
経験無夫さん(仮名/34才)
希望職種/営業職
大学卒業後は、建築会社に就職。総務や人事の仕事を12年経験しましたが、顧客と直接触れ合うような仕事を経験したいという気持ちが芽生え、転職を決意。未経験ながら、保険会社の営業職に応募しました。
(1)前職で取り組んだことが具体的に書かれています。さらに、実績や成果は数字を入れることでエピソードのリアリティーが増します。
(2)従業員数や売上高などを書くことで、仕事のスケール感を表現することができます。同じ勤怠管理でも、従業員数10人と100人では印象が異なります。
(3)職務内容は箇条書きにするなど、見やすさを工夫することが大切です。各業務でどんな仕事に携わったかを説明しましょう。
(4)身につけたスキルをどう活かすのかを伝えましょう。「貴社の売上に貢献」など、具体的な目標を掲げてもOKです。
これまでに身についたスキルと志望職種との関連性を見つけましょう!
未経験の職種へ転職を目指す人が職務経歴書で気をつけたいのは、過去に携わった職種と希望する職種の関連付けです。前職で培った技術やノウハウがいかに優れていても、志望先でその技術を必要としていなければ、採用担当者も魅力を感じないでしょう。
重要なのはそれぞれの仕事における共通項を見つけることです。例えば、経験無夫さんは前職で培った“ヒアリング能力”は、保険の営業でも不可欠な資質と考えアピールしています。
また、課題に取り組む姿勢を強調することで、「初めての仕事にも前向きに取り組むだろう」と、採用担当者にイメージさせています。
未経験というマイナス要素を補うためにも、自分がどんな資質を持ち、どんな姿勢で仕事に取り組むのかを、職務経歴書で表現することが大切です。
この経歴書のアドバイザー:北海道アルバイト情報社 キャリアアドバイザー/佐藤宏平