◎「地元を離れたくない派」「ダイナミック派」に合わせて2パターンを用意。

同社が手がけるケーソンは規模の大小はあれど、製作パターンは多彩ではないのだとか。
「早い人なら1年程度で一連の流れをマスターできます。あとは応用をきかせるくらいなので、一般的な土木工事よりも覚えやすいのが特徴です。ただ、現場は各地の港のため、どうしても出張が多くなります。さまざまな土地を観光し、ご当地グルメを楽しむのが好きな方には楽しい仕事でしょう」
とはいえ、社内の若手の中には「地元を離れたくない」「出張はちょっと…」という社員も。そのため、岡田さんは1年を通して旭川・近郊の土木工事を中心とする現場を用意。
「私一人の力など無に等しいもの。会社は人がいないと成り立ちませんから、できる限り社員に寄り添いたいと考えているんです」
このやさしい人柄は教育スタイルにも現れています。1〜2年は頑張りすぎず、「5年で普通の仕事ができれば御の字」という考え方。
「就活生の希望や適性に合わせて、ダイナミックな手応えを味わえるケーソンづくりか、市内・近郊で働き続けられる土木工事か選べるようにしています。安心して飛び込んできてください」

◎岡田社長のやさしさは親心に匹敵！？

2021年4月新卒入社。工事部の井川祐吾さん。
ジョブキタ就活で「巨大な岸壁を造る壮大な達成感」という一文に惹かれ応募したそう。
「とはいえ、入社当初の僕は学生気分が抜けず、先輩の指導を素直に飲み込めなくて、自分流のやり方を試しては職人さんに注意される日々…岡田社長には僕のお願いから現場を外してもらうなど本当に良くしてもらったにも関わらず、一度は退職しました」
岡田さんは「いつでも戻ってきていいからね」と笑顔で送り出してくれたとか。
「ただ、転職先では言葉にトゲのある指導が目立ち、3カ月もせずに辞めました。岡田社長のやさしさが身にしみて分かった転職です」
井川さんが仕事を辞めて求職中に、岡田社長が「元気かい？」とメッセージを送ってくれました。退職したことを伝えると、「事務方の仕事があいているから戻ってこないか」とハローワークを介して声をかけてもらったそうです。
「岡田社長の言葉に甘え、再び弘徳建設にお世話になりました。冬場は書類をまとめるのが17時半以降になるため、出勤時間を3時間ズラすように提案してくれたり…親以上に一人ひとりのことを見ていて、そのやさしさは親心以上です！」

◎家族がいるから旭川中心の仕事に。

山本直裕さんは2021年4月に空港警備の仕事から転職してきました。
「前職がコロナ禍の影響を受け給与も下がってしまい…。中学生のころに土木の仕事に興味があったこともあり、コロナ禍以前の給与と遜色のない会社を探していました。」
そこで出会ったのが弘徳建設。山本さんは旭川に持ち家があり、家族もいることから面接時にこんな条件を申し出ました。
「ケーソンは出張がつきものなので、旭川中心の現場が良いと率直に伝えたところ、岡田社長は希望を快諾してくれたんです。実際、市内の道路工事や除雪の仕事をメインにしてくれています。」
教育方針も実に丁寧。まずは現場の見学から始まり、測量や写真記録の方法を基礎の基礎から教えてもらったといいます。
「給与に関しても前職よりもいただいています。除雪作業にしても個人宅や店舗の仕事なので夜間のイメージとは違って日中。基本的に土日がお休みなので家族との時間も増えました。」
最後に山本さんは「何も分からなくても岡田社長を筆頭に、先輩や協力会社の作業員さんも気さくに教えてくれます。安心してじっくり成長できますよ」と心強いエールを送ってくれました。