北海道で就職しよう!

これからの就活生に熱いエール。社長の視点、代表の目線 株式会社レバンガ北海道

2022年3月1日 公開

プロバスケットボールチーム「レバンガ北海道」の代表に就任し国内プロ団体球技では異例の選手兼代表となった折茂武彦さん。現在はレバンガ北海道の代表取締役社長として奮闘する日本バスケ界のレジェンドに、就職先選びのポイントや就活のアドバイスなどを伺いました。

北海道のためにという思いをみんなで共有できる。それが地元就職の魅力だと思います。

代表取締役社長/折茂武彦さん(50歳)
埼玉県上尾市出身。中学時代からバスケットボールを始め大学4年次には全日本選手権で優勝。1993年トヨタ自動車に入社、翌年には日本代表に初選出。2007年レラカムイ北海道に移籍。2011年チーム運営会社の除名処分などから自らレバンガ北海道を立ち上げ選手兼代表に。B.LEAGUE 2019-20シーズン限りで現役を引退。現在は同社の代表取締役社長として経営の陣頭指揮に立つ。

自分の経験からどんな仕事をし、何を成し遂げたいのか、そこから発想してみよう。

大学卒業後に入社したのはトヨタ自動車本社。バスケットボール選手としてだけではなく、実は2年間ほど一般社員としての東京勤務も経験しているんです。そして現在の勤務先はレバンガ北海道。超大手企業から中小企業へ、世界的規模からローカルサイズへと仕事環境はまさに対極になりました。
ではやりがいや面白さも縮小したか…というと、全くそうではありません。
例えばレバンガを支えてくれる道内240社のスポンサー企業やファンの皆さんとの出会い。コロナ禍でどの企業も大変な中、北海道が元気を取り戻すためにと精一杯の支援をしてくれますし、道民の皆さんからも力いっぱいのエールが届きます。郷土を愛する、地元のためにみんながひとつになる。レバンガ北海道に入社したからこそ、そんなドラマティックで感動的な場面に出会うことができたんです。
就活の際、名の通った企業や大企業に惹かれるという気持ちはわかります。スケールの大きな舞台で働きたいという方もいるでしょう。でも一番大切なのは、そこでどんな仕事をするのかということ。誰と出会い、どんな思いを共有し、何を成し遂げていくのかということの方が企業の規模より何倍も重要だ、ということを伝えたいですね。

チャレンジのススメ「何もやらない」より「やったけれどできない」ほうが何倍もいい。

かつてのスポーツ界には、生涯ひとつのチームでやり通すというのが美徳だという風潮がありました。しかし時代は移り変わり価値観も変化します。もし今の時代に自分がバスケ界に入ったのなら、より活躍できる場へもっと求められるチームへと移籍を繰り返したかもしれません。
そう、今はどんどんチャレンジするべき時代なんです。就職はゴールではないし人生を決めるわけではない。チャンスはいつ舞い込むかわからないし、今は転職をタブー視する風潮などありません。
一番良くないのは何もせずに諦めること。この仕事は自分には無理だろう、こんな才能はないだろうと、結局何もしないまま、無難な方に流れていくことです。
もしあなたが「この仕事をしてみたい」という思いがあるなら、諦めずぜひトライしてほしい。やらなければ何も変わらないし、やらなければ何も始まりません。たとえ最終的にその職業にたどり着けなくても、挑戦した自分を誇らしく思えばいい。そして、その経験は、次の夢に向かう勇気につながっていくはずです。

新卒生に求めること型にはまらず、新卒ならではの武器をアピールすることも大切です。

企業が新卒の方々に求めるのは、今その企業の中に〝無いもの〟だと思っています。例えばレバンガ北海道が新卒採用をしたなら、自分は新卒さんと一緒に若い人の集客につながるイベントのアイデアとか、SNSのイマドキの活用プランなどを考えるでしょう。若者ならではの気づき、社会通念にとらわれない自由な発想をどんどん吐き出してもらおうという考えです。
他の企業も基本的なスタンスは同じはず。新卒さんに経験者と同じような知識や技術を求めるのは無謀。むしろそれまで学生だったからこその〝忖度のない〟考え方、若いがゆえの旺盛な好奇心、さらに素直さ、行動力や積極性などを求めているのです。
ですから就職活動においても、入社後でも、新卒さんには無理な背伸びはしないでほしい。そして臆することなく、今の自分にできること、今の自分がチャレンジしたいことを素直にアピールしてほしい。その思いと企業のニーズがフィットしたなら、採用の二文字がぐっと近づいてくるように思いますね。

株式会社レバンガ北海道

本社:北海道札幌市厚別区大谷地東2丁目5-60 イーグルタウン大谷地店 2階
Tel 011-555-9090
札幌市をホームタウンとしてB.LEAGUEに所属するプロバスケットボールチーム「レバンガ北海道」のゲーム運営、チケット・グッズ販売のほか、イベント企画、各種プロモーションなどに取り組む。チームの本拠地は豊平区にある北海きたえーる。

これからの就活生に熱いエール。社長の視点、代表の目線

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