打ち身や捻挫などの治療に欠かせないシップ薬。みなさんも一度くらいは使ったことがありますよね?年齢を重ねると肩こり、腰痛など、シップ薬に頼りたくなる機会は多くなり、全国の病院で処方されるシップ薬は年間40億枚に達するというデータもあります。
釧路市に工場を構える東光薬品工業は、そんなシップ薬の製造で長い歴史を持つ会社。シップ薬以外にも、かゆみ止めの軟膏や塗り薬、保湿クリーム、白血病治療に使われる抗がん剤など幅広い製品を製造しています。
医薬品メーカーと言うと、「専門知識が必要では?」「理系出身じゃないと…」と思う人が多いと思います。ですが、東光薬品工業では学部学科を問わず新卒学生を積極採用し、文系出身者や高卒社員も多く活躍しています。理系出身の方には、製造した医薬品の成分分析など、大学での学びを活かせる職種も用意しています。
外用剤メーカーながら、がん治療の新薬開発に成功!固定観念にとらわれないチャレンジが当社の特徴です。
採用担当
釧路工場で製造するのは身近な医薬品としてお馴染みのシップ薬が中心です。シップ薬は不織布などに薬効成分を含んだ「膏体」を塗りつけ、貼る面をフィルムで覆う…というのが基本的な作り方。細かく言えば、不織布を機械にセットする、膏体の原料を量る、混ぜる、包装するなどがあり、製品によって使用する原料や作業手順は異なります。ただ、専門的な知識や技術は必要なく、文系出身者や高卒入社したスタッフも多く活躍中。モノを作る仕事に興味があれば学部学科は問いません。
当社はシップ薬や塗り薬などの「外用剤」を主力とするメーカーですが、平成10年には急性前骨髄球性白血病の新薬(抗がん剤)の開発に成功し、医療の発展に貢献したと高い評価を受けました。固定観念にとらわれないチャレンジは特徴のひとつ。近年は付加価値の高い外用剤の開発や製造に取り組んでおり、効率的な生産体制の確立を目指したDXも推進しています。文系理系を問わず、新しい世代の活躍に大きな期待を寄せているのです。
北海道にいながら医薬品メーカーに勤務できる。それが応募の決め手に。
2024年入社 女性スタッフ/理系学部卒/旭川市出身)
私は学生時代、生物の仕組みや代謝について学んでいました。大学は道外でしたが、就職は地元の北海道を希望。大学で学んだことを生かして働ければと就活に取り組み、出会ったのがこの会社でした。北海道にいながら医薬品メーカーで勤務できるとは思っていなかったので、当社を知った時は嬉しく、応募は即決でした。
担当しているのは製品の品質管理です。工場で作られた製品に、規定通りの成分が含まれているかを調べるのが役割。シップ薬であれば、細かく切ってメタノールに浸し、膏体に含まれる成分を抽出、液体クロマトグラフィーで分析します。規定通りの試験方法で試験を行い、規定の結果が確認できれば出荷OKに。責任は大きいですが、だからこそやりがいも大きいと感じています。
職場の先輩達はとても優しく、わからないことがあっても質問がしやすい雰囲気です。のびのび働くことができます。
製品ごとに成分分析の手法は異なり、新人の私が任されているのは簡単なものが中心。いずれは先輩たちのように、高度な分析にも携われるようになれればと思っています。
いろいろな仕事を経験しながらキャリアアップできる面白さがあります。
2014年入社 男性性スタッフ/文系学部卒/釧路市出身)
大学では経営を学び、就活中の合同企業説明会で当社を知りました。働くなら札幌か地元でと考えていたので、釧路に工場を構える企業と聞いて興味を持ったんです。
自分はもともと内向的な性格で、営業マンとして働くより、コツコツやる“ものづくり”などが向いているタイプ。趣味はパソコンゲームの自作。医薬品メーカーには理系のイメージがありましたが、説明を聞くと自分にもできそうに思え、応募を決めました。
入社後は製品を梱包する機械のオペレーターや、生産計画に基づいて資材を発注する仕事などに携わり、現在、任されているのは入荷した資材の品質検査です。具体的にはシップ薬に使う不織布の厚さや重量が規定通りか、外箱の印刷に不具合がないかなどを確認しています。
入社から10年が経ちますが、自分が経験した部署はどこも風通しが良く、思ったことを言いやすい雰囲気。気の合う仲間とは一緒にゲームをしたり、働きやすい職場だと感じています。また当社は新人さんには特に優しく、サポート体制は万全。有休も取りやすく安心して働ける環境だと思います。