2019/02/11[mon] update

転職ストーリー【株式会社調和技研】

システム保守からAIの研究への転職ストーリー【株式会社調和技研】

株式会社調和技研は約10年前に創業した「北大発認定ベンチャー企業」。北海道大学の研究室と連携しながら、企業のビジネスや暮らしに役立つAI(人工知能)技術を研究しています。今回は研究員の加藤雄大さんの転職ストーリーをズームアップ!

世の中に役立つAI技術を提供できる環境です!

研究員/加藤雄大さん
東京のIT企業で同僚だった奥様とご結婚。1年ほど前にお二人で北海道へIターン。冬の休日にはスノーボードに出かけるのが趣味。

新しい物や価値を生み出したくて。

加藤さんのご出身は愛知県名古屋市。SFアニメのデジタルな世界観や手に職が付くイメージからプログラミングに興味を抱きました。
「高校生のころには独学でプログラミングの勉強を始めました。卒業後は市内の大学に進み、情報処理系の学部でAIを学べるコースを選びました」
ところが、学びを深めるうちにコンピュータの基礎となるOS(オペレーションシステム)に関心が高まり、大学院ではその研究に打ち込みました。
「就職先に選んだのは研究で得た知識を生かせる東京のIT企業で、そこではメールのやり取りに必要なサーバーと呼ばれるコンピュータの管理などをしていました」
具体的には、サーバーのトラブルやアプリケーションの不具合の原因を突き止め、通常通りに修復する業務なのだとか。時には夜中に電話が掛かってきて、緊急対応することもあったそうです。
「夜間作業や残業には手当てが支払われるので待遇に不満はありませんでした。ただ、現状のシステムを維持・保守する仕事ではなく、新しい物や今までにない価値を生み出したいという気持ちが強まってきて転職を考えるようになったんです」
入社から6年目。転職エージェントを通じて紹介されたのが調和技研の研究職でした。

目の断面図から眼病を検出するAIを研究中。

東京といえばIT企業がひしめき、転職先の選択肢が多い印象。北海道の調和技研を選んだ決め手は何だったのでしょうか?
「調和技研は北海道大学と連携しているので、イチからでもAIの専門性が身に付くと思いました。ゆくゆくは絶対に面白いことができるという期待感が高かったんです」
加えて、加藤さんにとって北の大地で働けるのも大きな魅力でした。実は奥様が学生時代を北海道で過ごし、ご自身も前職の研修で札幌市に3カ月暮らした経験があるといいます。食べ物がおいしく、住みやすい気候へのあこがれもあり、昨年の1月に調和技研に転職しました。
「当社の業務はエンジニアというよりも研究分野の色合いが濃いのが特徴です。最初のうちは、AIにまつわる出版物を読みあさったり、北海道大学の研究室で学んだり、論文を読んで応用技術を考えるなど知識を深めていきました」
一方、前任者からは目の断面図から眼病を検出するAI技術の研究業務を引き継ぎました。
「画像ごとにどんな病気なのかを医師に診断してもらい、そのデータをAIに学ばせて精度を高めているところです。医療機器の実用化は法律の壁もあってなかなか難しいのが現状ですが、自分の研究結果が人の役に立つと思うとハートが燃えるんです」

トップとの距離が近く、決裁がスピーディ。

加藤さんがここ最近取り組んでいるのは、道内の精肉加工機メーカーとの共同開発。企業秘密のため詳しくは話せないようですが、食品製造の機械に肉の画像を認識するAI技術を搭載するための研究なのだそうです。
「お客様の元に出向いて直接お話しするのも楽しいですし、自分の研究した技術が人々の身近なところで活躍できそうな予感にも面白みを感じます」
調和技研は一般的なIT企業とは異なり、研究内容を発表することでお客様からの依頼を獲得することも多い会社。具体的な納期が決まっているケースが少ないことから、心にゆとりを持って働けるのもメリットです。
「トップとの距離が近く、無駄な稟議や決裁が必要ない環境も気に入っています。小さなことかもしれませんが、サーバーや加湿器を導入したいという要望にもすぐに応えてくれるんです」
最後に、新しい技術や価値を今後も提供し続けたいと語気を強めた加藤さん。AIの世界といえども、その開発の原動力となるのは人の思いなのですね。

加藤さんの仕事履歴

16歳/独学でプログラミングをスタート。
18歳/大学の情報処理系学部に入学。大学院ではOSを研究。
24歳/東京のIT企業に就職。
30歳/AIの研究に打ち込める環境、北海道の大地へのあこがれから調和技研に転職。【TURNING POINT!】
31歳/医療や食品製造の分野に役立つAIを研究中。

先輩からのメッセージ

加藤さんは業務としてAIに携わったことはありませんでしたが、非常に研究熱心。自ら本を読んで勉強するなどすぐに重要な戦力に成長しました。一方で、チームのコミュニケーションを活発にしようという意識も高く、バランス感覚に優れています。そのため、近々、海外拠点を立ち上げるための現地視察にも同行してもらう予定です。今後は経営者の視点を持って、一緒に会社を盛り上げてくれることに期待しています。
代表取締役/中村拓哉さん

株式会社調和技研

札幌市北区北21条西12丁目2 北大ビジネススプリング 305号室
TEL.011-717-7017
https://www.chowagiken.co.jp
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