東和コンサルタント株式会社は、測量と設計をビジネスの2本柱に据える企業です。測量は主に官公庁の仕事で、海以外の場所はオールマイティに対応することができます。設計は道路や橋、公園といった社会インフラとなる土木設計が主軸です。
こういうと専門的に聞こえますが、いずれも文系理系を問わず、未経験を前提に育てていくので安心してください。というよりも、むしろコミュニケーションが得意でなければ適材適所の配置にしますし、キャリアアップ志向を押し付けたりもしませんし、ハツラツさや体育会系のノリも特に求めません。
当社の仕事は測量にしても設計にしても、自分で立てた仮定のゴールに対し、スタート地点から論理立てて肉付けしていくようなイメージ。コツコツ、黙々とする仕事ではありますが、工場のようにルーティン作業ではありません。だからこそ、社員はマジメでありながら、業務に面白がって取り組むタイプが多いのです。
「コミュ力」を過度に押し付けるのではなく、「測量だけ」「設計だけ」を黙々とこなすのもアリです。
◎常務取締役/若本 元
当社は、いわゆる建設コンサルタントという分野の会社です。最新の機械を使って市街地や道路などの測量をしたり、札幌市の公園の更新や道路の新設・修繕にあたって設計をしたり、主に官公庁の仕事を数多く請け負っています。
当社では新卒さんはまず3日間ほどかけて名刺の渡し方や言葉遣いといったビジネスマナーの研修を行い、その後は年齢の近い社員のもとで手取り足取り指導する教育スタイルです。この仕事は測量にしても、設計にしてもすぐに覚えられるわけではないため、少なくとも3年間は「単に学ぶ期間」と位置づけています。
ここ最近の就活では「コミュ力がなければならない」「キャリアアップ志向を持つべき」といったことを重視されがちですが、当社はそうではない人でも働けるのが特徴。もちろん、役場の方とコミュニケーションを取れたほうが良いですが、それを過度に押し付けるのではなく、「設計だけ」「測量だけ」黙々とやるのもOKです。
明るく活発でなくても、体育会系ではなくても、マジメに仕事に取り組んでいただければ大丈夫。コミュ力より、ハツラツさより、マジメで嘘をつかない人柄を重視しています。
自分なりの根拠を組み立てて答えへと導いていく「謎解き要素」が面白いんです!
◎測量部 主任/澤谷 幸太郎
高専を卒業後、新卒で入社しました。測量を学んできたわけではありませんが、体を動かす仕事もあり、ゼロからでも育ててくれる会社を探していたところ、「札幌 測量」の検索結果で最初にヒットしたのが東和コンサルタントだったんです(笑)。
入社後は、まず三脚の立て方や機械の取り付け方、何を測るかなどの「外作業」から丁寧に教わりました。この仕事は調査のために現状の土地を見に行ったり、時には山の中に入って作業したり、外に出かけることが多いので多少の体力は必要です。
一方、中の作業は発注者に説明するための申請書や資料作成がメインです。測量というと外作業のイメージが強いですが、考えることも多いんです。例えば、過去の資料や最新の道路の測量情報をもとに、現状の土地の大きさを測量する際、「そもそも過去の測量は合っていたのか」「現地はどうなっているのか」など自分なりの根拠を組み立てて答えを出していかなければなりません。それを自分で導く謎解き要素が面白いんです。
夏場は繁忙期ですが、冬〜春先はまったりペース。この時期に長い休みを取るなど、メリハリのきいた働き方も気に入っています。
僕自身、数字が苦手でしたが、手計算をするわけではなく「データをどう扱うか」整理するのが大切です。
◎測量部/若本 久
同業の会社で働き、3年ほど前に東和コンサルタントに転職しました。当社は測量の中でもレベルの高い仕事が多く、ドローンや地上レーザースキャナという最新の機械を使えるのも特徴です。例えば、人が立ち入れない場所を上空から撮影できたり、3Dモデルを使って説明しやすい資料を作成したり、効率化にもつながっています。
こういう僕自身、数字が得意ではありませんし、計算がありそうだと測量にハードルを感じていた一人。ただ、手計算をするような機会はなく、「データをどう扱うか」という整理の仕方が大切です。当社はマジメな先輩方が多く、分からないことを聞くと周りが教えてくれるので安心してください。それに3年は同行しながら学ぶ期間なので、覚えることに集中できると思います。
当社はこの業界にしては若手が多く、体育会系でもありません。「この業務はムダじゃないですか」「この書類はこう書いたほうが早そう」といった相談もしやすい環境。決してラクできるわけでも、すぐにマスターできる業務でもありませんが、一つひとつ教えてもらいながら成長が明確に感じられるのも面白みです。