
宗谷漁業協同組合は、北海道のてっぺん・宗谷岬に拠点を構える漁協です。「漁協=漁師さん?」と思った学生さん、ちょっと待ってください。漁協は漁業者が自らお金を出し合い、運営し、利用する協同組合。一人ではできることが限られる漁師さんが力を合わせ、その経営を支えるための組織です。
ここで働く職員は、漁師さんのお金を預かり貸し出す「銀行業務」、水揚げされたホタテやタコを受け入れてさまざまな販路に売る「販売」、漁業資材の販売や店舗・ネットショップの運営を担う「購買」など、まちの暮らしと漁を陰で支えています。
当組合の魅力は、まず安定感。ホタテやタコを主力とする水揚げ高は約100億円で道内トップクラス。だからこそ待遇も手厚く、漁が好調な年のボーナスは10か月分近くになることも。さらに、信用・販売・購買といったタイプの異なる仕事があり、いろんな経験を積みながら自分に合った道が見つかるのも特長。職員住宅も完備され、東京や札幌から飛び込んだ先輩も活躍しています。
北のてっぺんで、浜を支える仕事に飛び込んでみませんか。
専務理事/本間 靖敏
「浜のために、浜とともに」を合言葉に、海の恵みを未来へつないでいます
漁協の仕事は、水揚げした水産物を受け入れて売ったり、資材を届けたりするだけではありません。実は、海の資源そのものを育てるのも大切な役割です。当組合では昭和46年からホタテの稚貝放流に取り組み、計画的な生産をしています。近年はタコが少なくなってきたので、今年から産卵礁を海に入れ、卵を産める場所づくりも始めました。獲れるのを待つだけでなく、研究を重ねて海の環境を整えていくことで、浜の恵みを未来へつないでいます。
職場は思いのほか若く、職員36名のうち約8割が30代以下、平均年齢は36.7歳。地元出身者が中心ですが、東京の大学を出た職員や札幌から新卒で入った若者もいます。いろんな経歴の仲間が集まる活気に満ちた職場です。
漁業は海と天候が相手。漁協がなければ漁師さんは漁を続けられず、私たちもまた漁師さんなしには成り立ちません。お互いを支え合う仕事です。だからこそ求めるのは、明るくハキハキとして、人とのコミュニケーションを楽しめる方。学歴や経験よりも、その一点を大事にしています。ぜひ一緒に浜を支えましょう。
販売部/笠原康明
ノルマも成績もなし。淡々と打ち込める仕事が性に合っています。
東京出身です。僕は東京農大のオホーツクキャンパスに進んだのをきっかけに北海道へ。一人暮らしがしたかったのと、満員電車の通勤がどうも苦手で、自然の中で働きたいと思っていたんです。水産系の職場を探していたところ宗谷から求人が来ていて、ご縁あって入社しました。
今は販売部で、漁師さんが水揚げしたタコやホタテを受け入れる仕事がメインです。船から揚がったものを規格ごとに計量して伝票を切り、データにまとめて漁師さんの口座にお金が入るようにするのが一連の流れ。イメージとしてはスーパーのレジに近いかもしれません。1日の流れはだいたい決まっていて、ルーティンを淡々とこなすのが好きな僕には合っています。何より、ノルマや売上目標、成績評価が一切ありません。人付き合いがそんなに得意じゃない僕でも、気負わず働けています。
僕らは漁師さんが漁に集中できるよう支えるパートナー。仕事終わりにはホタテやタコ漁を支える誇りも感じますし、時には漁師さんからウニなどをもらえるのも役得(笑)。趣味のゲームやプラモデルを楽しむ余裕もあって、肩の力を抜いて続けられますね。
信用部/佐藤 秋空
海が好きで、簿記も生かせる…マニアックな条件に合っているのが信用部!
地元の商業高校で簿記を学びました。僕は小さい頃から海や釣りが好きだったこともあり、「海と数字に関われる仕事」の条件にぴったりだったのが宗谷漁協。給料が良いと聞いていたのも決め手です。
今は信用部で漁師さんのための銀行業務を担当しています。普通の銀行と違って、窓口に来るのはほとんどが顔見知りの漁師さん。手続きによっては本人確認を簡略化できたり、「そろそろ税金の時期ですよ」と声をかけたり、ここならではのやり取りがあります。決まったルールの中で正確に進める「硬い」仕事ですが、簿記をやっていた僕にはしっくりきます。
これまで購買部のストアも2年経験しました。そちらは季節や流行を読んで仕入れを考えるなど、自分の考えを反映できる仕事。同じ漁協でもまるで違うからこそ、自分に合う居場所がきっと見つかると思います。
休みの日は、スノボや釣り、バドミントンなどを楽しんでいます。豊漁だとボーナスにかなり跳ね返ってくることもあり、趣味のツールをそろえるなど公私ともに充実した毎日です。いずれは信用部で上を目指したいですね。