北海道発!商品誕生エピソード【食べる豆ジュレドレ/株式会社丸勝(帯広市)】
2019年1月7日 公開

十勝といえば豆類の一大生産地。その消費拡大を願い開発されたのが、新感覚のジュレタイプドレッシング「食べる豆ジュレドレ」です。製造を手がけているのは、帯広を拠点に良質な豆を仕入・販売している株式会社丸勝。商品開発の中心人物、田沢直也さんにお話をうかがいました。
豆類の消費拡大で、生産者へ恩返し!
「ここ最近、豆の消費量は減少傾向です。生産者の皆さんが丹精込めて育てた豆を、もっと広く知ってもらえないだろうか。社内では、そんな議論が交わされるようになりました」
同社が豆の消費拡大を胸に商品開発に乗り出したのは、生産者へ恩返しがしたい一心からです。平成19年には、十勝産の小豆やながいもを使った「十勝純粋酢」を発売。一般的な米酢よりもツンとした風味が少なく、ミネラルや旨味成分が豊富なことから食品業界の注目を集めました。
「その後も豆のジャムやドレッシングを開発し、おいしさについては評価をいただきました。一方で、利用シーンが限定的で分かりづらいという意見も寄せられ、もっと手軽に豆を食べられる商品を作ろうという機運が高まったんです」
見た目もサイズも、豆の食感も新感覚
「ピクルスは好みが別れがちな食べ物。果たして広く受け入れられるのだろうか… と暗雲が一気に立ち込め、結局のところ振り出しに戻ってしまいました(笑)」
平成27年、ピクルス作りのノウハウを活用しようと生まれたアイデアがドレッシング。サラダをはじめ、日常のメニューにも馴染みやすいことから急ピッチで開発を進めました。
「豆を丸ごと食べてもらうために、液状ではなくジュレに閉じ込める手法を採用しました。さらに、2人分のサラダに適した食べきりサイズでカップ詰めするなど、見た目もサイズ感も食感も新感覚のドレッシング作りを目指しました」
試作を繰り返すこと3〜4カ月。ジュレとミックスする調味液は、日本人好みのカツオだしをベースに和のテイストに仕上げ、豆の炊き加減を文字通り煮詰めていきました。
「苦戦を強いられたのがジュレの固まり具合。室温が高いと溶け出す可能性があり、トロリとした食感を保てる粉寒天やベストな固め方を探すのには骨が折れました」
そのまま食べても、オイルを加えてもOK!
「彩りの華やかさを狙ったのもありますが、何といっても北海道では多彩な豆を生産しているというアピールになります。実際、対面販売した際に『豆ってこんなに種類があるんですね』と驚きの声をいただくことも少なくありません」
商品自体はノンオイルで味付けは控えめ。酸味が好きな人はそのままサラダにかけて食べたり、ごま油やオリーブオイルを加えてマイルドな味わいに仕上げたり、自由自在にアレンジが楽しめるところも人気です。
「豆を上手に炊こうと思うと、皮がやぶれないようにじっくりと火を入れなければなりません。この商品は手軽にそのままの豆が味わえますので、共働き世帯にも好評をいただいています」
さらに、田沢さんは豆の品種ごとに調味液の味付けを変えた新商品の開発にも着手しているといいます。一粒一粒は小さな豆ですが、その可能性は実に大きいのです。
ここがこだわり!開発のポイント
「食べる豆ジュレドレ」は食べきりサイズで価格もリーズナブル。いつもの食卓用に出しても良し、手土産としても喜ばれること間違いナシ。
小豆や大豆、金時豆の他、一般流通していない黒虎豆や紅絞り豆も用意。それぞれに炊き方を変えて歯ざわりを楽しめるように工夫。
味付けは控えめなので、オイルを加えたり、卵に入れてオムレツにしたり、多彩なアレンジが可能。カルパッチョやポテトサラダにかけるのも◎!
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株式会社丸勝
十勝ヒルズ製造・管理
田沢直也さん -
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株式会社丸勝
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