イワタニセントラル北海道株式会社は、カセットコンロでおなじみの「岩谷産業グループ」の一員。「世の中に必要な人間となれ、世の中に必要なものこそ栄える」を企業理念に、LPガスの安定供給を中心とした社会インフラを提供することで毎日の暮らしを支えています。
LPガスは災害に強く、ボンベが設置できればどんな場所でも暖房や給湯が使えるようになる利便性も特徴。火力が強いこともあり、飲食店からも重宝されています。さらに、グループ全体で日本全国にエネルギー供給のネットワークを網羅し、都市部以外の地域にも細やかに対応できることから、大手飲食チェーンとも数多く取り引きしています。こうした理由からも、知名度やブランド力が抜群。住宅や店舗を建てる際は「イワタニなら安心」と任せてもらえるケースが多いのです。
エネルギーは暮らしに不可欠だからこそ、同社の収益は安定的。数字を追い求めるのではなく、お客様にしっかりと向き合うことを大切にし、それが社員のゆとりと笑顔につながっています。この好循環を3名のインタビューから紐解きます。
◎まったくガツガツしていない社風。
まずお話を伺ったのは支店長の池田正成さん。役員にも関わらず物腰が柔らかく、時にジョークを挟んでお話ししてくれるのも「ゆとり」が現れているようです。
「今回募集するルート営業は新規開拓部隊のアフターフォローをするイメージ。住まいの困りごとに耳を傾け、ガス機器の点検や交換だけではなく、時には家の修繕やエアコンの販売・取付などにも対応しています」
ルート営業にノルマはなく、上司とともに無理のない目標を立てるそう。もちろん、未達成でも叱責されず、次に向けて何をするか一緒に考えるスタイルなのだとか。一体どうしてそんなにやさしいのでしょう?
「誤解を恐れずにいえば、エネルギーを使用いただくことで安定的な収益が確保できるからです。なので、まったくガツガツしていません(笑)。時間に関しても厳しくて、朝は8時45分にならないとPCの電源が入りませんし、17時30分には強制シャットダウンします。よほどのことがない限り、残業もほぼありません」
新卒に求めるのは「明るくあいさつできること」の一点。「入社後は資格取得も教育も会社に任せてもらえれば大丈夫!安心して飛び込んできてください」
◎「会社に行きたくない」が一度もない!
続いては滝川営業所の林隼平さん。高校卒業後、先輩の紹介からイワタニセントラル北海道に入社しました。
「入社後は社会人マナーの研修を受け、営業所に配属された後、1カ月程度は電話対応を学びました。その後、先輩に同行しながらガス点検をはじめとする仕事の流れを教わるスタイルです。ただ、一人で点検をするには資格が必要。合格するまでは最短でも1年程度かかるため、一人立ちまでの教育期間がとても長いともいえます」
LPガスは4年に一度の法定点検があり、ルート営業はそのリストをもとに配管やガス漏れの検査にあたります。その際にコンロや給湯器が劣化している場合などに交換の提案をするそうです。
「とはいえ、僕らに課されているのはノルマではなく最低限の目標。売れなくて『詰められる』なんてことも一切ありません。ただ、主要商品が販売できた時にはポイントが付き、ボーナスに反映されます」
林さんは、これまで会社に行きたくないと思ったことが一度もないそう。
「社内の雰囲気が良いですし、ほぼ定時で帰れますし、休みもありますし、お客様にも喜ばれる…こんな会社ってあまりないと思いますよ
◎真摯な仕事ぶりが必ず結果に。
最後は野外教育施設の指導員から転職した富永望海さん。前職はやりがいがあったものの、待遇面に不安を覚えたのがきっかけだといいます。
「当時はコロナ禍の真っ只中でもあったため、景気やパンデミックに左右されないエネルギー業界を目指しました。中でもイワタニセントラル北海道は大手で安定感があったため、迷わず転職を決めたんです」
富永さんは入社から約3年。ガス業界に必要とされる資格をほぼ網羅したところです。
「資格取得費用は会社が負担してくれますし、一人前まで3年かけると考えると手厚い教育だと思います」
同社はLPガス最大手ということもあり、顧客からの信頼は絶大。点検の他、チラシを案内する際に「困ったことはないですか?」と声がけしても、耳を傾けてくれるといいます。
「売りやすい環境ではあるものの、仮に月の販売件数が0件でも、上司や先輩は『一緒に回るか?』『大丈夫か?』とフォローしてくれます。これほどやさしく心強いサポートをしてくれる会社はないはずです。ただお客様のために真摯に仕事に向き合えば、必ず結果はついてきます。僕自身、信頼が深まっていくことで、数字につながりますからね」