応募 職務経歴書/基本的な書き方

職務経歴書とは

氏名や連絡先、学歴や勤務した会社名など、応募者の概略を伝える履歴書に対し、職務経歴書は、経験した職務の実績やスキルを記述した、いわば応募先へあなたを売り込むプレゼン資料。相手が読みやすい書式を工夫し、あなたの経験・スキルに興味を持ってもらえるようにまとめましょう。

職務経歴書の書き方のコツ

◎応募職種にあわせ、アピールする職務の詳細を具体的に整理する
◎職歴が1社ならA4用紙1枚で。2〜4社の職歴の場合も、多くても3枚程度にまとめる

これまでの実績・キャリアを振り返る
効果的な職務経歴書を作るためには、何を書くか整理する必要があります。まずは過去から現在に至るまで担当してきた職務を書き出してみましょう。まずは下記の情報から書き出すのがおすすめです。

・所属していた会社
・部署、役職、チームなど
・職務内容
・実績

時系列に思い出せなければ、まずは思いつく順に書き出してから、あとから時系列に整理してみましょう。

応募先企業との接点を意識する
これまでやってきたことをただ並べるだけでは不十分。すばらしい経歴でも、それが応募先企業に響くものでなければ意味がありません。採用担当者に「この人と会って話を聞いてみたい」と思わせる内容にするため、その企業が求める人物像と重なる部分は強調して書きましょう。そのためには、応募先企業の求める人物像を理解することが何より大切です。

読みやすさや専門用語に注意する
どれだけ内容が良くても、読みにくければ魅力は半減してしまいます。相手が読みやすいように、行間を詰めすぎないようにしたり、長い文章は箇条書きを使うなど工夫しましょう。
また、異業種にチャレンジする場合には専門用語に注意。今まで当たり前のように使っていた言葉が、じつは特定の業界だけで使われる専門用語ということもよくあります。相手が理解できない言葉を多用する職務経歴書は読みやすいとは言えないので、誰もが理解できるわかりやすい表現を心掛けましょう。

職務経歴書のフォーマット

編年体形式
学校卒業後に入社した会社から直近の会社までを、時系列でまとめる形式です。一般的に最もよく使われるので、迷ったときにはこちらがおすすめ。

逆編年体形式
直近の経歴から過去にさかのぼってまとめる形式。直近のキャリアをアピールしたいときにはこちらを。

キャリア形式
職歴を分野別にまとめるスタイル。経験職務が多い場合に、キャリアの分野を把握してもらいやすいスタイルです。

職務経歴書の書き方見本(編年体形式)

①気をつけること
・手書きではなく、PC(パソコン)で作成するのがおすすめ
・フォントの強弱、表組を利用するなど、メリハリをつけたレイアウトにしましょう
・職歴が1社ならA4用紙1枚で
・2〜4社の職歴の場合も、多くても3枚程度にまとめる

②年月日
提出日を記入

③職務要約
職歴を要約して4〜5行でまとめる
・〇〇学校卒業後、△△△△△△に入社、入社後の仕事内容/経験したこと
・その経験で何を学んだか、どんなスキルが身に付いたか
・それを踏まえて、今後は何をめざして転職活動をしているのか 等

④職務経歴
担当した職務を具体的に記載
・何を、どれくらい、どのようにやってきたかをできるだけ客観的な数字などを交えて説明
・身に付いたスキルや経験、苦労したエピソードや大事にしてきたことなど、小さな事柄でもいいので、自分なりに頑張れたと思う事を記載

⑤資格や自己啓発
取得した資格だけではなく、学習してきた分野等も記載

⑥自己PR
入社後に、どんな姿勢で仕事に臨むのか、どういう部分で貢献したいか等、3点ほどに絞ってアピール。

職務経歴書の書き方見本(キャリア形式)

書き上げた職務経歴書を再度チェック!

□応募職種と関連する項目を注目させるように記入できた?
□実績や業務内容の記入漏れはない?
□余白などを取り、見やすいレイアウトになった?
□具体的に、かつ簡潔にわかりやすく記入できた?
□自分のキャリアを十分にアピールできた?