ドライバーの走行や歩行者の安全を守るために道路に描かれた「白線」。
私たちの何気ない日常風景に溶け込んでいるようで実は、
クッキリと描くことでスピードを落とす視覚効果があったり
点線の間隔を短くすることで速度に注意を促したりと
さまざまな視覚効果や技術が盛り込まれています。
さらに、昨今注目を浴びる「自動運転」の技術では
車載カメラや衛星で白線を認識し、AIが判定するシステムも開発中なのだとか。
知られざる安全を作り、そして未来へと導く白線。
すごく単純に思えるかもしれませんが、実は奥が深い、生活に欠かせない存在なんです。
そのプロ集団である株式会社ロード工業は、
働き手をどんな道へと導くのでしょうか。
同社の代表と働く3人にインタビューのマイクを向けました。
「あの線には、こんな裏側があったんだ!」と感じるはず、興味が湧いたら是非お問い合わせ下さい!
◎「安全」は常に必要、未来でも必要なもの。だから「白線」は将来も欠かせない存在です。
「世の中に車がある限り、白線は無くなりません」と語るのは、代表取締役の吉田純也さん。
「私たちの手掛ける白線や交通標識は、その全てが日常風景に溶け込んでいますが、自動車や歩行者の安全を陰ながら守ってきました。その価値は、将来自動運転の時代が到来しても揺らぐことはないでしょう」
ロード工業ではかねてから小中学校敷地内の白線を無償で塗り替えるなどの社会貢献活動も行っています。その背景にはオホーツクでは数少ない、白線の施工を認められた会社として地域に貢献したいという想いはもちろん、社員一人ひとりに「誇り」を抱いて欲しいというねらいもあるのだとか。
「『働きがい』も大切にしているのも当社です。私たちの仕事は現場によってどうしても朝早くなる日が生じます。日々汗を流す社員たちをねぎらうため、休日も手当もなるべく多く、働きに見合う環境や待遇を用意しています」
最近では若手も数多く入社し、UIターンの希望者も見学に訪れているそう。
「観光ついでの見学もウェルカム。この地域に一人でも多くの若者を増やすのも当社の使命だと感じています」
◎日々描く線が、自分の成長に続いています。
次にお話を伺ったのは入社6年目の村田圭佑さん(30歳)。ロード工業が導いてくれるのは「自らの成長」だと話します。
「入社して意外に思ったのが、奥が深い仕事であること。白線と言ってもの点線や、真っ直ぐに続く実線などさまざまな種類があり、綺麗に引くにはテクニックが必要です。思わず時間も忘れるほど、没頭できる仕事だと思います」
習得は決して簡単ではないものの、同社では覚えるまでは先輩たちが手取り足取り教えてくれるそう。「見て学べ」というような下積み期間も一切ないそうです。
さらに村田さんは昨年、国家資格である路面標示施工技能士を取得しました。
「資格が必要な工事の際に警備員を発注したり、警察に通行止めを依頼したりと、現場のリーダーとして一気に活躍の場が増えます。コミュニケーションの場も増えて、新たなスキルアップができる絶好の機会です。取得しておくと将来的にも安心ですし、資格手当も貰えるのもオイシイですね」
現在、村田さんは土木施工管理技士のの資格取得を目指し勉強中。「20代のリーダーとして、若手に背中を見せていきたいです」と意気込みを語ってくれました。
◎プライベートの充実にも道は続いていく!
最後は佐々木翔さん(19歳)、三上蓮さん(21歳)の2人にクロストークをしてもらいました。
Q.入社の理由は?
佐々木さん:福利厚生や休日がしっかりしている所に魅力を感じました。網走に貢献できるのと、形に残る仕事というのも理由です。
三上さん:自分も地域の役に立てる点に惹かれました。将来的に無くならないし、転勤がないことも安心です。
Q.社員教育ってどう?
佐々木さん:若手は勤務時間中に職業訓練校に通いながら技能士の取得に向け勉強をします。お金をもらいながらスキルアップできるなんて、得した気分です。
三上さん:他にも仕事に必要な資格は全て支援してくれます。資格を持つとお給料もアップするので勉強のしがいがありますね。
Q.この仕事の魅力は?
佐々木さん:普段は行けない場所に行けるところかなあ。空港の滑走路やオホーツクを代表する観光地での仕事は、友達に自慢したくなりますね。
三上さん:休日に先輩と一緒に釣りに行ったり、休憩時間に他愛のない話でワイワイと賑わったりと、世代関係なくみんなが仲の良いところ。同世代の若手が多いから、肩の力を抜いてのびのび働けますよ!