株式会社 匠（たくみ）

平成22年のスタート時はわずか3人の線路の作業集団でした。しかし、その後入社してくれた社員たちに地道に作業の手順を教え、さらに向上心のある人は管理職に育てることで業務の幅が次第に広がり、今日では社員数約30名、年商7億円を誇り、JR北海道や関連企業から直接仕事を受注できる実力派企業へと成長しています。担当者様からは「JR線路の保守に、匠さんは絶対に欠かせない」という評価も頂いています。
現在の業務は軌道工事と呼ばれるもので、線路の点検のほか、枕木やレールの交換、踏切の撤去、除雪など。ときには重機も使用しますが、手作業も多く作業はとてもシンプルです。拠点は札幌、函館、北見で、在来線はもちろん今後は期待の「北海道新幹線」の業務の割合がグンと多くなりそうです。
勤務時間は作業員の安全を考え、列車が走行しない終電から始発までの夜間です。ただ会社からの移動時間も勤務に含めるため、実労働時間は5〜6時間と短めです。
体を使う仕事は他にもありますし、建築や土木は夜仕事でもないでしょう。ただしJRと強い信頼関係があり、北海道新幹線の業務も担当する弊社の安定性はバツグンです。まずそこが弊社の第一の特徴です。

弊社には様々な方が入社してきます。稼ぎたい人、体力に自信がある人、移住した人、コミュニケーションが苦手な人や引きこもりまで実に多彩です。みなさん最初こそ見習いでしたが、今は役職や自分だけの役割を持って、一人前以上に働いています。
私が高校中退ということもあり、人生の苦労は分かりますし人を見かけで判断もしません。だからといってどなたでも歓迎とはいえません。人命を運ぶ線路の仕事なので、応募者の人柄はしっかり見定めたい。その場となるのが面接です。
面接では全てを話します。夜勤が合わない人もいること、経験があっても一年生スタート、まずは私の指示通りに動いてほしい…など。逆にあなたの話も聞きます。苦手な事や事情があるなら伝えてほしい。包み隠さず話し合って互いが「大丈夫」と思えたならぜひ入社してください。その瞬間から自分はあなたを全力で応援します。反対にどちらかが「うまくいかない」と感じたなら入社は止めましょう。そのくらいオープンで効率的な面接をするつもりです。
長く働く環境を作るのが私の使命。足腰が辛くなっても事務や関連会社の軽作業など、次のあなたの居場所を必ず用意していきます。ご安心ください。

JR北海道や新幹線の仕事という安定さと包み隠さず話してくれる社長に惹かれて、11年前に飲食業から転職しました。ベテランだけでなく20〜30代の若い社員も多く、みんな明るい顔をしていたことにも好印象を持ちました。
最初は道具運びや枕木の入換えなど簡単な仕事から始めます。最初の頃は筋肉痛になりますが、2〜3カ月で体の使い方もうまくなり辛さも感じなくなります。ここが一番のハードルかも知れませんね。
うちは入社時こそ作業員ですが、経験を重ねたら全面的な会社支援で「責任者」「重機」「見張り」などの有資格者になることができます。もちろん作業員を続けるのもOK。どちらにせよ「その先を自分で選べる」のがとてもいいと思います。ちなみに自分は3年目に社長に勧められ責任者の資格を取り、そこからはチームリーダーとして作業指示などを担当しています。
ヘルニアになった先輩を社内事務に異動させたり、体が不自由になった作業員を見張り役にしたり。社員を使い捨てせず、リアルな定年まで雇い続けてくれる社長には本当に頭が下がります。
夜勤の体力仕事なので誰にでもとはいえませんが、自分たちのようにバシッとハマる人には最適だと思います。

前職は窓サッシの施工。先の見えない会社だったこともあり給与重視で転職先を探す中、運良く出会えたのが匠でした。入社時の基本給は目を見張る金額ではありませんでしたが、毎年三百〜千円の幅でアップする日給（五百円として毎年12万円アップ）のほか、現場・家族・燃料手当に加え、責任者となってからは資格手当も頂いており、賞与抜きでも前職の年収の1.5倍以上となっています。かなり貯蓄にも回しています。
重いレールなどを運ぶので、日々の作業はチームワークが最優先。とはいっても、ウチはテキパキ動ける人ばかりではなく、動作が遅い人もいます。でもそれを「遅い」「下手」などと叱らないのが、ウチの会社の大切なルール。叱ると萎縮してしまってチームはガタガタになり、結局納期にも間に合わなくなるからです。入社したての人やリズムをつかめない人には、軽作業や負担の少ない作業で慣れさせる…これを徹底することで、職場に信頼関係とチームワークが生まれてきます。（物覚えが悪かった自分の実体験でもあります）
新しい寮が完成するのでそちらに引っ越します。給与やポストだけでなく、住まいも気にかけてくれる会社の温情には本当に感謝しています。

コミュニケーションが苦手で長らくトラック運転手を続けていました。ただずっと一人なので仕事にはりあいがなく給与も頭打ちに。いろいろ転職先を探しましたが、唯一、内気な自分でもチームで働ける職場だったのが匠でした。
入社を検討する多くの方が、夜勤を気にすると思います。自分も昼夜の逆転は不安でしたし、実際最初の数ヶ月は眠い日もありましたが、結果的には「慣れた」という感じです。時期によって変動はありますが、日曜の夜（22時）から夜勤スタートでその週の金曜の朝に帰宅し、その日と土曜日はお休み。日曜の夜からまた夜勤スタートというのが基本です。週末は55時間以上の自由時間がありますし、ウイークデイの昼間も家の用事を済ませられるので、今はむしろこの方がいいという気持ちです。人によると思いますが、自分の場合は夜の壁は、全然低かったですね。
入社して7年目。今の現場は札幌駅周辺で10名ほどのチームで向かいます。ウチの会社は「積極的タイプ」は職長などに、自分たちの様な「支えるタイプ」は職長の指示に従って行動する役割を担います。どんな性格も否定せず、その人が自信を持って働ける場を考えてくれるのがウチのいい所です。