本田農機を創業した初代・本田正之は、独自の着眼点と発想力で次々と便利な道具を生み出したアイデアマン!
手間がかかる脱穀作業の負担を軽減するため、既存の脱穀機を改良して選別性能に優れた上扱式動力脱穀機を自ら考案。大幅な効率化とスピードアップを実現したと言われています。
そのDNAは今も脈々と受け継がれており、農家の皆さんの「こんなものがあったら良いな!」を叶えるのが当社のミッション。
創意工夫を活かしたものづくりで、農業の未来と、北海道の未来に貢献することを目指しています。
当社の創業者である本田正之は、「農家さんの役に立つ機械をつくりたい」と、それまでにない動力脱穀機や水田除草機を開発し、1935年(昭和10年)に本田農機工業を創業しました。その後も、トラクター用の均平機、肥料散布機、代掻整地機など、農作業の手間を軽減できるオリジナル商品を次々に考案し、当社の礎を築きました。
アイデアと工夫で地域に貢献したいという思いは、創業から90年の節目を迎えた今も変わりません。農業の担い手が少なくなっているからこそ、省力化や効率化のニーズはいっそう大きくなっており、私たちが培ってきた技術やノウハウが生かされると考えています。
ここ数年は外部の視点を取り入れることにも力を入れており、大学生と共同で機械を開発する構想や、当社の既存商品の改良を大学側にゼミ活動として取り組んでもらうことなどを計画中。若い人材の活躍には大きな期待を寄せています。
最先端のAIやハイテク機器では大手企業に叶いませんが、農家目線の「ちょっとした不便の解消」など“ニッチ”なニーズに応える製品開発を通じて、北海道農業のこれからに貢献していきたいと考えています。
高校の企業説明会で話を聞き、農業が盛んな地元に根ざした仕事で、世の中に役立つものづくりが面白そうだと思い入社しました。はじめは漠然とした興味でしたが、会社に入っていろいろな作業を経験させてもらう中、自分たちの手で製品を生み出すやりがいや、楽しさを感じるようになりました。
自分は溶接グループに入っていて、農業機械に使われる金属部品や鉄パイプなどを溶接する(熱で溶かしてくっつける)のが仕事です。初めはなかなか上達せずに悩みましたが、先輩たちは根気よく教えてくれましたし、次第にコツが分かって上手くできた時の達成感がやみつきに。まだまだ先輩たちには敵いませんが、入社当初よりは成長できたかなと思っています。
溶接の仕事が少ない時期には、板金や組立、塗装など他の部署の仕事を手伝うこともあります。他の人の仕事を経験することで、「自分がこういう溶接をすれば、他の人の作業がしやすくなるのか!」といった発見があり、面白いですね。
工場には他にも20代のスタッフがいて、冗談を言って笑い合ったりできる和やかな雰囲気。ひとつの会社にいながらたくさんのことを学べて、成長を実感できるのがここの魅力だと思っています。
趣味で木工をする父親の影響もあり、子供の頃からものづくりが好きでした。本田農機工業のことは高校の求人票で知り、見学に来た時に、ベテランの先輩たちが巧みに機械を操る姿がカッコいいと思ったんです。何もかも自動化されたハイテクな工場とは違い、人の手が加わる温かみや、技術の積み重ねが大切にされている世界に魅力を感じました。
板金グループでは、鉄板の切断や穴開け、曲げ加工などを行っています。指示された寸法通りに切り出すだけでも難しいのですが、だからこそやりがいがあり、上手く行った時の喜びもひとしお。ボタンを押すだけで何でもできる最新装置では、逆に味わえない達成感だと思っています。
工場内は部署を超えてみんな仲が良くて、明るい雰囲気です。お互いに助け合える空気があり、働き心地は最高!年間の休日が事前に決まっているので予定は立てやすく、不自由はありません。
当社には面倒見がよい先輩が多く、困ったことがあっても親身にサポートをしてくれます。自分も後輩たちには優しく接したいと思っていて、仕事の話ばかりじゃなく、趣味の話なども気軽にできる関係性を作っていきたいと思っています。