
男性が多いと思われがちな建設業界ですが、近年、女子学生の応募が増えているのを知っていますか?
ICTの活用で労働時間の短縮が進み、休日数を増やしたり、産休育休などを整備する会社が増加。きれいなトイレや更衣室など環境づくりに取り組む職場も増えています。
三笠市に本社を置く田端本堂カンパニーも、そんな建設会社のひとつ。パソコンを使った書類作成や写真の整理、現場での測量など、幅広い業務で女性の活躍が目立っています。
また同社は待遇や福利厚生の充実にも力を入れており、男女を問わず20代の社員が多数。これから入社する皆さんにとっては、年齢の近い先輩のサポートを受けながら、ステップアップを目指すことができます。
職場の魅力や仕事のやりがいについて3人の若手社員に話を聞いてみました。

【建築・土木分野のプロジェクト管理スタッフ 野布瀬志穂/入社9年目】
高校時代は、就職をするなら保育業界か、美容業界かと思っていたんです。建設業界で働くなんて、まったく考えていませんでした(笑)。
ただ、私は兄弟がたくさんいるので、早く就職して親に楽をさせてあげたいという気持ちもあったんです。そんな時、学校の先生から「地元(三笠市)が本社だから一度見てみたら」と紹介されたのが田端本堂カンパニーでした。
見学に来てみると女性の先輩も働いていましたし、男性の上司も優しそうな雰囲気。もともと自分には体を動かす仕事のほうが向いている(保育も美容も結構体力勝負!)と思っていましたし、何より、実家から通える安心感もあって、ここで働くことを決めました。
私の仕事を一言でいうと、「工事の進行を管理すること」です。働いている職人さんに指示を出したり、スケジュール通りに進んでいるかなどをチェックしたり。工事に必要な写真や書類を整理するのも役割です。
「女子でも大丈夫?」と心配な人がいるかも知れませんが、現場には女子専用の更衣室付きトイレを用意してくれていたり、会社のサポートも万全!安心して働ける職場ですよ!

【建築・土木分野のプロジェクト管理スタッフ 柏原春弥/入社3年目】
入社の決め手になったのは職場見学の時に感じた“雰囲気の良さ”でした。先輩たちが笑顔でいきいき働いていて、自分もここなら楽しく働けそうだなと思ったんです。大きな重機を駆使して作業をする様子もカッコよく、あこがれの気持ちも持ちました。
実際に働いてみて意外だったのは、建設業界といっても、いつも泥だらけになるような仕事ではないということ。外にいる時間は長いですが、現場の測量をしたり、写真を取ったりする作業がメインなので、作業着が汚れることもまれ。イメージしていた「肉体労働」ともずいぶん違いました。
最初の一年は正直わからないことだらけで、仕事のことはもちろん、目上の人との接し方など“社会人のキホン”に戸惑うことがたくさんありました。ただ当社には年齢の近い先輩がたくさんいるので、困ったことがあってもすぐに相談できるのがよいところ。特に入社当初は先輩がマンツーマンでついてくれるので、不安を感じることもありませんでした。
いずれは重機の資格も取得し、大規模な現場で先輩たちのように活躍できたらと思っています。

【建設ディレクター 石川南/入社10年目】
私はもともと事務職志望でした。建設業界への就職はまったく考えてなく、そもそも「穴を掘ったり、土を運んだりする仕事」というイメージだったので、学校の先生にここを紹介された時はとても意外な感じがしました。
しかし、見学に来て話を聞くと、パソコンで書類を作ったり、図面を操作する仕事がたくさんあるということ。高校の頃からパソコンを使って作業をするのは好きだったので「そういう仕事なら楽しくできそう!」と入社を希望しました。
私がいま携わっているのは2次元の図面やドローンのデータから3Dデータを作成すること。このデータを重機に読み込ませるとモニターに作業箇所が表示され、従来よりも速く、正確に作業ができます。
作業効率が良くなれば皆の負担も軽減でき、チームの一員として貢献できることに喜びを感じます。
当社は建設業界の中では、女性が安心して働ける会社だと思います。産休を取った時には「仕事のことは気にせず、とにかく体を大事に」と皆さんが気を使ってくれましたし、その後も育児との両立がしやすいようにサポートしてくれました。
女子の後輩がもっともっと増えることが私の願いです。