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及川鉄工株式会社

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「何をしたら良いかわからない」「あの仕事もイイ」 日本屈指の職人も就活生と同じだったのです。

就活生の皆さんはデッキプレートというものをご存知?及川鉄工のデッキ工事は、組まれた鉄骨の上にデッキプレートという鋼材を1枚1枚敷き、細かい部分はその場で採寸しながら加工した上で溶接して固定。そこにコンクリートを流し込むことで「床」が出来上がるのです。

当社は、札幌のランドマークや新球場、誰もが知るショッピングモールなど、北海道中の大きな建物のほとんどの「床」に携わっているといっても過言ではありません。全国的に見ても職人の腕がトップクラスなのも理由の一つ。さらに、元請け(工事の発注者)と図面の打ち合わせを何度も重ね、資材の搬入経路まで決めた上で作業するため、現場に入ってからがとにかくスムーズなのです。

だからこそ、元請けからも他職からも「及川はやっぱり早い」「及川とやるのはラク」と評価され、スピードと仕上がりを両立しているからこそ利益もキチンと出せるのです。

この先、当社のような専門工事業者は高齢化と若手不足が加速します。だからこそ、今からでも手に職をつけ、5年がかりでも一人前に成長した時には希少な人材として重宝されることは間違いありません。このチャンスをつかんでみませんか?

1年間、現場を与えられなかったからこそ、生命線である「計画」を身につけられた!?



常務取締役/小松 雄二

最初にお話を伺ったのは「日本一のデッキ工」との呼び名も高い小松雄二さん。とはいえ、表情も語り口も非常に穏やかです。現在は及川鉄工の生命線ともいえる「事前の計画」を中心に、図面の作成や顧客との打ち合わせを担っています。

「実は若いころにデッキ工事を一つ任されたんですが、失敗してしまって。1年間は現場を与えてもらえなかったんですね。その間、当時の常務に何人で何平米のデッキを敷き込めたか徹底的にデータ化するよう叩き込まれました」

デッキ工事はいくら花形に見える大きなビルを手がけても、時間も人もかけ過ぎては赤字になるのだとか。雑な形の手間がかかる物件でも、「計画」をキチンと立てて儲けを出しているからこそ、及川鉄工はトップなのだそうです。

「なので、新人さんを預かる親方たちも、数字とスピードのプレッシャーを抱えています。若い世代を足手まといなんて考えてはいないけれど、つい顔つきや言葉に焦りが見られることもあるはず。ただ、一人前になるまでに3年は絶対かかると周知していますし、僕もできる限り声がけやケアをするよう努めているので、まずは飛び込んできてほしいですね」

親方になれない焦り。辞めようと思った瞬間も多々。けれど、気づけば及川鉄工で26年。

親方/川野 秀和

続いてインタビューのマイクを向けたのは川野秀和さん。一見は強面ですが、「いや〜高校中退だけど、ちゃんと話せるかな」と笑う表情は柔和な性格をよく表しているようです。

「学校を中途半端に辞めた分、仕事はマジメにしようって派遣会社に登録したけど、型枠を作ったり、荷揚げをしたり、船に乗ってカニを下ろしたり、どこも長続きしなかったんです。で、何をしたらいいかも全然定まっていない中、たまたま派遣先だったのが及川鉄工」

それまではどの職場にも面白みを感じなかったそうですが、及川鉄工の仕事は建物が出来上がる瞬間の達成感が比べ物にならないほど大きかったとか。けれど、川野さんはご自身で「飲み込みが遅いほうだったんですよね」というように、思うように成長できず若いころは胸中複雑だったといいます。

「焦りもあったし、辞めようと思ったことも一度や二度じゃないけど、社内の職人同士で、負けてらんないって競争ができるのも性格に合ってたんですよ。で、10年で親方になることができ、気づけば26年。頑張ったら給料が上がるし、ここで手に職をつければ、何があっても大丈夫だと思えたのも仕事の原動力ですね」

隣の芝生が青く見え、転職が脳裏をよぎったけれど、引きとどめてくれたのは「本気の涙」。

親方/阿部 崇

最後に声をかけたのは、笑顔もトーク力も抜群の阿部崇さん。聞けば、新卒で就職したのはハウスメーカーの営業職。退職後、派遣で働いたのが及川鉄工だったのです。

「当初は腰掛けのつもりでしたし、何も分からず先輩について回るのもきついし、いつ辞めようかってばかり考えてました。でも、3〜4年が経ったころ、デカいショッピングモールを作る機会があって、デッキを敷き込むにつれて目に見えて建物ができていく感覚が面白くて。達成感が半端なかったんですよ」

阿部さん曰く、「20代の自分は借金もあって最悪」だったとか。けれど、及川鉄工がその精算をサポートしたおかげで結婚ができたと振り返る。

「こんなふうに、自分を一人の人間に成長させてくれた恩しかないのに、一度、造船工事の管理という華々しい仕事ができそうな会社を紹介されて、つい辞めますと告げたんです」

けれど、感情をむき出しに引き留めてくれたのが経営層。「お前は絶対に必要な人材だ」と流す涙に阿部さんの心は決まりました。

「ここまで本気で引き留めてくれるなら、全国どこに行っても負けない及川鉄工のスタンダードをとことん貫いて会社を支えよう…そう決めたんです」

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