水野眼鏡店が120年以上も札幌で愛され続けてきた理由は、お客様一人ひとりに寄り添った丁寧なサービスと、スタッフ一人ひとりが持つ確かな技術力にあります。その信頼は札幌の眼鏡店で唯一、百貨店に2つの店舗を構え、曾祖父母の代から4代にわたってご愛顧いただくお客様がいるという実績にも表れています。
当店で働く魅力は、確かな技術と知識が身につくこと。じっくりとした研修で基礎知識を身につけた後は、社内試験や「眼鏡作製技能士」などの国家資格取得支援を通じて、キャリアや待遇の面でも着実にステップアップできる環境を整えています。さらに旧来の販売職のイメージを払拭するべく休日数の増加や、残業の削減にも取り組み、プライベートも大切にできる働き方にも取り組んでいます。
メガネという奥深い商品を見つめることで、「新しい自分」が見えてくる。そう語る3人のインタビューをご覧ください。
「眼鏡屋」としての誇りを持てたのは、水野眼鏡店だからこそ。
販売スタッフ 有賀満穂
以前はアパレル寄りの眼鏡店で2年ほど働いていました。休日が少なく残業が多いといった働き方の面で不満を抱えていたことに加え、成長ができないと感じ転職を決意。歴史がある水野メガネなら働く環境や研修もしっかりしていそうだと、入社を決意しました。
経験者とはいえ当初の知識は素人同然だったので、入社後は別店舗で1ヶ月ほど研修しながら先輩からマンツーマンで仕事を教わっていきました。メガネはファッションとしてだけでなく、医学、光学知識や接客のスキルも必要な奥深い世界。長い歴史の中で培った技術や知識をじっくりと学べるのはとても貴重な経験になりましたし、頼れる先輩たちの姿にも憧れを持ちました。
日々学びを深める面白さを実感しながらも、プライベートを守れるのも良いところ。週休二日になったのはもちろん、テナントとして入居している百貨店も年末年始が休みのため、社会人になって初めてのお正月休みを迎えることができました。「よく働き、よく勉強し、よく休む」という好循環でモチベーションが高まる日々です。まだまだ勉強中の身ではありますが、将来的にはこの仕事の誇りを、次は後輩たちに伝導する役割になっていきたいです。
こだわりの一本を選び、その「物語」を伝える。クリエイティブな仕事。
販促仕入れ担当次長 田村裕志朗
販売員としてキャリアをはじめ、2、3年ほど前からは販促企画や商品の仕入れを担当しています。
販促企画は来客につながる企画を実現するのがその仕事。例えば夏であればサングラス、秋であればシックなデザインのハイブランドに…と、季節ごとに打ち出し方を考え、百貨店とメーカーの双方と話し合いをしながら、販売につながるアイデアを練っていきます。
一方の商品仕入れは、メーカーがご提案くださる膨大なフレームの中から店で扱う品を厳選するのがその役割。ご提案くださる中には、眼鏡一つひとつに込められた作り手の想いや、産地の背景などを伺う機会も多くあります。こうした「物語」をお客様に余すことなく伝えたい、というモチベーションが日々のやりがいです。知識が増えるにつれて提案の幅も増えていきますが、それでもなお奥深いのがメガネの世界。僕は勤め始めて8年目になりますが、メガネはお客様一人ひとりによって答えが異なる「正解のない商品」だけに、まだまだ興味が尽きることはありません。
これは余談ですが、働いているうちに次々とメガネが欲しくなり、僕もファッション感覚で複数所有しています。社員割引もあるので、少しおトクに買えますよ(笑)
メガネは「未完成品」。奥深い世界をお届けするためにまずは楽しく働きましょう。
営業本部長 福川博之
札幌発祥のメガネ店は数あれど、弊社は店舗数を拡大することなく、本店と百貨店だけに絞って営業しています。その理由は、どの店舗でも同じ高品質なサービスをお届けしたいからに他なりません。当社が大切にしているのは売上よりもお客様の満足。だからこそ販売員に売上ノルマを設定せず、リピート顧客の人数やアンケートの結果を評価基準としています。
ただ、いきなり高い評価を頂ける新人はいませんし、すぐに結果を求めるような「昭和流」のことはしません。じっくり学べる研修制度や社内試験制度、国家資格「眼鏡作製技能士」取得でステップアップできる仕組みなど、とことん手厚く学べる環境を整えています。ちなみに資格は2級に合格した場合、通信制の眼鏡専門学校への学費を全て会社が負担します。教育のためにはお金も労力も惜しまない会社なんです。
メガネは「未完成品」。どれだけ周囲から「似合う」と言われても、最終的には自分が鏡を見て良いと思えるかどうかが全てで、本人が納得してはじめて「完成品」になる商品です。この魅力を理解してもらうのが、第一のステップ。新人さんにはまず「楽しく働き、楽しく学んでもらう」を目標に接したいと考えています。