函館市に本社を置く川元建設は「トンネル」と「橋」の施工に特化した専門企業。発注元は大手ゼネコンがメインで、中でも日本で五本の指に数えられる大成建設とは青函トンネルを一緒に作った時代以前からのお付き合いです。そのため当社は一般にイメージされる下請けではなく、大手ゼネコンが開発中の最新鋭の機械を試験導入するなど、パートナーのような存在です。
当社が手がけるのは新幹線や高規格道路のトンネル、日本最大級の橋などスケールの大きなものが大半。技術力や仕上がり、新たなプランや工法にチャレンジする姿勢も高く評価され、抜群の安定感も自負しています。
今回募集するのは実際に作業するスタッフではなく、工事のスケジュールや人員、資材、安全などを管理する施工管理。正直なところ、当社の工事は道南に限らず、各地に現場が展開されており、遠方の場合は宿舎(一人部屋)に暮らすのが基本です。それに報いるためにも大手ゼネコン並みの給与や土日の休み、帰省時の交通費支給(年4回)などを整えています。
大きなやりがいに見合った待遇と、働きやすさについて3名が語ります!
若い人に選ばれる職場になるために、今以上の残業削減の仕組みを整えていきます。
所長/川元 健太郎
当社では高校生の新卒も活躍しています。決して十分とは思っていませんが、未経験からでもスタートできるよう入社後の社内教育の他、大手ゼネコンで開催される新人研修に参加して基礎的な知識と資格が得られるように教育体制を整えています。
現場に配属された後はOJTが中心です。僕の場合、資材や道具の名称や安全ルールだけではなく、社会人マナーまで教えながら、一人ひとりのスキルに応じて教育するように工夫しています。ただ、最近の若い世代はプライベートまで上司といたくないと思うため、距離感のとりかたには配慮していますね(笑)。
僕は経営者の家族でもあるため、次代を見据えて力を入れているのは働き方改革。今でも基本的には土日が休みで、GWやお盆、年末年始は10日程度の休暇が取れますが、今後、若い世代に選ばれる職場となるためには日々の生活に直結する残業削減が課題。現在は現場の事務処理の負担を軽減するために本社で一括処理できる仕組みを整えています。
当社の仕事は、何年もかけて一つのトンネルや橋をつくる長期的な工事。スケールの大きさもさることながら、無事に終わった時の達成感は桁違いですよ。
貯金を「ガチれ」ば、数年でSUVの新車が一括で買えると思います。
施工管理/髙橋 優
函館の工業高校を卒業後、4年ほど前に川元建設に就職しました。先生にすすめられたことに加え、直球ですが給与が高かったのが決め手の一つです(笑)。
僕は入社からずっとトンネル工事の担当です。研修を終えた後も先輩がつきっきりで教育してくれますが、最初のうちは知識が皆無なので分からないことばかり。例えば、トンネルを掘る特殊な機械が部分的に故障した際、「どの部分の調子が悪いか」を上手く伝えられないこともありました。けれど、写真を撮って作業員の機械担当に連絡すると、必要なものをすぐに教えてくれます。
僕自身はコミュニケーションが好きなタイプではありませんが、慣れてしまえば作業員の方からゴルフの話を引き出したり、趣味の話題で盛り上がったりして関係性を構築できました。どちらかというと「聞き上手」が可愛がられると思います。
今の現場は七飯なので平日は宿舎暮らし。僕はスマホゲームに課金しまくってしまいますが、貯金を頑張ればSUVの新車が一括で買えるくらいすぐにお金が貯まるはず(笑)。ここ最近は土日が休みになったのでプライベートも充実する環境ですよ!
4000メートルもの長さのトンネルが貫通した時の手応えは半端なかったです!
施工管理/渡辺 凜
高校卒業後、新卒で入社してから3年目です。実は父が当社の作業員として働いていて、体を動かして大きなものをつくる姿にあこがれを抱いていました。加えて、道南エリアではかなり待遇も良いほうなのもあり、就職することを決めたんです。
入社後は1週間ほど本社で会社概要や建設業界の基礎を学び、現場の雰囲気を学ぶ仮配属の後、大成建設の新人向け研修を受けました。そこでは知識だけではなく、車両系建設機械や玉掛け、小型移動式クレーンといった基礎的な資格も取得できるのが魅力です。
僕は八雲の新幹線のトンネルをつくる現場に配属されました。当社は大手ゼネコンとパートナーだからこそ安全を第一に大切にしていますし、作業員さんも口調は強い人もいますが教え方はやさしいと思います。
当社は土日が休みで給与が高いのはうれしいポイントの一つですが、この年齢で日本を代表する大手ゼネコンの担当者とやり取りしながら、長い長いトンネルを掘っていくというダイナミックさにやりがいを感じます。以前配属になった5,000メートル以上のトンネルが貫通した時の達成感は半端なかったです。