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就活準備ガイド 選考対策編 「何か質問はありますか」と聞かれたら。逆質問の具体例と考え方。

2023年2月28日 公開

面接の最後に「何か質問はありますか」と言われ、質問が思いつかず困った就活生もいるのではないでしょうか。どういった逆質問をしたら企業に評価されるのかも気になるところです。本記事では逆質問を促す企業の意図や適切な逆質問の例文、注意点などについて解説しています。

逆質問をさせる企業の意図

■そもそも「逆質問」とは?

逆質問とは面接の最後に「何か質問はありませんか」と問われ、就活生から面接官に質問することです。企業が逆質問をさせる意図について、いくつか見ていきましょう。

■なぜ「逆質問」をさせるのか

・志望度や関心度を図るため
逆質問を通じて、企業への志望度や関心度がどれほどあるのかをチェックしています。本当に企業に関心があれば、企業のサイトや求人を見て自分から情報収集しているはず。こうした情報収集で見つからなかった点や気になった点を質問すると、企業への関心度合いをアピールできると共に、きちんと下調べや準備をする人物であることも印象付けられるでしょう。

・質問力を試されている
ビジネスの場ではさまざまな人と仕事をする機会が多いので、疑問を相手に伝わりやすく質問する能力や、わからないことを聞ける素直さが大切です。面接は、そんな「質問力」を試す場でもあります。面接という緊張する場において、自分の頭の中を整理して相手にわかりやすく伝えられれば、良い評価にもつながりやすいでしょう。

・企業との相性を見極める
質問内容から就活生がどのようなことに関心を持っているのか、どんな性格なのかを読み取り、企業と就活生との相性を見ています。例えば、自発的に活動する人が多い社風の企業や、積極性が重要な企業があるとします。そこでの逆質問として、「私は○○の資格を持っていますが、入社前に今から取り組んでおくと良いことや、他に勉強しておくことはありますか?」という質問であれば、資格を持っていることのアピールとともに積極性があり、前向きな性格という印象を与えられるでしょう。

「特にありません」はNG?逆質問の考え方と注意点

逆質問で、「特にありません」はアリなのでしょうか?また、どんな質問でも良いのでしょうか?続いては逆質問の考え方や注意点について見ていきます。

■「特にありません」はNG?

「特にありません」と答えたから絶対に落ちる、とは言い切れないものの良い印象にはならないでしょう。志望する意欲が高くないと判断されたり、入社後にわからないことがあっても質問しない(=成長が見込めない人材)と評価される可能性もあります。どうしても質問内容が浮かばない時は「特にありません」ではなく、「会社説明会や本日の面接で疑問が解消されたため、ありません」などと、逆質問がない理由をきちんと伝えましょう。

■こんな逆質問は注意しよう

・給与や福利厚生について聞く
条件面を真っ先に聞いたり、この質問だけで終えたりすると「お金にしか関心がない人」と思われるおそれがあります。

・募集要項にある内容や、すでに説明を受けた内容を聞く
前者の場合は下調べ不足、後者の場合は話を聞いていない人物だという印象を与えてしまいます。

・あいまいな質問や「はい・いいえ」としか答えられない質問
「やりがいはありますか?」「楽しいですか」などは「はい・いいえ」でしか答えらず、話も広がりません。

・面接官が答えられない質問
特定の部署や業務に関する細かすぎる質問をされても面接官は答えられません。また財務状況や取引先の情報なども、情報保護のため回答できません。

■逆質問は、こんな風に考えよう

考え方としては、企業やその業界について調べた際に、自身が気になった疑問点を質問するのが良いです。一つだけではなく何個かリストアップして、面接官の職種や役職によって質問を使い分けることを意識しましょう。一次・二次の面接では、役員クラスではなく一般の社員が対応する場合が多いため、仕事内容などのリアルな話を聞くのがおすすめ。実際に働いている人の話を聞くことによって、入社後の働き方をイメージすることができます。最終面接などでは役員や社長が面接官として質問してくることもあります。その場合、企業の経営戦略や、事業の将来性といった企業全体が関係した質問も考えておきましょう。

逆質問の例一覧

逆質問の例文を、仕事内容と経営戦略・事業の将来性に分けてまとめてみました。

■仕事内容について
仕事内容についての質問は、現場で働いている社員や取りまとめる役職の面接官へ質問するのがおすすめです。

【逆質問例】
・始業から終業までの業務スケジュールを詳しく教えてください。
・チームや部署での目標達成のために、どういった取り組みをしていていますか?
・顧客を対象に、何人のチームでどれくらいの期間をかけて仕事をしていますか?
・仕事をしていて楽しかったこと、辛かったことを教えてください。

このように詳しい仕事内容の説明を質問すると、入社後のギャップを最小限に抑え、ミスマッチを防ぐことができます。特に自身が希望する配属先の面接官であれば、積極的に質問を重ねてみましょう。

■経営戦略・事業の将来性について
経営戦略や事業の将来性は社長や役員との面接で質問するのがおすすめです。

【逆質問例】
・重要な経営判断をする際に重視していることは何ですか?
・5年後、10年後に描いている経営ビジョンを教えてください。
・現在は○○事業に力を入れていますが、今後注力していきたい事業はありますか?
・これほどまでに成長した御社の一番の要因はなんですか。

上記のような長年企業に勤めていないと難しい質問は、社長や役員がいる最終面接でおこなうのが良いでしょう。会社の規模にもよりますが、こうした役職者は入社後に話す機会が減るため、この機会に経営ビジョンを聞いておくのがおすすめです。

まとめ

◎企業は逆質問で志望度の高さや企業との相性をチェックしている
◎「特にありません」はNGで、質問内容にも注意して考えることが必要
◎質問例文を参考に、面接官によって使い分ける
◎逆質問は自分をアピールできるチャンス

就活準備ガイド 選考対策編

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