人に会うときのマナーの基本は、失礼がないようにすること。対面してすぐに行われるおじぎは、商談や面接の印象を左右します。好印象を持ってもらえるように、気持ちのいいおじぎをしたいものです。
おじぎはシーンに応じて3つに分けられます。
◎会釈→軽いおじぎ。挨拶や人とすれ違うときに行う。約15度頭を下げる。
◎敬礼→最も多くの場面で使用するおじぎ。接客や対面時など多くの場面で使用。角度は約30度(視線をつま先から1m先に合わせる)
◎最敬礼→最も丁寧なおじぎ。感謝や謝罪の意を伝えるときなどに使う。約45度に腰を曲げ(視線はつま先に合わせる)、2秒ほど維持したままゆっくりと頭を上げる。
シチュエーションに合わせてこの3つを使い分けられるとベストです。
おじぎをするときは、腰から体を折るように曲げるのがコツ。頭だけを下げると軽い感じに見えるので注意しましょう。敬礼・最敬礼の場合、すぐに体を起こすのではなく、ゆっくりと起き上がると丁寧な印象になります。いずれもぴんと背筋を伸ばし笑顔で行うと、美しく、また感じよく見えます。
同時に挨拶も、最初の印象を決める大事なツールであることを忘れずに。面接や商談をする相手だけでなく、訪問先の会社で会った方みなさんに対して明るく挨拶をするのもマナーの一つです。