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富良野地方卸売市場株式会社

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市民の台所として約100年。新たな挑戦を続けながら「富良野ブランド」を全国に発信しています。

富良野地方卸売市場株式会社は、1925年(大正14年)に創設された老舗企業です。
「市場」と聞けば広い倉庫で競り人が威勢の良い声を響かせ…と、想像する学生さんが多いかもしれませんが、現在の同社の事業は「総合商社」とも呼ぶべきもの。「市民の台所」として集めた食材を地域に届けているだけではなく、農産物をはじめとする“富良野ブランド”を日本全国へ発信。さらに加工品の製造や直売所運営など多角化経営を図っています。
近年は働き方も柔軟に、プライベートも大切にできる働き方を実践し、新卒だけでなく転職者からも好評。そんな同社の社員さんに、ちょっと分かりにくい「市場」としての事業内容や会社の雰囲気、仕事のやりがいについて、詳しいお話を伺ってきました!

ニーズを叶える。苦労の反面、喜びも大きな仕事です/水産課 営業係 野口緩太


私の仕事は、カンタンに言えば「仕入れて売る」仕事です。まずは全道各地から食材を集めます。ルートは複数あり、水産の場合は各地の漁協組合や水産加工場、他のまちの市場などさまざま。特に富良野は北海道のど真ん中ですので、オホーツク、日本海、太平洋それぞれの海から採れた新鮮な魚介類を入手できるのが特徴です。

仕入れ後は、担当しているお客様からのご注文に応じて出荷数を調整し、近隣の場合は自らお客様の元へ商品のお届けを、遠方の場合は配送の手配を行います。自分の場合は近隣のスーパーや回転寿司店等が担当で、出張はほとんどありません。

この仕事で大切なのは一人ひとりとしっかりコミュニケーションを取ること。本当に求めているものが何かを考え、時には「こんな商品がありますよ」とご提案もしながら、価格、ロット、品質、全てに合致する商品をお届けします。

時に苦労することもありますが、喜びも大きいのがこの仕事の醍醐味。「この前の商品、よく売れたよ」「お客さんから美味しいって評判だったよ」と聞くたびに「この仕事をしていて良かった!」と実感します。

幅広い業務で、富良野の魅力を全国へ!/総務係 更科浩一

牧場から1年前に転職しました。40歳手前での転職、業界未経験でも快く受け入れてくれたのが当社です。オフィスを訪れてみると競り人が威勢の良い声を響かせる…という従来の市場のイメージとは異なり驚きました。

もう一つ意外だったのが、事業展開の幅広さです。「富良野市民の台所」として卸売をするだけではなく、近隣の農家さんから集荷した野菜の選別、本社に併設した直売所や飲食店「市場食堂」の運営、自社ブランド「富良野市場」をはじめとする加工品の製造、さらには旅行代理店業など、非常に多岐にわたります。また輸送の中継地点として旭川や札幌の市場へ運ぶという仕事もあり、社会の大動脈として機能しているのだと実感しました。

富良野は夏季には色とりどりの花々と緑、冬にはどこまでも続く雪原と、どの季節を切り取っても美しいまち。観光地として「第二のニセコ」との呼び名も高く、新しいスポットも次々と生まれている面白い地域です。自分は札幌や東京を経て移住してきた人間ですが、都会にはない人の温かさやつながりも感じられます。富良野地域の魅力を全国へと届けていくのは非常にやりがいのある仕事だと実感しています。

「農家を守る」のも、私たち市場の役割です!/青果課 営業係主任 岩佐辰佳


青果部門ではこの地域の農家さんが収穫した野菜や果物を仕入れ、デパートや小売店に向けて卸売りをしています。特産品であるメロンを例にすると、まずは収穫した品種ごとに、大きさや成熟具合から等級を決定。取引先が東京の百貨店であれば「最高等級を小ロット」、小売店であれば「ほどほどの等級を数多く」など、お客様と交渉しながら出荷量や価格を調整していきます。

私たち市場は農家さんの家を預かっているも同然。その暮らしと心血を注いだ作物を守るため、常に農家さんと二人三脚で歩んでいきます。その過程には時に困難も伴いますが、当社ではチーム一丸となって取り組むので、一人で抱えることはありません。常に上司や先輩たちが若手をしっかりと支えてくれますので、どんな時でも安心して働ける職場だと思います。日々作り手の想いが込められた大切な作物を、全国にいる消費者の食卓まで届けているのが私たちの誇りです。

市場というと多忙な印象を抱く方も多いですが、当社は有休も取りやすく、柔軟に働けるのが良い点です。今年だけでも5回も連休を取得して全国へ“推し活”をしています。ちなみに飛行機を間違えた時も「仕方がない」と許してくれました(笑)