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武部建設株式会社

一般住宅・施設などの建築及び古民家再生事業

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CO2削減を背景にした都市の木造化・木質化。 大手にできない「設計+施工」が今後の希少な武器に!

武部建設株式会社は、高性能省エネ住宅はもちろん、ワイナリーやレストラン、教会といった比較的大きな非住宅木造建築物まで、木造の在来工法と大工の手仕事を大切にしてつくり上げる「木造建築のプロフェッショナル集団」。技術力の高い大工を自社で抱えているだけではなく、道内では唯一古民家再生を事業にしていることもあり、現在ではなかなかお目にかかれない伝統的木造建築の解体・再生から、さらなる学びと成長につなげているのも強みの一つです。
同社は、社有林から道産木材を切り出したり、解体した古民家から古材を取り出したり、長年の取り組みから「木の扱い」「木の種類」「木の収め方」などに長けた人材が数多く在籍しています。当初は大手ハウスメーカーやゼネコンとの差別化から、価格競争に巻き込まれずに、お客様から指名されるいい家をつくろうと取り組み始めた「木造建築の原点に立ち返る丁寧な仕事」。それが、今や大手ゼネコンやハウスメーカーでも手がけるのが難しいニッチ領域と、時代の追い風を受けるグリーンビジネスにつながっているのだそうです。まずは、代表取締役の武部豊樹さんに、同社の事業がブルーオーシャンたるゆえんをお聞きします。

◎木造建築の原点=最新ニーズの追い風に。

戦後、日本の都市づくりは防火・耐火の観点から鉄骨や鉄筋、RC造りが主体でした。ところが近年、世界的なカーボンニュートラルの動きも強力な後押しとなり、「木造建築」が脚光を集めています。
「大学で講師を勤める際に、木造建築に興味を抱く学生たちから専門カリキュラムがないという声が聞こえてきます。『都市の木造化・木質化』に多大なニーズがある一方で、伝統的な木造技術に精通した人がいないのも課題です。これからは木造建築の施工に精通した設計者が重要です。当社が目指しているのも設計・施工の一体化です」
現在の木造建築はプレカットや集成材を扱う工法が圧倒的に多数。在来工法や木造建築物再生のニーズに対し、専門家はわずか。その一握りのフィールドが武部建設の得意中の得意分野なのです。
「社有林の木を活用した場合、ウッドマイレージほんのわずかで済む例も。高気密や高断熱など、できるだけ少ない燃料であたたかい空間をつくることにも長けています。当然ながら古民家再生のノウハウは都市の木造化にも適応できます。つまり、木造建築の原点に立ち返り続けてきたことが追い風になっているのです」

◎木造建築の設計と施工を、自社大工とともに。

大手ゼネコンや一般的な工務店では手がけるのが難しい木造建築分野で力を発揮する武部建設。ところで、就活生にとってココで設計・施工管理者として働くことの魅力はどんなところでしょう?
「例えば、建築を学ぶ学生さんの多くは建築事務所の設計士を目指す傾向にありますが、この一握りの座につくのも熾烈な争い。では、大手ゼネコンやハウスメーカーはどうかというと、分業化が進んでいるため、設計なら設計、施工管理は施工管理と一つの役割しか担えません。しかし当社では、そのどちらも担え、自分で描いた絵を、自らつくり出していく手応えが得られるのが大きな魅力でしょう」
さらに、同社では大工を自社で雇用しているのも強み。設計段階からつくり手と打ち合わせした上で、顧客に寄り添いながら一気通貫してものづくりができるのは大手では絶対に得られない経験です。
「非住宅の建築物や古民家再生も、木の扱い方や伝統技術を知る経験になります。何より、都市の木造化・木質化が進んでいくにあたり、木造建築の設計と施工をどちらもできるのは希少な人材。必ず自身の成長につながるはずです」

◎設計の際に施工を分かっている事が大きなプラスに!

最後は室蘭工業大学の工学系学部出身の岩木さん。自身の希望で大工として入社。3年間の大工見習期間を経て、2022年4月から設計・施工管理者として働いています。
「大学在学中、札幌の設計事務所でオープンデスクやインターンを経験。好みの建築の施工を担っていたのが全て武部建設でした。僕は昔の建物を見るのも好きで、かつては大工の棟梁が設計からすべてを考えてものづくりをしていたことに心が惹かれていったんです。つくり手を経験するなら若いうち。好きな設計を自らの手でつくるなら武部建設。そんな思いで入社しました。」
木という自然素材は曲がりや向き、生かし方があり、それらを墨付けや手刻みで建築物につくり上げるのは他では得難い経験だったとか。設計・施工管理者となった今も、つくり手側の目線を持っているのは強みとなっています。
「現在は古民家再生事業として宿泊施設の施工管理を担当しています。大工の得意・不得意を見極めてモチベーションを保てる人選をするのも腕の見せ所です」
今後、設計をする際、木造建築や古民家再生の施工管理を担った経験は必ずプラスになると目を輝かせました

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