40歳・靴職人からの転職で、リーダーに大抜擢。【グループホームあさひの家】
2024年2月5日 公開
母親の認知症を機に、東京の靴職人から転職。
「父が他界したことで落ち込み、勢いで上京したんです。とりあえず仕事をしなくては…と職を探して歩いていたら、たまたま電柱に靴工房の求人チラシが貼ってあるのを見かけて…何も考えずにその世界に飛び込みました」
日々、掃除や片付けといった雑用をこなし、先輩職人たちへの気遣いも忘れなかった金城さん。いつしか先輩職人に認められ、フルオーダーメイドの靴作りにも取り組むプロの靴職人となりました。しかし…
「関東に来てから12年、僕が40歳になったころ、母が認知症にかかってしまったと姉から電話があったんです。すぐに仕事を辞めて北海道へ帰郷しました。母が心配だったので一切の迷いはありませんでした」
プロとの出会い介護士の道へ。
「就職もしなければいけない状況でしたから、せっかく介護を学ぶなら、そのまま仕事にしたら一石二鳥だと思い、専門学校で介護を学ぶことに決めたんです。切り替えの早い性格なので、後ろ向きではありませんでしたね」
専門学校での実習先が「グループホーム あさひの家」。当時のフロアリーダーとの出会いが入職につながったと話します。
「本当は介護タクシーのドライバーになろうと思っていたのですが、当時のフロアリーダーに出会い、考えがガラリと変わりました。利用者さんへの接し方や、職員に対する仕事の教え方、プロの仕事の素晴らしさ、そして利用者様から感謝されている姿に感銘を受け、この人の下で働きたいという気持ちがわいてきたんです」
介護職を、転職時の前向きな選択肢に。
「高齢社会でこの先も必要とされていく業界だからこそ、まずは職員にとって働きやすい環境づくりが重要だと考えています」
その一例がまず、有給休暇を取得しやすい環境にすること。「あさひの家」では上司や先輩の了承を得ずともシフトに書き込むだけで希望を出すことができます。また、定時よりも5分前から退勤できる取り組みをしているそう。
「よく『日本は遅刻には厳しいのに、残業には甘い』と言いますよね。特にこの北広島の事業所やバスや公共交通機関の都合で早めに来る職員が多いので、早く来てくれる分も考慮しようと考えたんです」
更に、法人本部とも連携して、人事評価制度や教育制度の見直しをしているという金城さん。そのモチベーションは一体どこから?
「どんな苦労があっても、入居者さんからの『ありがとう』の一言ですべての苦労が報われます。そう感じているからこそ、介護業界で働く理由が『仕方なく』という気持ちにはなってほしく無いんです。自分たちが職場環境をより良いものにしていくことで、胸を張って働ける業界になってほしいと考えています」
そのためには自社だけではなく、地域社会への情報発信などにも積極的に参加していきたいと力強く話します。
「たった1人のために、たくさんの人が汗を流すのは靴も介護も同じです。業界は変わりましたが、プロとしてみんなの力でしか作り上げられない価値を作っていく。その気持ちは変わらないんです」
金城さんの仕事遍歴
-
18歳
高校卒業後、信用組合に就職 -
22歳
実家の飲食店を手伝う -
28歳
上京し靴作りの道へ。下積みを経て靴職人に -
40歳
認知症の母親を支えるべく、帰郷。介護業界へ【TURNING POINT!】 -
50歳
職員を統率するフロアリーダーとして奮闘中
上司からのメッセージ
朝日ベストライフ株式会社
グループホーム あさひの家 北広島
TEL.011-375-5517
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