北海道企業局は北海道が経営する公営企業。
事業や運営に必要なコストは、水道料などの利用料金を充当する「独立採算制」を導入しており、行政でありながら企業でもあるというユニークな組織形態が特長となっています。
工業用水や電力など「社会の動力」の供給という業務スケールの大きさもさることながら、景気に左右されずにキャリアを積めるという安定感、残業なし(緊急時除く)、有休100%取得、公宅の準備のほか多様な働き方を許容する、柔軟な職場風土も自慢。「オフがとことん充実しているから、全力で仕事に取り組める」が、職員の共通認識です。
道職員だけど企業人…そんな一風変わった仕事、経験してみませんか。
「少人数だからこその柔軟性が魅力。早めの出勤で夕方のフリータイムを満喫中!」
発電課 石若 理さん
道職員という安定感や充実の福利厚生に惹かれ、北海学園大を卒業後に入社しました。
現在入職8年目、道庁別館の発電課に在籍しています。地方では設備などの修繕や書類作成などに取り組んでいましたが、本局は巨大プロジェクトのインフラ事業を担当するケースも多く、すでに局内には次世代半導体で知られるラピダス社に対応する専用チームが発足していますし、自分も岩尾内発電所の改修工事という大きな事業に携わっています。
行政の仕事は「四角四面の取り組み」というイメージを持たれがちですが、企業局は少人数で自在性が高いのが特長です。最近はYouTubeをアップしたり、発電所カードを発行したり、地元の子どもたちを招いたイベントを開催するなど若手が活躍できる機会も増えています。また再生可能エネルギーに関する自治体の相談に乗るなど、脱炭素に貢献する取り組みも多彩です。
札幌の本局勤務は早めの出勤も認められており、自分の場合は8:00出勤で16:45に退勤。夕方の時間を食べ飲み歩きに充てられるので、この制度も気に入ってます。
住まいは贅沢な一軒家。オンとオフの切り替えも徹底されています。
室蘭地区工業用水管理事務所 宮津 和生
高校の電気科を卒業し昨年春に入職しました。室蘭の工場群に工業用水を供給する部署に所属し、自分は幌別ダムのゲートの点検や補修、工事の監督のサポートを担当しています。
仕事の指導は専門機関での講習なども取り入れていますが、基本は現場でのOJTです。専門用語、設備の操作法など覚えることも多いですが、どの先輩も自分と同じ経験をしている上に、一聞いたら十答えてくれるタイプということもあり、疑問を感じたらすぐに聞くようにしています。
住まいは職場から10分の公宅。広めの一軒家で映画や音楽を鑑賞したり自炊を楽しんだりと一人暮らしを満喫しています。家賃も格安です。
この仕事の魅力は、オンとオフの切り替えが徹底されていること。始業も終業も時間通りで、残業は滅多にありません。有休も100%消化が当然で、連休を組んで気ままに札幌に帰っています。プライベート重視の方には断然オススメです。
最近ハマりだしたのは温泉。登別や虎杖浜など近郊には湯元も豊富で、週末は最近購入したマイカーで日帰り入浴を楽しんでいます。
SDGsにも貢献するやりがいの大きな仕事。プライベートのサポートも魅力です。
髙橋伸知
募集対象となる土木職と電気職の職員は、幅広い知識を習得するために発電管理・工業用水道管理の両職場を経験して頂きます。ただし実際の土木作業や電気工事は専門企業に委託しているため、職員はその設計やマネジメントを担います。なお採用後、業務の内容に応じて費用的な資格取得支援を受けることもできます。
工業用水は北海道の豊かな水資源を、電気は水力発電を取り入れており、「脱炭素」や「SDGs」の実現にも貢献するほか、地域住民への広報活動、北海道のビジョンに直結するインフラ整備など業務の幅広さ、やりがいの大きさも魅力です。
道の公務員には転勤がつきものですが、当局の勤務地は深川、夕張、苫小牧、登別、札幌という道央圏の5カ所で、地方勤務でも札幌や旭川の近郊です。ちなみに引越代支援や格安公宅の用意など、生活のサポートも万全です。
職員は毎年、勤務地や働き方の希望をキャリアシートで提出、それをもとに面談が実施されます。全ての希望が叶うわけではありませんが、在宅勤務や時差出勤など多様な働き方が認められています。