株式会社環境リサーチの創業は1972年。SDGsという言葉はもとより環境保全の概念すら定着していなかった時代に生まれました。
以来、官公庁から民間企業までおよそ800を超えるお客様と信頼関係を構築しながら、コップ一杯の水質検査から北海道新幹線という巨大プロジェクトにおける環境調査まで、幅広い業務に取り組んでいます。
というと古くてカタいイメージを持つかもしれませんが、社長の森本英嗣さんは34歳の若き経営者。6年ほど前に先代から会社を引き継ぎ、現代的な感覚で少しずつイマドキの制度や仕組みの導入、雰囲気づくりに取り組んできました。
もちろん、トップダウンのワンマン経営ではなく、一人ひとりとフラットに接しながら納得のいく着地点を見つける人柄。そんな森本社長と、同年代の事業部環境技術課の宮崎直人さん、澄川分析センターの小林博紀さんによる、30代の本音クロストークをどうぞ!
社長と話す時も緊張しない…良い意味で!
Q.ぶっちゃけ、社長との距離感は?
宮崎:すれ違いざまに仕事や趣味の話をすることも多いです。社長だからといって緊張しないですね…良い意味で、ですよ。
森本:宮崎さんとは部屋が違いますが、営業や事務方とは同じスペースで働いているので、振り向きざまに声をかけてくれる社員もいますね。
小林:昨年4月から建物自体が別の澄川分析センターに異動になり、前ほど顔を合わせなくなりました。今は月に1回程度でしょうか。
森本:いくらオープンでも毎日のように話し込むワケにもいかず、月に一度、給与明細を全員に手渡しながらできるだけ雑談するようにしています。小林さんとはそのタイミングで話すことが多いですね。
Q.異動はどんなふうに伝えているの?
森本:本人にヒアリングしながら会社の状況や異動の目的を伝えた上で打診しています。もちろん強制ではありません。ただ、小林さんは普段の仕事ぶりを見ていても断らないだろうとは思っていました(笑)。
小林:澄川分析センターにはヘルプに行ったことがありますし、人手が不足していると聞いて薄々「僕に打診がくるだろうな」と予感はしていました(笑)。
皆で新卒さんの育て方を考えるフラットな関係性。
Q.普段の仕事ぶりってどう見ているの?
森本:日報システムを導入していて、基本的に毎日全員の日報に目を通しています。困っているようなコメントや新卒さんの感想に頻繁にレスも返しています。
宮崎:現場でトラブルがあった時、社長は翌朝にはアドバイスしてくれるので助かっています。まさに即レス。
小林:社長は前職がIT企業なこともあって、僕自身は日報システムのような新しい変化を提供してくれることに期待している面もあります。
宮崎:以前は報告書とかも手書きだったのが、今は現場の待ち時間などにタブレットで作成できるので残業もグッと減りました。
森本:タブレットの導入はずっと実現したかったんです。ただ、自分だけが便利なツールを持っていても仕方がないので、残業削減も目的に使い方は任せる形で全社員に提供しました。
宮崎:社長は「皆」を大切にする人柄。新卒さんの育て方も「教育=投資」と考えて時間をかけるべきという共通認識を持っています。
森本:新卒さんは即戦力ではなく、しばらくは懇切丁寧に説明しようというのを部長陣と話し合い、皆で育て方を共有してもらった結果だと思います。
世代でくくるのではなく個人を見るべき。
Q.他に社長が変えたことは?
森本:週に1回の朝礼を月に1回に変えました。
宮崎:僕らはすでに現場に出ていることが多かったので、月に1回であれば皆が予定を合わせやすくなったんです。
森本:会社の状況を伝える機会が減った分、役職者会議の議事録は要点を絞って読みやすくしました。
宮崎:それを読むと自分の意見がしっかりと上層部に届いていることを確認できるのも安心材料の一つ。
小林:添付資料の財務資料も、僕らの測定や調査、分析が「いくらになっているのか」が見え、モチベーションになります。
森本:財務資料にはガラス張りの経営であること、数字を公開することで一体感を生みたいと取り組んでいます。
宮崎:社長とは年齢が近いからか共感できることが多く、言葉や取り組みがすんなりと入ってきます。恐らく新卒さんも同じ感覚を得られるはず。
森本:多少は世代間のギャップがあるものの、そもそも一人ひとりがどう感じるのかが大切ですから。
小林:そう思います。世代でくくるのではなく個人を見るべき。
宮崎:ただ、僕らは同じ「ポケモン世代」ですよね(笑)。
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