2017/08/21[mon] update

人事担当も納得の職務経歴書【ホテルスタッフへの転職】

ちょっとした心がけや簡単なテクニックで、印象から伝達力、好感度まで格段にアップするのが職務経歴書。キャリアコンサルタントの赤坂氏が、ビフォーとアフターの経歴書をもとに、人事が採用したくなる経歴書の書き方を分かりやすく伝授します。

アパレル販売員からホテルスタッフへの転職希望。
北海じょぶ子さん(仮名)の場合。

北海じょぶ子さん(仮名)のプロフィール
小樽出身、29歳。服飾系専門学校を卒業後、札幌中心部に店舗を構えるアパレル会社に販売スタッフとして就職。2年前から店長を任され、やりがいや責任感も感じていたが、扱う商品が10代〜20代のブランドのため、この先長く続けていけるか不安に。同業界で年齢層が上のブランドへ転職も考えたが、ちがう業界の好奇心と、ホテル業界はひとつ上の接客を学べるイメージがあり、大手ホテルのフロント業務へ転職を目指して作成した職務経歴書です。

【BEFORE】人事担当者が「あっけない…」と感じる職務経歴書

(1)業務をただ羅列するだけでは、人となりが伝わらない。

(2) 「一身上の都合」は可もなく不可もなくの印象。

(3)資格ではなくても、自己PRにつながる「何か」があるともっと良い。

(4)せっかくの職務経歴、自己PRを記さないなんて…

(5)ネガティブな転職理由からの志望はマイナスイメージ。

(6)自分中心の志望理由だけではNG。特に本来やりたかったというのは担当者には好まれない。(できなかったのは適性が無かったからでは?と疑われるかもしれない)

【AFTER】人事担当者が「会ってみたい…」と感じる職務経歴書

(1)職務内容は行ってきた業務を羅列するだけでなく、どのように工夫したか、どのような考えを持って業務にあたってきたかなども記入しましょう。

(2)具体的に記入することで、行動的で前向きな印象を与えます。

(3)こんなところにも創意工夫に取り組む性格が垣間見られます。

(4)担当者はこの一文に自己管理能力の高さをイメージするでしょう。

(5)退職理由、より良い印象を与えるためには、前向きな視点を入れるのがオススメ。

(6)資格取得に至らなくても、勉強中という表現であれば記入したほうがいいでしょう。ただし転職先で必要と思われるスキルに絞って記入すること。

(7)自己PRが記入されていない、もしくはアピール項目が少ない職務経歴書が多い傾向にあるので、箇条書きでもできるだけ多く書きましょう。

(8)自己PRは転職先で必要なスキル(チームワークが得意、時間管理を徹底、トラブルを冷静に対処、物怖じせず接する)に絞ること。関係のないスキルを書いては逆効果になることも。

(9)志望理由は必ず前向きな内容に。転職先にとって有益な人材となることを印象付けましょう。

(10)事前にこのホテルのホームページ内の「多様なお客様」というキーワードをあえて盛り込み、企業研究をしていることをアピール。ナイスなテクニックです。締めの一文は前向きさも伝わりますね。
今回もちょっとした気遣いや工夫を加えるだけで、応募者の印象や好感度がグンとアップすることが伝わったと思います。ポイントにしたのは「これまでの自分」と「転職先」を上手につなぐということ。主な職務はもちろん、退職理由、自己PR、志望動機などすべての項目において、ありのままを書くだけではなく、それが転職先のホテルや職場にどういかされるのか、どんな有益なことを生み出すのかを明記すると、担当者に“さらに効く”職務経歴書になるのです。

解説/キャリアコンサルタント 赤坂武道氏

北海学園大学キャリア支援センターにて11年間にわたって就職指導を担当し、在職中は2万人を超える学生を指導。2016年同大学を退職後、キャリアコンサルタントとして独立。就職支援・キャリア支援のプロフェッショナルであり、キャリアデザイン研究分野では北海道において第一人者。
株式会社エス・イー・ジャパン 代表取締役
北海学園大学大学院研究科博士課程単位取得/経営学修士(MBA)/米国CCEinc認定GCDF-japanキャリアカウンセラー資格(資格歴11年)/キャリアコンサルタント(国家資格)
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