お客様を通じて生活者により良い「魚」を届ける一方、社員が幸せを感じて働ける会社づくりも目指しています。

自己分析に役立てよう。センパイたちの本音アドバイス

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