高校を中退というハンデをもろともせず、
小さな会社を設立し
わずか15年で10億円企業にまで成長させた社長がいます。
そんな社長の人柄に惹かれ入社した
業界未経験の女性、事情を抱えた若者がいます。
不誠実な会社の姿勢を許せず
中堅企業を自らの意志で退社した後、
数多くのオファーを断って入社したベテランがいます。
自分たちらしく働きたい、
笑顔で話してくれる若い兄弟がいます。
いろんな人が、それぞれの物語をつむぐ会社、「匠」。
今回は匠の建築事業部で繰り広げられている
心温まる3つのドラマにスポットを当ててみました。
【会社のドラマ】
作業員集団から実力派企業へ、そして無名の部門が信頼を得るまでのお話。
代表取締役/五十嵐 秀一
かつて匠は、吹けば飛ぶような作業員集団。私も作業員の一人でした。
しかし、その後入社した社員たちの一生懸命な仕事ぶりが弊社の評価を高め、今では社員数約80名、年商も10億円を超え、JR北海道や関連企業から直接受注できる企業へと成長しています。
募集対象の建築事業部も、最初は無名のセクションでした。なので、近郊に暮らすお年寄りの電球を交換してあげたり、家族の大切な建具を直してあげたり。そうそう、小さな体育館を建て地元の子どもたちやスポーツサークルに無料で開放もしてみました。
そんな地道な取り組みを重ねる中で、「匠」の建築部門が知られるようになり、信頼関係が生まれ、住民の紹介や口コミの評判などを通じてリフォームやアパート建設などを受注できるようになったわけです。
「匠さんに頼めばなんとかしてくれる」
「あのお客さんの頼みだから、自分たちでなんとかしてあげたい」
そんなドラマを経てきた会社なので、一番大切にしているのは、お客様からの信頼。今回募集する新卒さんも(不器用でも口ベタでも金髪でも構わないけれど)お客様の信頼を裏切らない、誠実な人が希望です。
【転職のドラマ】
社員からの人望を積み重ねている代表、その姿勢に心打たれた話。
事業部長/福原博明
前職では建設会社の支店長という役職でした。しかし会社の不誠実な姿勢を目の当たりにし、「仲間の社員を裏切ることはできない」と自ら退職。その後、私を評価してくれた様々な会社からオファーを頂きましたが、迷わず「匠」を選びました。
その理由はただ一つ。五十嵐社長をリスペクトしていたからです。たった一代で作業集団を信頼の会社へと進化させたこと、情に厚くさまざまな事情を抱えた若者を迎え入れてきたこと、そんな彼を慕って多くの社員が集まったこと、そして私に対しても「あなたらしく、自由に仕事をしてください」と声をかけてくれたこと。
社員を大切にするから社員がさらに頑張るという、最高のサイクルがこの会社にはあるんです。
社長は以前「子供の頃から家の絵ばかり描いてました」と話す18歳の未経験の女性を採用したことがあります。周りは「大丈夫?」と気を揉みましたが、その後彼女はメキメキと頭角を現し、建築のコンクールで金賞を受賞するなど素晴らしい成長を遂げました。経験や知識より「やってみたい」を大切にする、社長らしいエピソードです。
今回の面接も社長にお任せしています。ぜひあの人柄にふれて下さい。
【兄弟のドラマ】
父の背中を追いかけ入社。匠のマインドを受け継ぐ、二人の若手のトーク。
施工管理/福原 勇士(右)福原 拳士(左)
部下や業者の方々を大切にする父の働き方に憧れを抱き、半年前、父を追いかける形で入社しました。
まだ資格は取っていませんが、簡単な現場は担当させてもらっています。ただ設計図面は専門家に発注するほか、現場での実作業は職人や業者が担当してくれるので、自分は施工管理アシスタントとして、現場の進行状況の報告やお客様への連絡、CAD図面修正などに取り組んでいます。
建設事業はスタッフの連携が不可欠。新人からベテランまで、みんなが気持ちよく働ける環境づくりを大切にしています。
拳士:
前職も施工管理ですが、ほとんど指導されないまま現場を任されたり、いきなり出張に行かされたり…そんな環境が嫌になり、再出発の思いで匠に入社しました。
最初は「怖そう…」と思った社長でしたが、話してみるとすごい人情派。お客様から「匠さん、お願い」といわれると、絶対に断らない(断れない?)ところも微笑ましいです。
まだ経験も浅く資格もないので、今度入社してくる方と一緒に成長できたらと思っています。かなりの仲良し家族…ですが、会社では家族っぽさを感じさせないつもりなので、ご安心ください(笑)