小さな「後悔」が福祉の世界に飛び込んだきっかけ。【社会福祉法人光の森学園 霖雨の邑】
2023年6月5日 公開
札幌市内で主に障がい者に向けた福祉サービスを提供する社会福祉法人光の森学園。生活介護事業所「霖雨の邑(りんうのむら)」で働く髙田眞臣さんに、福祉業界に飛び込んだ経緯や仕事のやりがいを伺いました。
発達障がいを持つアルバイトとの出会い。
大学卒業後、新卒として北海道の家具・インテリア小売企業に就職した髙田さん。物流部門に配属され、1年程働いたところでレンタルビデオやカラオケなどのサービスを提供する会社に転職しました。
「映画が好きという単純な理由がきっかけです。20年近く勤め、マネージャー職までステップアップしました」
2年半程前、コロナ禍の影響が直撃。出勤日数や給料が減ってしまった部下の生活を守るために、自身が退く決意をしました。
「以前の職場で働いていた時、カラオケ店に女性アルバイトスタッフが入社しました。ところが、なかなか仕事を覚えられず悩んでいると部下から報告があったんです。ある日、彼女から電話があり、病院で診察したところ発達障がいだったことが分かったと知らされました」
髙田さんは発達障がいについて調べ、ハンデを持っていても働けるような環境づくりに取り組みました。けれど、半年ほどが経ったところで、そのアルバイトスタッフと音信不通になり、結局は退職してしまったそうです。
「もっと手を尽くせば、彼女が辞めずに済む方法があったのではないか…そんな後悔が胸につかえていたこともあり、前職を退職した後、障がい者福祉の世界に飛び込もうと考えたんです」
「映画が好きという単純な理由がきっかけです。20年近く勤め、マネージャー職までステップアップしました」
2年半程前、コロナ禍の影響が直撃。出勤日数や給料が減ってしまった部下の生活を守るために、自身が退く決意をしました。
「以前の職場で働いていた時、カラオケ店に女性アルバイトスタッフが入社しました。ところが、なかなか仕事を覚えられず悩んでいると部下から報告があったんです。ある日、彼女から電話があり、病院で診察したところ発達障がいだったことが分かったと知らされました」
髙田さんは発達障がいについて調べ、ハンデを持っていても働けるような環境づくりに取り組みました。けれど、半年ほどが経ったところで、そのアルバイトスタッフと音信不通になり、結局は退職してしまったそうです。
「もっと手を尽くせば、彼女が辞めずに済む方法があったのではないか…そんな後悔が胸につかえていたこともあり、前職を退職した後、障がい者福祉の世界に飛び込もうと考えたんです」
利用者様と家族のように支え合える関係。
髙田さんは障がい者福祉の仕事を目指して転職活動を進めましたが、経験や介護福祉士の資格を求められるケースが大半でした。
「途方に暮れていたところ、資格も経験も問わないという光の森学園の求人を見つけました。願ってもないチャンスと思い面接を受けることを決めたんです」
2021年2月、髙田さんは光の森学園に転職し、生活介護事業所「霖雨の邑」に配属されました。障がいを持つ利用者様の突発的な行動やパニックに戸惑う未経験者も多いため、まずはコミュニケーションに慣れることから始めました。
「利用者様は人によって好印象を抱く距離感も、接し方も異なります。先輩方は一人ひとりへのベストな対応や伝え方を丁寧に教えてくれましたし、分からないことがあるとすかさずフォローしてくれるので安心して仕事に向き合えました」
髙田さんは障がい者福祉の仕事は経験を重ねるごとに「ラク」になると表現します。
「例えば、飲み物をこぼしてしまった時には積極的に手伝ってくれたり、できないことは無理せずに素直に伝えてくれたり、利用者様との信頼関係が厚くなるほど助かることも増えるんです。大げさかもしれませんが、家族のように支え合える存在になれることが大きな手応えにつながります」
「途方に暮れていたところ、資格も経験も問わないという光の森学園の求人を見つけました。願ってもないチャンスと思い面接を受けることを決めたんです」
2021年2月、髙田さんは光の森学園に転職し、生活介護事業所「霖雨の邑」に配属されました。障がいを持つ利用者様の突発的な行動やパニックに戸惑う未経験者も多いため、まずはコミュニケーションに慣れることから始めました。
「利用者様は人によって好印象を抱く距離感も、接し方も異なります。先輩方は一人ひとりへのベストな対応や伝え方を丁寧に教えてくれましたし、分からないことがあるとすかさずフォローしてくれるので安心して仕事に向き合えました」
髙田さんは障がい者福祉の仕事は経験を重ねるごとに「ラク」になると表現します。
「例えば、飲み物をこぼしてしまった時には積極的に手伝ってくれたり、できないことは無理せずに素直に伝えてくれたり、利用者様との信頼関係が厚くなるほど助かることも増えるんです。大げさかもしれませんが、家族のように支え合える存在になれることが大きな手応えにつながります」
困った時に助けてくれる抜群のチームワーク。
前職での髙田さんは、売上や数字のためにがむしゃらに働いていたとか。一方、光の森学園に転職した後は働く時間もグッと短くなり、気持ちにも余裕が持てるようになったと言います。
「福祉業界というと給与があまり良くないイメージを持たれがちですが、当法人は待遇や福利厚生が手厚く、各種手当なども整っています。何より、困った時には必ず誰かが助けてくれるチームワークの良さが抜群です。未経験からの転職でも、いつも笑って働けるのは、周りのサポートがあることに他なりません」
現在、髙田さんは介護福祉士の資格取得に向けて勉強中。その費用をサポートしてくれる制度もありがたいと笑顔を見せます。
「僕自身、今はステップアップよりも、利用者様がいかに楽しく暮らせるかを突き詰めることに重きをおいています。ただし、そのためには専門知識やスキルが更に必要になるので、介護福祉士の取得が目下の目標です」
「福祉業界というと給与があまり良くないイメージを持たれがちですが、当法人は待遇や福利厚生が手厚く、各種手当なども整っています。何より、困った時には必ず誰かが助けてくれるチームワークの良さが抜群です。未経験からの転職でも、いつも笑って働けるのは、周りのサポートがあることに他なりません」
現在、髙田さんは介護福祉士の資格取得に向けて勉強中。その費用をサポートしてくれる制度もありがたいと笑顔を見せます。
「僕自身、今はステップアップよりも、利用者様がいかに楽しく暮らせるかを突き詰めることに重きをおいています。ただし、そのためには専門知識やスキルが更に必要になるので、介護福祉士の取得が目下の目標です」
髙田さんの仕事遍歴
22歳
大学卒業後、家具小売企業に就職
大学卒業後、家具小売企業に就職
24歳
レンタルビデオやカラオケを展開する企業に転職
レンタルビデオやカラオケを展開する企業に転職
40歳
発達障がいを持つアルバイトスタッフとの出会い【TURNING POINT!】
発達障がいを持つアルバイトスタッフとの出会い【TURNING POINT!】
障がい福祉の世界に未経験からチャレンジ
上司からのメッセージ
社会福祉法人光の森学園
霖雨の邑
札幌市に障がい者の入所施設や生活介護事業所、グループホームなどを展開。利用者様一人ひとりの能力と適正に応じた支援プログラムにより、生きがいと意義のある人生を確立してもらうことがモットー。
北海道札幌市中央区円山西町8丁目6-16
TEL.011-641-3000
TEL.011-641-3000
転職ストーリー
最新記事5件
転職を重ねたどり着いた、本当になりたい自分。【藻岩この実会 第2この実寮】
2024年4月1日 公開
「第2この実寮」で働く髙西博明さんに転職ストーリーを伺いました。
40歳・靴職人からの転職で、リーダーに大抜擢。【グループホームあさひの家】
2024年2月5日 公開
朝日ベストライフ株式会社の「グループホーム あさひの家 北広島」で働く金城徳根さんに、転職ストーリーを伺いました。
小さな「後悔」が福祉の世界に飛び込んだきっかけ。【社会福祉法人光の森学園 霖雨の邑】
2023年6月5日 公開
生活支援員として活躍する髙田さんに、福祉業界に飛び込んだ経緯や仕事のやりがいを伺いました。
自分の「好き」を生かし、社会貢献できる職場です。【株式会社ブルベア】
2023年3月27日 公開
転職に踏み切った当時の心境とお仕事に対する思いを語ってもらいました。
テレマーケティングから建設業への転職ストーリー【有限会社ワーケン】
2022年5月9日 公開
転職に踏み切った当時の心境とお仕事に対する思いを語ってもらいました。