北伸建設工業株式会社は、砂川市に本社を置く建設会社です。この業界では建設機械などの資産を持つことが好まれない傾向にありましたが、当社は昔から財務面を強化することに力を入れ、ショベルカーやブルドーザーなどを自社で保有してきました。
今、当社にある建設機械はおよそ100台。土をどれくらいの深さまで掘るのか自動でコントロールされたショベルカーを筆頭にICT機能を搭載したものも多くそろえています。
加えて、当社には工事を管理する技術者と、実際に作業をする建設機械オペレーターのどちらも在籍しているため、「北伸建設工業に頼めば人も機械もそろっているからスムーズ」と顧客からも高い評価を受けています。
建設機械のリースや作業の外注が少なくて済む分だけ利益率が高く、それを社員に還元するのが当社のモットー。ここ最近ではDX化や「見える化」による働き方の向上にも力を入れています。それがさらなる仕事の受注や社員の還元につながっていく好循環を生み出しているのです。
DX化や「見える化」が残業削減につながりました。ただ、一番の自慢はみんなで助け合える社員の存在。
代表取締役社長/増田 拓也
当社は創業50年を超える老舗の建設会社です。こういうと保守的に思われがちですが、この数年でDX化をスピーディに進め、日報やスケジュール、工程管理がスマホ上で行える自社アプリを導入しました。
実は建設機械の数が多すぎることがネックとなり、かつてはどこで何を使っているのか把握するのが大変だったのが正直なところ。このアプリの導入以来、どの現場で誰が働き、どの機械で工事がどこまで進んでいるのか「見える化」できるようになりました。おかげで機械を探す時間のロスがなくなり、残業削減にもつながっています。
さらに、当社は昔から思いやりを大切にする社風。最近は、人が足りない現場も「見える化」されたことによって、手伝いにいくといったこともスムーズになりました。この「みんなで共有して、みんなで助け合う」が本当に大切。建設業界にありがちな「ガツガツ系」「我が強い」社員はおらず、周りのことを考えられる人ばかりなのが自慢です。
実は、今後自社アプリを社内で運用すべく有志でChat GPTを駆使しながら勉強会も開いています。こうしたITやデータに詳しい人材も、力を発揮する場があるんですよ。
当社は意見を伝えやすいボトムアップ型。つい最近も、「パパ育休を取りたい」が現実になりました。
常務取締役・施工管理/木口 仁
新卒の方が入社する4月は、ちょうと当社でもゆとりのある時期です。施工管理を希望する方は、まず2〜3週間かけて土木の基礎知識や専門用語、測量の練習、さらに現場で使う計算式や単位などの「算数」を教えたいと考えています。
施工管理の仕事は大まかにいえば工程や安全、建設機械、人を管理することです。同じ作業だとしても、雨の日と雪の日では手法が異なるなど、経験を積まなければ分からないことも数多いと思います。ただ、当社の場合は実際に作業を担う建設機械オペレーターも自社の社員のため、現場全体で教える雰囲気が根づいているので安心してください。
当社はトップダウンではなく、ボトムアップの体制なので、若い世代が上司に意見を言いにくいことはまったくありません。ここ最近も、男性社員が産休・育休を4カ月ほど取得したいと伝えてくれたことから、はじめてパパ育休の実績ができました。
この仕事は掘り上げた土を右に置くか、左に置くかといった少しの工夫でも利益に差が出るところが面白いポイント。新卒さんにも現場を完成させた時の手応えを少しでも早く感じてほしいですね。
上司や先輩は「圧」がまったくなく、何でも質問できる雰囲気!若い世代も安心できます!
建設機械オペレーター/佐々木 健人
前職は土木作業員です。仕事の中で建設機械に少しだけ乗る機会があり、本格的にオペレーターになってみたいと考えるようになったんです。北伸建設は、空知の中でも「建設機械が多い」ことで有名なので、9カ月ほど前に転職しました。
入社後は安全な乗り方や作業のポイントを丁寧に教わりつつも、自分で考える余地を残した指導をしてくれました。もちろん、分からないことはヒントを出してくれ、成長に導いてくれます。教育がとにかく優しいので、イマドキの若い世代も安心できるはず。建設業界にイメージしがちな「圧」もまったくなく、何でも質問できる雰囲気です。
当社はICTの機械も多く、日報も電子化されているので効率化が進んでいます。前職に比べて帰宅が早くなったので家族と過ごす時間もたっぷり。収入も増えたので、僕自身の人生が劇的に変わったなと感じます。今後は、入社前に「手当がつくので取ったほうが良い」とすすめてもらった建設機械施工技士という資格を取得し、現場を任せてもらえる人材へと成長したいです!