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就活準備は知ることから。北海道視点の業界研究 北海道の業界研究【農業業界】

2022年3月1日 公開

北海道の一次産業の代表格。農業の「今」や「これから」を知ろう!

農業とは

米や野菜などを栽培したり、牛や豚などの家畜を育てたりして「食」を生産する仕事。大きくは、土に種を蒔いて作物を作る「水稲・畑作」と、牛・豚などを育成する「畜産」の二種。畑作の中には果物生産や花卉(かき)もあり、畜産の中には牛乳を生産する酪農も含まれます。家族単位での経営が多い農家ですが、近年は会社化した農業生産法人も増加傾向。主に農協を通じて農産物を出荷していますが、独自の販売ルートを持っている生産者がいる他、地域のチーズやジャムなど自分で生産した農産物を加工するなど、扱う商品や作業の幅が広がっています。

あんな会社、こんな会社が大集合食糧自給率200%!大規模経営からユニークな独自路線まで多種多彩!

カロリーベース・生産額ベースでの食糧自給率が200%を超えている北海道。砂糖の原料になるてんさいや小豆などは全国生産量の9割以上を占めるなど、地域内だけでなく国内の供給にも大きな役割を果たしています。また、北海道農業の大きな特徴としては、大規模経営化の傾向。一つの経営体当たりの耕地面積は、都府県の約13倍の広さです。特に酪農では大規模経営が目立ち、「メガファーム」や「ギガファーム」と呼ばれている会社もあります。一方、小規模でも少量多品目を生産したり、ユニークな西洋野菜を手がけたり、独自路線の生産者も少なくありません。

北海道だからチャンスもいっぱい農業分野にも「就職」できる北海道。観光農園や飲食ビジネスの展開も。

全国的に農業の担い手の減少が問題となっており、北海道も同様に農家戸数の減少や担い手不足が課題。一方で、近年北海道では企業の農業分野参入や農業生産法人の着実な増加がみられ、農業業界に就職するというケースも増えてきました。広大な農地を活用して、大規模に生産活動を展開していくだけでなく、自社生産した農産物加工を行ったり、観光農園化したり、カフェ・レストランの運営を行うなど、幅広い経営を行っている会社も少なくありません。

コレがあるから北海道の農業業界地域の風土を生かした多様な農業。農業先進地の最新技術も体感!

北海道は都府県に比べ土地が広く、多彩な風土・気候に恵まれていることもあって、各市町村で幅広い農産物が作られています。農業法人はその大きな経営母体を生かし、最先端技術を使った品種改良やITを活用した生産管理などを行うことで、今までにない進化した農業経営を展開し始めています。この広大な大地で汗を流すやりがいと、最新鋭の技術を体感できるのも北海道農業の魅力です。

北海道本社の代表企業【農業業界】

株式会社ノベルズ(本社/河東郡上士幌町)※酪農
農業生産法人 有限会社ドリームヒル(本社/河東郡上士幌町)※酪農
株式会社トップファーム(本社/常呂郡佐呂間町)※酪農
株式会社町村農場(本社/江別市)※酪農
有限会社岩瀬牧場(本社/砂川市)※酪農
ノーサンファーム株式会社(本社/河東郡音更町)※酪農
株式会社サンクローバー(本社/河東郡上士幌町)※酪農
有限会社北広牧場(本社/上川郡新得町)※酪農
有限会社 仁成ファーム(本社/釧路市)※酪農
有限会社中山農場(本社/野付郡別海町)※酪農
有限会社パインランドデーリィ(本社/紋別郡興部町)※酪農
株式会社伊藤デイリー(本社/阿寒郡鶴居村)※酪農
有限会社ジェイファームシマザキ(野付郡別海町)※酪農
有限会社阿歴内ファーム(本社/川上郡標茶町)※酪農
有限会社鶴翔(本社/阿寒郡鶴居村)※酪農
有限会社社名渕みどり牧場(本社/紋別郡遠軽町)※酪農
有限会社十勝しんむら牧場(本社/河東郡上士幌町)※酪農
上村牧場株式会社(本社/白老郡白老町)
株式会社大野ファーム(本社/河西郡芽室町)※畜産
白老和牛王国 上村牧場株式会社(本社/白老郡白老町)※畜産
かわにしの丘しずお農場株式会社(本社/士別市)※畜産・畑作
株式会社ふるさとファーム(本社/札幌)※畑作
有限会社ミナミアグリシステム(本社/有珠郡壮瞥町)※畑作
株式会社輝楽里(本社/江別市)※畑作
株式会社 三浦農場(本社/河東郡音更町)※畑作
有限会社大塚農場(本社/石狩郡当別町)※畑作
有限会社余湖農園(本社/恵庭市)※施設園芸・畑作
有限会社大塚ファーム(本社/石狩郡新篠津村)※稲作・畑作
株式会社谷口農場(本社/旭川市)※稲作・施設園芸畑作
新篠津つちから農場株式会社(本社/石狩郡新篠津村)※たまねぎ
株式会社シーピーエス(本社/札幌市)※野菜
株式会社Jファーム(本社/札幌市)※野菜

業界で働く先輩からのヒトコト上村牧場株式会社 ウエムラ牧場 石川亮太郎さん

牧場で和牛のお世話をしています。牛は一頭一頭の性格も違えば、個体差もあるんです。餌のタイミングを変えるなど、どうやったらたくさん食べてくれるのか試行錯誤する毎日。だからこそ、よく見ることが大切です。例えばいつもよりソワソワしていたら病気を疑ったり、時には触れてあげることで傷を見つけたり、観察することがいい牛づくりに直結すると思います。

関連サイト「北海道 未来のしごとの参考書」より抜粋しています。

業界で働く先輩からのヒトコト株式会社トップファーム 大塚弘章さん

畜産では、生まれて約1カ月の「初生」、生後7〜8カ月までに体を作る「育成」、出荷までに脂肪をつけ大きく育てる「肥育」の段階に分かれており、僕は素牛課育成係のリーダーを任されています。牛は繊細な生き物なので、体調の管理には特に気を配らなくてはなりません。病気をせず元気に大きくなってもらうために、日々自分の技術を高めようと思っています。

関連サイト「北海道 未来のしごとの参考書」より抜粋しています。

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