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知っておくと安心。基本の就活マナー&北海道就活あるある 道産子は要注意?適切な敬語・言葉遣いで、デキる就活生になろう

2022年3月1日 公開

社会人の基本となる敬語の使い方を、シチュエーションに合わせた事例と共にご紹介。

インターンシップ・就活でよく使う敬語の基本

敬語は相手に敬意を表する言葉。敬語を適切に使いながら落ち着いて丁寧に話すことができれば、上品で成熟した印象を与えるだけでなく、信頼感も高まるものです。ビジネスでも重視される敬語の使い方を知り、信頼に足る社会人になるための基礎を固めましょう。
敬語は、尊敬語、謙譲語、丁寧語の3つに大きく分類されています。ここでは、それぞれの特徴と使い方、覚えておくと便利な表現、さらにシチュエーションに合わせた事例までご紹介します。

尊敬語とは?使い方を覚えよう

尊敬語は話している相手に対して敬意を表す言葉です。目上の方と話したり、相手を持ち上げたりするシーンで使います。

【覚えておくと便利な尊敬語】
◎言う→おっしゃる
◎行く→いらっしゃる、おいでになる
◎見る→ご覧になる
◎聞く→お聞きになる
◎分かる→お分かりになる、ご理解いただく
◎する→なさる、される

謙譲語とは?使い方を覚えよう

謙譲語は、自分の行為を低め、相手を立てる敬語です。

【覚えておくと便利な謙譲語】
◎言う→申す、申し上げる
◎行く→参る、うかがう
◎見る→拝見する
◎聞く→拝聴する、うかがう
◎分かる→承知する、かしこまる(かしこまりました)
◎する→(自分の一方的な行為の場合)いたす、いたします/(相手の許可や好意によって恩恵を受ける行為の場合)させていただく

丁寧語とは?使い方を覚えよう

丁寧語はその名の通り言葉を丁寧に伝える表現。自分の行為にも相手の行為にも使え、主に語尾に「です」「ます」「ございます」を付けるものです。

【覚えておくと便利な丁寧語】
◎言う→言います
◎行く→行きます
◎見る→見ます
◎聞く→聞きます
◎分かる→分かります
◎する→します

ビジネスで使う頻度の多い言葉遣いを知っておこう

敬語には分類されませんが、相手に敬意を表す丁寧な言葉として、ビジネスシーンでよく使われる表現についてもご紹介します。敬語を使う上での注意点も併記しますので、こちらを参考に、より美しい言葉遣いを心がけましょう。

【相手の会社、自分の会社の呼び方】
ビジネスでは相手の会社は「御社」「貴社」と表現します。話し言葉の際は「御社」、メールや文章では「貴社」を使うのがベターでしょう。自分の会社をへりくだって伝える表現は「弊社」が一般的です。就職活動では、応募企業を高めるために「貴社」「御社」を使いましょう。この表現は社会人になってからもよく使うため、マスターしておくと便利です。

【ねぎらう時の言葉遣い】
相手をねぎらう時に「ご苦労様です」という言葉を使っている方もいると思いますが、実は目下の人に対して使う表現なので、目上の人には使わないようにしましょう。相手を引き立てつつもねぎらう場合は、「お疲れ様です」が適しています。
類似の表現に相手に対しての謝意も含まれる「お世話様です」がありますが、仕事ではあまり使わないほうが良いでしょう。ビジネスの場では「お世話になっております」、あるいは「いつもありがとうございます」という表現がベターです。

【社内の人について話す時】
職場で上司や同僚の話をする時は「山田さん」「田中部長」というように敬称や役職名を付けるのが普通です。ただし、取引先やお客様に対して会社の人について話す場合は「山田」「田中」と、敬称・役職名を略して呼ぶのがマナー。また、自身の身内については「お父さん」「お母さん」などの呼び方ではなく、社内・社外を問わず「父」「母」といった続柄を使うのが社会人としてのマナーです。

【「大丈夫」は敬語ではない】
「大丈夫」という言葉は敬意を表す表現ではないので、目上の人や商談相手に使うのはご法度。了承の意味で使う場合は「かしこまりました」や「承知しました」が適当です。また、断りの気持ちを表す場合は「結構です」を。普段は便利な表現だけに、安易に使わないように注意しましょう。

【自分を指す表現は?】
仕事の場では「わたし」「わたくし」を使うのが適しています。「僕」や「自分」という表現は失礼にあたることも多いので避けましょう。

【過度の敬意表現はかえって失礼に】
敬語に慣れないうちは、知っている表現を使いすぎてしまうことも。敬語を重ねることで、かえって失礼に聞こえてしまうことも少なくないので注意しましょう。「○○させていただく」を頻出させたり、「お名前様」「部長様」のように敬語を重複させたりすることはありがちですが、就活やビジネスシーンでは使わないように心がけましょう。

道産子が使いがちな表現に注意!

北海道では標準語に近い言葉が話されていますが、「実は北海道弁」というケースも少なくありません。ついつい話してしまっている北海道弁の丁寧表現をピックアップしてみました。

過去形表現
電話を受ける際に「はい、山田でした」と出たり、確認の際に「〜でよろしかったですか?」と言ったりと過去形で話すのは、北海道特有の表現だと言われています。知らず知らず口にしてしまうことも多いので、注意して話すように心がけましょう。

「毎度様です」
こちらも北海道のみで使われる、ねぎらいの表現です。「お世話になっております」と言い換えるのがベターです。

インターンシップ・就活でよく使う敬語のポイント

日常やビジネスでよく使われる表現も含め、敬語の基本をご紹介しました。慣れないうちは、言葉に詰まることも多いかもしれませんが、敬語を使う上で大切なのは相手を尊重したいという気持ち。言葉だけ取りつくろうとせずに、相手を立てたい気持ちを軸にしながら、基本的な敬語をケースバイケースで使うことが重要です。

知っておくと安心。基本の就活マナー&北海道就活あるある

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