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羅臼町役場

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町民の生活基盤を支えることに加え、知床の魅力を広く発信することも仕事の一部です。

2005年に世界自然遺産となった「知床」。北海道東部のオホーツク海に突き出た知床半島とその沖合が範囲とされ、羅臼町の大半が自然遺産の“中”にあります。

周辺にはヒグマやオオワシ、オジロワシ、海ではクジラやシャチなど、他ではなかなか見られない動植物が多く生息し、ウニやイクラなど魚介類も豊富。観光地として世界的な人気を誇っており、その魅力を広く発信することも役場職員の仕事のひとつです。

冬には厳しい寒さになるものの、大自然を肌で感じたい、他では得難い経験をしてみたいという人には、おすすめ度ナンバーワン。役場職員のリアルな声をご紹介します!

仕事の多彩さが役場の魅力。「やってみたい!」と思えることがきっとあるはず。

産業創生課/敦賀聖也

僕は羅臼町出身で、高校卒業と同時に役場の職員になりました。「なぜ(地元に)残って?」と聞かれることは多いんですが、理由はシンプルで、ここが好きだから。
例えば羅臼町には、中心部からすぐのところに「熊越の滝」という滝があります。水は澄み、空気はきれいで、鳥のさえずりも聞こえ…知床の良さを五感で感じられる場所です。

子供のころは特に自然に興味もなく、家でゲームをしていたいタイプ(笑)。しかし、羅臼高校で知床学(知床の自然や歴史、文化を理解する独自科目)を学んでこの自然が特別なものだと知り、地元にとどまる決意につながりました。

役場の仕事って、教育や福祉に関わること、地元のPRに関わることなど、幅広い業務が含まれます。特に羅臼のような小さい役場では、何かあれば「総出」で対応し、課の垣根を超えることもしばしば。自分が担当するふるさと納税の部署でも、地元業者の選定や返礼品の商品開発、パッケージデザインにマーケティングとやることは色々。仕事の幅が広い分、どんな人にも「やってみたい!」ということがあると思うんです。

人間関係や職場の雰囲気は抜群!空気感の良さを重視する人にはぴったりな環境だと思います。

羅臼の魅力にハマって関西から移住。休日は大好きなシャチの“追っかけ"

教育委員会 学務課/石本有紀

子供のころから、海や海の生き物に興味があり、中でも心を惹かれたのがシャチ。出身は関西ですが、大学進学で北海道に来て、シャチを見るために羅臼にも何度か足を運んでいました。卒業後は地元企業に就職しましたが、それでもシャチ愛は変わらず長期連休のたびに羅臼へ。30歳の節目に転職を決意。ご縁があって役場の職員になりました。

現在私が携わるのは教育委員会の仕事です。学校支援員やALTの給与計算をしたり、学校備品の経理処理をしたり。学校行事で使うバスの手配なども行います。
どれも初めて経験する仕事でしたが、職場の先輩達は丁寧に教えてくれましたし、誰かの役に立っている実感が大きく、やりがいがあります。
職場の人間関係も良く、皆で食事に行ったり、イベント(パークゴルフ大会など)に参加する時には何かと声をかけてくれます。

羅臼にはデパートも娯楽施設もありませんが、生活に不自由することはありません。一年を通して冷涼でクーラーも不要。外に出れば海や山の景色が広がり、最近は「シャチが出たよ!」とクルーズ船の方が連絡をくれるようになりました。夏の暑さや人混みで感じるストレスがまったくないのが気に入っています。

野生生物と人との「境界線」を作るのも、大自然と共に生きる町職員の役割です。

企画財政課/遠嶋 伸宏

役場職員の仕事は、町民が生きる基盤を作ることです。道路や上下水道、教育、福祉、災害対策などを管轄し、人々が安心して暮らすための仕組みを整えます。さらに羅臼町では、野生動物の存在が常に身近にあり、彼らとの共存をどう実現するかという、他の自治体にはない課題にも向き合わなければいけません。野生動物対応の専門職員を置いているのも羅臼ならでは。自然と人との境界線を作るのも仕事のひとつです。

国家公務員や道職員と比べて、地方の町の職員は、一人ひとりの暮らしと直接向き合う現場の担い手です。その上、限られた人数で多様な業務に関わらなければなりません。大変ですが、だからこそ町全体が見渡せ、やりがいがあるとも言えます。自分の関わりで町が変化する。仕事を通してそんな実感も得られるはずです。

羅臼町の魅力は、やはり自然。それも表面的な自然ではなく、圧倒的な大自然。観光体験などではなく、生活の中で自然と共に生きることに価値を感じるなら、理想的な場所だと思います。夏の暑さが苦手な人、都会や人混みから離れたいという人も、ぜひここでの仕事を検討してみてください。

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