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社会福祉法人 札幌この実会

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すべての人が自分らしく生活できる。そんな社会の実現を、私たちは、目指しています。

障がい者福祉は、学生の皆さんにとって、馴染みのない世界だと思います。「どんな仕事をするか想像もつかない…」という人も多いかもしれません。

札幌この実会は知的障がいがある人の支援をする社会福祉法人です。日常生活や周囲とのコミュニケーションに難しさがある利用者さんの暮らしを支え、地域社会との関わりを後押しするのが私たちの仕事。長期にわたる関わりが基本になり、「利益」や「競争」といった言葉とも無縁の世界です。

新しい価値を創出することは難しいものの、「誰一人取り残さない社会」 を実現するために、私たちの取り組みは無くてはならないもの。多くの職員がその誇りとやりがいを胸に、日々の仕事に向き合っています。

家庭的な普通の暮らしを目指して、職員一同、日々支援に取り組んでいます。

この実支援センター 
中島政幸所長

札幌この実会は、今から50年ほど前、障がいを持つ子どもの親御さんが「自分たちが亡くなった後も子どもが安心して暮らせる場を」と立ち上げた活動がルーツです。
当時、障がい者の生活の場は100名、200名規模の大型施設が主流でしたが、家庭的な暮らしを求める親御さんの声で作られた「手稲この実寮」は、30名の定員でスタート。小規模であるほど人手は必要になりますが、効率よりも利用者さんや親御さんの思いを尊重し、その後も事業を続けてきました。
当法人は今も「少人数での家庭的なくらし」が基本です。札幌ではいち早く大人数が生活する入所施設を廃止し、少人数のグループホームに移行。組織が大きくなりすぎないよう、法人分離も繰り返してきました。
小回りのきく体制にこだわっているため、利用者と職員、職員同士の距離が近いのはこの法人の魅力。長く地域に根ざしてきたので近隣の方々との交流も盛んです。
一方で社会に必要な支援を続けていく為にも、職員が働きやすい職場作りに力を入れており、今年度から休日を増やしている他、有給消化率も上がり、残業も基本ありません。職員が長く安心して働けるよう日々努めています。

温かい雰囲気があり、基本からしっかり学べる研修制度も整っています。


この実支援センター 生活支援員
齋藤春奈さん(30歳/7年目)

学生時代、私が興味を持っていたのは「まちづくり」でした。札幌この実会の取り組みはゼミの先生を通じて知り、福祉もまちづくりの一部と考え、この分野に関心を持つようになったんです。とはいえ、障がいがある人と関わった経験はほとんどなく、福祉についての知識もゼロ。正直、不安はありました…。
ただ、札幌この実会は教育や研修がとても充実しているんです。入職後は半年間にわたって障がい者福祉の基本的な仕組みから、障がいがある人との関わり方まで丁寧に教えていただき、新卒でも質問しやすい雰囲気だったことにも助けられました。
入職後は利用者さんの日中活動の支援に携わり、委託を受けているお菓子の箱の組み立て作業や、割り箸を袋に入れる作業の見守り、できた製品のチェックなどを担当。原木しいたけの栽培などにも携わりました。
この仕事で喜びを感じるのは、利用者さんが新しいことに取り組んだり、できることが増えていく過程を間近で見られること。自分が少しでもステップアップに貢献できたと思うと、嬉しい気持ちになるんです。

短期的な結果を求められることに違和感がある…そんな人にも向いている仕事です。

この実サポートステーション サービス管理責任者 係長
佐々木祐司さん(49歳/13年目)

私の前職はホテル業界で、フロント勤務をしていました。福祉分野に関心はあったものの、スタート時はまったくの未経験です。
ここで働くようになって新鮮だったのが、利益を上げることや誰かと競うことを求められないこと。それまで働いていた一般企業とは真逆の価値観です。利用者さんの多くは生まれながらに障がいがあり、短期的な成果や変化を求めてもいけません。
ただ、目の前の利用者さんと時間を掛けて関係を深めていくやりがいは大きいです。ふとした時に見られるちょっとした成長を喜べるのもこの仕事の魅力。企業の一員となって利益を追求したり、常に結果を問われたり…そんな働き方に違和感を感じる人にも向いていると思います。
障がい者支援は社会の存続に不可欠な「システム」。そして私たちの仕事は、単に障がいがある人を支援するというだけでなく、障がいに対する認知の広がりや、誰もが暮らしやすい社会を実現していく運動(ムーブメント)だと言うこともできます。
こうした視点を持つことで、障がい者支援の仕事がもっと面白く、意義深く感じられると思っています。

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