
今、海外で日本の和菓子(WAGASHI)が注目されているのを知っていますか?
素材を活かした製法や繊細な味わいが評価され、和菓子の主役「あんこ」の人気もじわじわと高まっています。
旭川の老舗、福居製餡所が今回新卒募集するのは、そんなあんこや羊羹の魅力を広く発信する総合職!
初めは「あんこがどのようにして作られるか」といった製品知識・製造工程を学び、いずれは会社のこだわりやあんづくりにかける思いをSNS等を戦略的に駆使し、国内外に伝えていく役割を担ってほしいと考えています。
若手の成長を会社全体でバックアップする社風です。

創業者である祖父がよく口にしていたのが「小豆に風邪を引かせるな」という言葉。
あんこに使う小豆はとても繊細なので、小さな子供を育てるように目を離さず、常にその様子を気にかけなければならないという意味。当社の職人たちは今もその教えを胸に刻み、日々、あん製造に向き合っています。
食品製造は時代と共に進化していますが、「変えるべきものと」「変えてはいけないもの」の見極めが大切だと考えています。衛生管理やトレーサビリティなどは時代に合わせる必要がありますが、美味しいあんを作るこだわりを手放してはいけません。大手メーカーではない小さな工場だからこそ、効率よりも品質が優先。私たちが作るすべての製品には「あんこ屋としての誇り」が宿っています。
入社してすぐはあんづくりの基本や製品知識、社会人としてのコミュニケーションを学んでいただき、いずれは当社のこだわりや想いを発信する総合職として活躍していただければと考えています。SNSの活用など若い世代の発想やアイデアは大歓迎です。
「あんこ文化や和菓子文化を次世代につなぐには」そんなテーマに一緒に取り組めればと思っています。

福居製餡所の営業は単なる商品提案にとどまりません。お菓子屋さんやパン屋さんなど、さまざまな顧客の要望に合わせて、最適なあんこを一から企画・開発する仕事です。
例えばあんこを使った新しい商品を作りたいと相談があった場合、まずは甘さはどれくらいにするか、硬さはどうか、豆の種類はなど、お客様の要望を聞いて工場で試作品を作ります。それを元に「もっと甘さを控えて」「食感はやわらかく」など、微調整を加えていきます。
お客様がイメージする味に近づけるのは簡単ではなく、何度も試作を繰り返すことが少なくありません。だからこそ「そう、この味!」と評価された時の喜びはひとしお。お客様と一緒に商品を作り上げたという達成感を味わうことができるんです。
最近の仕事で印象に残っているのは、地元・上川神社からの注文に対応したこと。参拝客に配るお菓子を作りたいと要望があり、特注の羊羹を提案・製造までつなげました。
営業は難しそうと思うかもしれませんが、実は私も未経験から営業になり、キャリアはまだ半年ほど。最初は不安もありましたが、上司のサポートは本当に手厚く、人柄もバツグン。ぜひ安心して飛び込んできてください。

製造部門で「甘納豆」と「しゅまり饅頭」の製造を担当しています。甘納豆では、豆を炊き、蜜に漬け、乾燥・袋詰めまでを一貫して行っていて、主な納品先はパン屋さんなど。旭川市内の多くのお店でうちの甘納豆が使われています。
「しゅまり饅頭」という看板商品の製造も担当し、生地やあんこを準備する部署から材料を受け取り、機械で成型し、手作業で焼き印を押すまでを担っています。羽(焼き上がりにできる余分な部分)の出方を調整しながら、製品を美しく仕上げる繊細な作業です。
もともと自分は羊羹や和菓子が好きで、肉まんよりもあんまんが好きなタイプです(笑)。就職活動中に製餡所の求人を見かけ、好きなものに携わるのは面白そうだと入社を希望しました。
当社の仕事は作業自体はシンプルですが、気温や湿度、豆の状態によって炊き加減が左右されるのが難しさです。だからこそ納得いく仕上がりになった時の喜びは大きく、仕事を続ける原動力になっています。
会社は人と人の距離が近く、部署の垣根を越えて助け合える風土があります。人手が足りないときは自然に他部署をサポートしあえる関係性があり、チームワークの良さが働きやすさになっています。