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知っておくと安心。基本の就活マナー&北海道就活あるある 北海道で働く白書

2022年4月27日 公開

北海道内の学生に加え、Uターン・Iターンで道内就職を目指す学生が増えています。コロナ禍で密を避ける風潮が強まり、首都圏でなくても好きな仕事はできるという考えも広まってます。この記事では「働く」「生活する」という視点から北海道と札幌市についてご紹介します。

北海道で働く

産業

参考:北海道銀行「北海道経済の見通し(2021年度年央改訂)」

北海道の産業別構成比は、第一次産業が4.7%(全国1.2%)、第二次産業が17.6%(全国26.5%)、第三次産業が76.9%(全国71.6%)となっており、全国と比較すると第一次産業と第三次産業の割合が高く、第二次産業の割合が低くなっています。第二次産業では全国に比べて建設業の割合が高くなっています。

北海道内の事業所数は25万9000事業所に上り、都道府県別では福岡県に次ぐ第7位の事業所数です。労働者数でみると、「卸売業、小売業」が38.3万人で最も多く、次いで「医療、福祉」32.2万人、「宿泊業、飲食サービス業」16.6万人、「製造業」14.8万人となっています。

参考:北海道データブック2020
参考:令和元年経済センサス-基礎調査
参考:毎月勤労統計調査地方調査(令和3年5月)


北海道の経済成長率(実質)は全国の成長率とほぼ同様に推移しています。2020年度は大幅な落ち込みとなりましたが、新型コロナワクチン接種の進展による発症・感染等の抑制効果が発現してくることで、道内景気は徐々に持ち直していくと予想されています。

雇用と就職率

新規大学等卒業者の就職率は大学で94.7%、短大で97.2%となっています。就職地域別では、道内就職者が57.0%、道外就職者が43.0%で、長く道内就職の割合が高い傾向にあります。短大では9割以上が道内就職です。
北海道の有効求人倍率は0.96倍(令和3年8月)で、全国とほぼ同じ水準となっています。

参考:北海道「令和2年3月新規大学等卒業者の就職状況」
参考:北海道「最近の雇用動向について(令和3年8月)」

平均年収

総務省の統計によると北海道の平均年収は423万円です。都道府県別の順位では1位が東京都の595万円で、北海道は30位です。ちなみに北海道内で最も収入が多い市町村は、ホタテ漁の盛んな猿払村。年間平均所得531万円となっています。

北海道の平均年収(ボーナスなど含む)
423.3万円
北海道の平均月収
29.2万円


※令和2年賃金構造基本統計調査

北海道で年収が高い企業の上位は下記のとおりです。

1位:札幌テレビ放送
1,046万円

2位:ニトリHD
868万円

3位:雪印メグミルク
720万円

4位:進学会HD
714万円

5位:北海道電力
699万円


※有価証券報告書をもとに独自に算出

初任給

参考:北海道中小企業家同友会

2021年に北海道内の中小企業を対象に行った調査によると、平均の初任給は、大学卒の営業職で192,252円、事務職で184,385円、技術・現業職で190,809円となっています。

北海道でくらす

基本データ

北海道の人口は523万人。都道府県別では東京都(1,406万人)、神奈川県(924万人)、大阪府(884万人)、愛知県(755万人)、埼玉県(735万人)、千葉県(629万人)、兵庫県(547万人)に続く8番目となっています。
人口密度は69人/km2と、全国(341人/km2)の約5分の1。都道府県別では最も低い数値です。

北海道の中心である札幌市の人口は198万人で、横浜市(378万人)、大阪市(275万人)、名古屋市(233万人)に続く政令指定都市では4番目。人口密度では14位となっています。北海道全体で見ると人口は減少傾向ですが、札幌市では人口が増加しています。

参考:総務省統計局(2020年)「国勢調査」

自然と気候

北海道の年平均気温は5〜10℃、年平均降水量は700〜1,700mmで、他府県と比べて冷涼、少雨であることが特徴です。最も寒い月の日平均気温は0℃を上回ることはなく、札幌市内でも積雪は80センチほどになります。
夏場(8月)の平均気温は22.3℃と冷涼ですが、30℃を越える真夏日も年に数日あります。

北海道は自然が多いイメージを持つ人は多いと思います。全国の自然林の59.5%が北海道に分布し、北海道の全面積の47.1%がこれに該当しています。6つの国立公園、5つの国定公園、12の道立自然公園があり、日本の中でも、特に自然に恵まれているということができます。

参考:北海道データブック2020

生活コスト

北海道で一人暮らしをする時の生活コスト(消費支出)は1カ月あたり16万円ほどです。東京よりも2万円ほど安く、特に住居費(家賃)の差が影響していると考えられます。

消費支出(月額)
北海道
159,092円
東京
178,990円


参考: 2019年全国家計構造調査[g](単身世帯・勤労者世帯)

平均家賃(ワンルーム)
北海道
43,000円
東京
68,000円


参考:全国賃貸管理ビジネス協会(2021年7月調査)

住みよい街 札幌市

札幌市は日経BP 総合研究所の「シティブランド・ランキング ―住みよい街2020―」で全国7位にランクインするなど、“住みよさ”で高い評価を得ています。
「生活の利便性」「生活インフラ」「医療・介護」の分野で特に評価が高く、都道府県庁所在地ランキングでは1位を獲得しました。

1位
札幌市(北海道)
総合スコア65.4
サンプル数529

2位
福岡市(福岡県)
総合スコア64.4
サンプル数511

3位
仙台市(宮城県)
総合スコア63.3
サンプル数276

4位
松山市(愛媛県)
総合スコア61.9
サンプル数99

5位
神戸市(兵庫県)
総合スコア61.3
サンプル数401

まとめ

この記事では「北海道で働きたい」「U・Iターンしたい」と考えている方々に向けて北海道や札幌の魅力をご紹介しましたが、いかがだったでしたか。
首都圏に比べると平均年収が低いなどのデメリットはあるものの、生活コストが低い、街がコンパクトで利便性が高い(札幌市)などのメリットがあることも知っていただけたと思います。北海道での就職を考える際にぜひ参考にしてみてください。

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