上富良野町の雄大な自然に育まれた豚肉を、全国の食卓に届けているのが、株式会社かみふらの工房です。ハムやソーセージでおなじみの「プリマハム」のグループに属し、地方企業でありながら、イマドキの働きやすさを整えています。
土曜、日曜は原則休みで年間休日数は114日。社員に無理をさせない業務量に調整しているため、残業も月平均5時間程度です。有給取得率は100%を達成(2022年度)しています。
長く活躍してもらえるよう福利厚生も充実させており、工場内の社員食堂では、おいしい昼食をわずか150円で提供。誕生日を迎えた社員に毎年バースデーケーキをプレゼントするのも、社員想いの証です。プリマハム製品を割引価格で買える制度もあります。
技術が上達するほど、やりがいも大きくなるはずです。/採用担当 齋藤貴紀さん
夏にはラベンダーが咲き誇る人気の観光地、上富良野町。(株)かみふらの工房では、この町の特産品にも数えられるブランド豚「かみふらのポーク」の加工を手がけています。
「世の中の景気が悪くなったり、コロナのような感染症が流行ったりしても、私たちは“食べること”をやめるわけにはいきませんよね。当社が携わるのは“命をいただく仕事”――。世の中に無くてはならない仕事ですから、安定感は抜群です」と話してくれたのは、採用担当の齋藤貴紀さん。齋藤さんは上富良野町出身で、20年近く同社の業務に携わっています。
「工場ではと畜から解体、加工、包装まで一貫して行っています。新入社員にはまず、肉から骨を外したり、肉の形を整えたりする作業から担当してもらい、先輩がマンツーマンで、ナイフの持ち方から丁寧に指導していきます」
入社時は決して無理はさせず、時間が掛かっても、ひとつひとつ確実に覚えてもらうことを重視しているという齋藤さん。
「技術が上達すれば自分の成長も感じられ、やりがいも大きくなるはずです。熟練度に応じて技術手当も支給しています」
有給取得率が毎年ほぼ100%なのには理由があります。
この仕事に必要なのは、コツコツと目の前の作業に取り組む真面目さだという齋藤さん。
「仕事に必要な知識は入社後に学んでいけるので、出身学部は問いません。これといった“ガクチカ”が無くても大丈夫。おしゃべりが得意じゃない、社交的じゃない…という人もOKです。むしろ、黙々と一つの作業に集中するのが好きな人には向いていると思います」
齋藤さんは、仕事はもちろんプライベートも充実させられるのが同社の魅力だと説明します。
「当社の工場では、同じ作業を複数のスタッフが担当しているので、誰か1人に責任や負担が集中することがありません。誰かが休んでも、他の人がフォロー可能。そのため、一般的な企業と比べると、有給休暇も取りやすいと思います。実際、ここ数年の有給取得率はほぼ100%。終業時間も16時45分とやや早めなので、趣味やレジャーなど、自分の時間も確保しやすいはずです。社員の負担が大きくなりすぎないように業務量も調整しており、上富良野ではナンバーワンの働きやすさと言って良いかもしれませんね」
温かくて親しみやすい雰囲気の職場です/志村桜花さん
私は地元の上富良野高校出身で、卒業と同時にかみふらの工房に入社しました。ここを選んだのは自宅から通いやすかったのと、会社説明会の時に話してくれた社員の方々に親しみやすさを感じたからです。
担当しているのは工場の生産計画を作成する仕事で、ロースが何箱、豚バラが何箱…といった注文を取りまとめ、翌日どのくらい加工するか指示するのが役割。調整ごとは多いですが、お客さまの要望に添えるような生産計画を作れた時にやりがいを感じます。
入社して約3年。私がこの会社の魅力だと思うのは、誰とでも気さくに話せる雰囲気があること。わからないことがあれば質問しやすく、皆、優しく答えてくれます。
もうひとつの魅力は、お休みを取りやすいこと。私はちょっと体調を崩しがちで有休を使うことも多いのですが、周りの人たちはまったく嫌な顔をすることなく、むしろ「無理をしないように」と気遣ってくれます。ワークライフバランスを大事にしたい人にはおすすめできる職場です。