株式会社北央情報サービスは1987年に札幌で創業した老舗のIT企業。30年以上にわたって行政や保険会社、銀行といった安定感のある顧客と信頼を重ね、経営も堅調です。おかげで2018年からは毎年新卒社員の採用も行っています。
ここ最近はスキルに応じた明確な評価基準「キャリアパス制度」やテレワークなども進んでいる一方、社員が口をそろえる「いい人ばかり」の雰囲気も魅力。とりわけ、社員の家族まで大切にするあたたかな社風に惹かれているスタッフもたくさんいます。
IT企業というと情報系の学科や理系の学生さんが有利に思われがちですが、同社に関しては「1年は学びの期間」として外部研修やOJTでじっくりと成長できます。卒業後も、ITやプログラミングについてもう1年教育してもらえるからこそ、文系の学生やまったくの未経験者も活躍できるのです。
◎Iターン就職で広島から北海道へ。文系も多数の、丁寧な研修に驚き。
技術職・髙木 善秀さん(入社2年目)
出身も大学も広島県なのですが、僕は暑さにはめっぽう弱く、梅雨も大嫌い。涼しい北海道にずっと憧れていたこともあって、思い切ってIターン就職しました。就職エージェントに紹介されて当社を知り、興味が沸いたため説明会にも参加。説明会ではアプリを作る体験ができ、自分でつくったものが実際に起動したときには感動しました。先輩方の教え方も丁寧でわかりやすく、応募を決めるきっかけになりました。
入社後の研修は座学もOJTも充実。まずは1カ月半、ひたすらJavaの知識を学びます。次の1カ月間はそれを利用したグループワーク。5〜6人でひとつのWEBサイトを作り上げ、その後約半年間は実務を通して学ぶOJT期間に移行します。担当の大場さんは1年上の先輩ですが、どんなに忙しくてもわからないことは丁寧に教えてくれるので、OJT期間が終わった今でもとても頼りにしています。
今後はさまざまなプログラミング言語を学び、自社で開発しているシステムや、顧客企業のプロジェクトにチャレンジしていきたいと考えています。基本情報技術者資格の勉強も始めました。受験料を会社が負担してくれるだけではなく報奨金までもらえるので、どんどんやる気がわいてきます。
◎フランクで優しい先輩ばかり。休み希望や稼働場所にも柔軟な職場。
技術職・大場 圭吾さん(入社3年目)
入社1年が経つ頃から、エンジニアとしての仕事に加えて、会社説明会やOJT業務にも携わっています。僕も最近までは教わる側だったので、新入社員の気持ちがよくわかるんです。あらかじめつまずきそうなポイントはまとめておき、聞かれたことには丁寧に解説。教えることで、自分自身の知識の定着にもつながっていると実感しています。OJT教育担当の僕たちはもちろん、社内にはなんでも優しく教えてくれる先輩方がたくさん。手厚い研修制度もあるので、文系学生でも安心して働けます。
また、福利厚生面でも働きやすい会社だと思います。特に僕は年間休日が多めなところに大満足。自分の時間もしっかり確保したいと思っていたので、就活中から企業選びのポイントになっていました。体調不良や私用で休みを取りたいときも、チャット連絡で済むので気が楽です。現場によってはリモートワークを選ぶことも可能。自宅が千歳市にある僕も、天候によって交通機関が使えないときはリモートワークで働いています。“状況に応じて働く場所を変えられる仕事”というのもITエンジニアの魅力だと実感しています。
◎社員の家族まで大切に。
最後にインタビューを受けてくれたのは、専務取締役の木村和哉さん。
「当社は行政や大手メーカーと古くからお付き合いがあり、一つの顧客に偏ることなく、バランス良く仕事を受注しています。かつては、いわゆる『無茶振り』に応えたことが厚い信頼につながりましたが、当然ながら今の時代にそんなことはありません。お客様と納期を話し合える信頼関係も構築されているので安心してください」
同社では外部研修や教育担当によるOJTなど成長できる学びの場をしっかりと整えています。そのため、学部や学科は問わず、幅広い学生さんを積極的に採用しているそうです。
「年に2回は上長との面談も設けています。今の課題や思うこと、未来予想図についてざっくばらんに話した上で、何をすべきかフィードバックも受けられる機会です」
このように成長できる仕組みや体制を作っているのは、社員に寄り添う社風だからだと木村さんはいいます。
「家族親睦会を開くなど、社員の家族まで大切にする社風。スタッフが入院した際、奥様が会社を頼って相談にきたこともあります。こうしたあたたかな雰囲気も自慢ですね」