北海道で就職しよう!

北海道就活トーク・就活ノウハウ編 北海道でI・U・Jターン就活を成功させるためには?実践編。

2025年3月1日 公開

遠方からの就職は、時間・お金・体力の効率化が鍵。

カツネ:事前準備は離れていても大丈夫だとしても、実際に就活するっていうことになったら行き来しないと難しいですよね?
ミサキ:そうですね。上手なスケジューリングと、交通費・宿泊費などお金の対策も必要になります。
カツネ:東京からのUターンだとすごく遠いので、時間やお金の他に体力も必要ですよね。
ミサキ:そうですね。同日や前後に説明会や面接を集中させられるようスケジューリングを工夫しましょう。ここ最近はWebを活用したセミナーや説明会、さらに面接を行う企業も少しずつ増えているため、以前よりは予定を立てやすくなっています。オンラインが可能な場合は積極的に活用してみると良いですね。
カツネ:費用を節約する方法はありますか?
ミサキ:企業によっては交通費や宿泊費を負担してくれるケースもありますが、そう多くはないのが現状です。そのため、ローコストな高速バスや夜行バスが運行しているか、鉄道の一定区間内が乗り放題のフリー切符はあるかなど、なるべく費用を抑えられる移動手段を探しておくことがおススメです。
カツネ:実家があると宿泊費分だけでもかからずにすむので、学生としては助かりますね。
ミサキ:I・Jターン就活なら就活生向けにリーズナブルなプランのあるホテルを選んだり、お手頃なシェアハウスを活用したりするのも良いでしょう。
カツネ:ところでミサキさんは学生時代、東京への就活時の費用はどうしていたんですか?
ミサキ: 短期的に東京に住んでいました。警備員として雇ってもらって、住み込みで、工事現場で働きながら就職活動をしていました。仕送りがなく学費も生活費も自分で稼いでいたから、リーズナブルなホテルも私にとってはリーズナブルではなかったんです。交通費も1往復分しか出せないくらい貧乏だったから…。
カツネ:へえ!ミサキさんにそんな過去があったとはびっくり!
ミサキ:でも今や、遠方からの就活時に、現地で短期暮らしをすることは一般的になってきています。とにかくやりたいことは諦めないでほしい。壁にぶつかっても、乗り越える方法を考えてほしい。自分で解決できないときは、相談しに来てください。いっしょに打開策を考えましょう。そう、お友だちにも伝えてください。
カツネ:はい。

選考書類・面接対策は、北海道では経験できないことを武器に。

カツネ:「どうして北海道での就職を志望しているんですか?」って聞かれますよね。
ミサキ:書類選考でも、面接でも問われるかもしれません。カツネさんのお友だちのようにUターン就活の場合、「地元が好き」「将来は親の面倒を見たい」といった個人的な理由もあるとは思いますが、選考では地元にどのように貢献したいのかを明確に伝えられると良いですね。「その企業でなければならない理由」も必要です。地元や地域にこだわる理由や志望動機は、企業を納得させられるものを考えておくのがベストです。
カツネ:地元愛がきっかけだったとしても、「なぜその地域なのか」「なぜその企業なのか」というところに重きを置いて伝えるべきなんですね。
ミサキ:逆にI・Jターン就活の場合は「なぜ地元でもないのに?」と疑問を抱く企業も多いため、志望動機はより明確に伝える必要があります。
カツネ:北海道に住んでいながら北海道での就職を希望している私って、恵まれているのかな…それでも志望動機を考えるのには結構苦戦しています。
ミサキ:状況は違っても、みんなそうだと思いますよ。だからこそ自己分析をしたり、職種や企業を研究したり、合説やインターンシップに参加したりしながら、より自分らしい理由や志望動機を探していくんだと思います。慌てず、自分のペースで就活を進めましょう。
カツネ:はい。そうだ、逆にI・U・Jターンのメリットって何かないんですか?
ミサキ:その地域以外の土地で幅広い視野を身につけてきたことは有利に働くと考えましょう。地元にはない発想で企業に貢献できることを期待されて採用されることもあります。例えば、カツネさんのお友だちのように東京の大学に進んだ場合は、アルバイト先で最先端の技術に触れる機会があったかもしれません。一人暮らしの苦労や経験から学んだことが強みになることもあります。
カツネ:「地元では経験できないこと」が武器になるんですね!
ミサキ:お友だちもカツネさんも、自分なりの武器を見つけて就活を続けていってください。それはきっと社会に出てからも、それぞれの強みとして役に立つと思います。