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北海道就活トーク・自己理解編 自己PRはストーリーを意識して書く。

2025年3月1日 公開

例文ってマネしちゃダメなの?

シュウタ:ユキヒロさん、自己PRを書いてみたんですけど、なんかいまいちな気がして…。
ユキヒロ:ってシュウタくん、これってこの間僕が貸した本の例文をそのまま使ってるんじゃないですか?
シュウタ:あ、バレました?ちょっとだけ参考にしちゃいました。でも、「自分の言葉で書け」って言われても、どうすればいいか分からなくて…。
ユキヒロ:例文を参考にすること自体は問題ありません。でも、そのまま使うのではなく、自分だけのストーリーに変える必要があるんです。
シュウタ:ストーリー?
ユキヒロ:過去の経験や実績、現在持っている強みやスキル、そしてそれを未来にどう活かしていきたいか。この3つをつなげて物語を作るようにして書くんです。シュウタくんならバスケ部での経験を軸にできそうですね。
シュウタ:そうか、そうやって書いていくと、例文を参考にする方が難しいかもしれませんね。
ユキヒロ:でも参考にしたほうがいい部分もあるんですよ。例えば、「〜できます!」みたいな書き方はしないとか。
シュウタ:え?強みやスキルをいうには「〜できます!」じゃないんですか。
ユキヒロ:言い切る形だと少々乱暴なので、「身についてきている」「今後もこのスキルをより高めていきたい」などの言い方にすると良いですね。学生という身分なので、PRはしつつ謙虚に。
シュウタ:おお。確かにその方が印象がいいですね。将来いっしょに働くのに、感じの悪い人と思うと採用したくないですもんね。
ユキヒロ:それから一文が長くなりすぎないようにする、とか、漢字と仮名を統一する、とか、文章を読みやすくするための工夫は、例文を参考にすると良いかもしれませんね。
シュウタ:ありがとうございます!勉強になります!

応募書類と面接、同じ自己PRで良いの?

シュウタ:応募書類と面接って、同じこと言っちゃダメなんですよね?
ユキヒロ:ダメというより、もったいないですね。せっかくの機会なので、同じ話の内容でも、角度を変えて話してみるとか。例えば、応募書類では「バスケ部で培ったリーダーシップを活かし…」と書いたとします。面接では、それをさらに掘り下げて「具体的には、練習メニューを工夫し、チームの平均得点を20%アップさせました」というように、より詳細なエピソードを語る。
シュウタ:なるほど!要点を応募書類で伝えて、詳細は面接で伝えるということですね。
ユキヒロ:応募書類用の自己PR、面接用の自己PR、長さを変えてそれぞれ何パターンか用意しておくと良いですね。企業によっては面接時、「1分以内で自己PRをしてもらいます」などと事前連絡がある場合もあります。
シュウタ:そうなんですね!用意してあると思うだけでも安心ですよね。
ユキヒロ:北海道の企業を受ける際には地域に対する思いも織り交ぜる、などのアレンジを加えるのも良いですね。
シュウタ:えっと例えば「リーダーシップを活かしてスポーツ振興に貢献したい」ではなく「高齢化が進む北海道で、高齢者スポーツ振興に貢献できるリーダーになりたい」みたいな感じですか?
ユキヒロ:その通りです。地元愛と、自分の経験や能力をうまく結びつけられていますね。
シュウタ:分かりました!
ユキヒロ:最後に一つアドバイスを。北海道弁を少し混ぜるのも良いかもしれません。「がんばります」を「がんばるべさ」に変えるだけで、親近感が湧きますよ。
シュウタ:ナイスアイディアですね!やってみます!…ってそんなわけないじゃないですか!しかもなんか使い方も間違ってますよ!
ユキヒロ:ははは。さすがに「がんばるべさ」は冗談ですが、それはさておき頑張ってください。自信を持って自分の言葉で語ること自体はとても大切です。困ったことがあったらいつでも相談に来てくださいね。